台湾でバナナを苗から栽培して収穫後に試食するプロジェクト最終編のその後をレポートします。
台湾移住後に始めたバナナ栽培の全てのプロセスと記録
台湾に移住後、2013年5月にバナナの苗を育て、その苗が成長し、やがて2014年11月末にバナナが結実して、見事おいしいバナナを自分の手で収穫して食べるまでの記録は柿をご覧ください。
台湾でバナナ栽培に挑戦プロジェクト|【前編】2013年5月~11月
農業素人が台湾でバナナ栽培をしてみた結果|【後編】2014年1月~10月
台湾で植栽・栽培・収穫したバナナの味はいかに?|【最終章】2014年11月
先回バナナの収穫をしたのがバナナを植栽して1年半後の2014年11月でした。そして、その後は冬の季節に入ってしまい、特にバナナの樹はほとんど変化はありませんでした。実は台湾の冬期もそこそこ寒く、バナナも亜熱帯か熱帯の植物のため、寒い時期は成長が止まるようですね。
4月に入り、私の住む台中では、最近は日中の気温は随分と温かくなり(いや少し暑い)、周りを見渡してみても植物が成長しているためなのか、緑色が多くなったような気がします。そして、ついにバナナの樹にも再度変化が現れました。
バナナの子株が成長して再びバナナが結実する!?
現在のバナナの樹の高さは、5mくらいはあるかと思います。幹の太さは、最も太い根元の部分では、直径40cm近くあるかと思います。そして、気温が少しづつ上昇してきたためか、太い親株の根元から小さな子株が何本も生えてきています。現在のバナナの樹の画像を掲載しておきます。
左側上部に何かぶら下がっているのが分かりますか?
それではもう一枚、ズームアップした画像でご覧ください。
バナナの花のような大きなものがぶら下がっています。これはもし結実すれば、かなり大きな房になりそうです。バナナの花はやがての苞(ほう)という部分が1枚ずつめくれて、バナナの実(み)が顔を出すようです。その後、3か月ほど経過すると、ひとつひとつの実が少しづつ大きく育つと収穫することができるようです。予定では、結実して収穫するまでにはあと4ヶ月くらいはかかりそうです。収穫までの過程は、バナナの樹に何か大きな変化があった時にまた報告します。
台湾に来て以来続けているバナナ栽培についての続報レポートです。このブログを以前からご覧頂いている方は、バナナ栽培について何度も記事にしていますのでご存知とは思いますが、台湾でバナナの苗からバナナを栽培するプロジェクトを個人的に始めて、遂に昨年、バナナの栽培に成功して収穫し、美味しいバナナを味わうことができました。
つぼみからバナナが成長する過程を公開
そして、今回は、以前収穫した親株から分派した子株が大きくなり、再びバナナの房が成長し始めています。バナナは1本の樹からは一房しか収穫できずに、収穫が終わるとそのバナナの樹からは、もうバナナが実らないため切り倒すことになります。今回は、2本の子株から同時に結実し始めました。
そこで、今回はバナナの成長過程を画像を使い、簡単にご紹介してみたいと思います。
下記は、以前の記事でご紹介したバナナが開花する前のつぼみ(苞)の画像です。
そして、その花が開花し始めた状態の画像は下記のようになります。
その後、花の根本付近が少しづつ膨らみ始めて小さなバナナの実が出来始めます。
ある程度、バナナの房が大きくなったら、先端についている苞を切り落とします。(このようにしないと結実したバナナは成長しないようです)
そして、切り落としたバナナの苞が下記の画像です。一枚一枚バナナの苞を剥いでいくと、まだまだバナナの花がたくさんあります。バナナの花はサラダなどで食すことができるそうですが、未だに挑戦したことがありません。
バナナ栽培の成長を苞が出来始めた後の過程を簡単にご紹介すると上記のようになります。昨年、結実したバナナは、台湾バナナらしく味が濃厚で食感はネットリとしていて、とても美味しかったです。今回のバナナも数ヵ月後には収穫できそうですので楽しみです。
《追加情報》
バナナの実は夏頃に収穫でき、食べてみましたが、やはり台湾バナナ特有のネットリとした密度の高い果肉で、味は収穫時には甘さと酸っぱさのバランスが絶妙です。私は只単純に甘いだけのバナナよりも少しだけ果物特有の酸っぱさがあった方が好きですので、収穫して時間が経過していない新鮮なバナナが好みです。
この後も他の子株から次々とバナナの房が現れ、バナナが結実し始めました。途中、台風に煽られて、1本のバナナの樹は倒れてしまい結実には至りませんでしたが、その他にも2本のバナナの樹から収穫できました。土地があればバナナパークでも創ってみたいものです。
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