台湾でのお寿司文化|台湾人はスシが大好きで争鮮回転寿司が大繁盛

台湾でお寿司文化が社会に浸透しきっていることについて、台湾現地からレポートします。初めに一言で結論を言っておくと、「台湾人は寿司が大好き」です。

昔の話になりますが、20年位前にも台湾には回転すしのお店がありました。そして、現在では、台湾のどこへ行っても、お寿司屋さんがあります。それらのお寿司屋さんの多くは、回転ずしです。

 

台湾の回転寿司チェーン「争鮮」

台湾全土で最も多く店舗を出店している回転すしチェーンは、スシエクスプレス(SushiExpress、争鮮回転寿司)です。私もスシエクスプレスには、よくお世話になっていて、何度もこの回転寿司チェーンに足を運んでいます。

回転寿司のシステムは日本と全く同じです。お店に入店すると、空いている席に案内されます。そして、その後は自由に、おしぼり、箸、お茶、醤油小皿などを自分で用意し食事の準備は完了です。

最初に、汁物類(みそ汁など)は店員に注文します。日本と同様に、汁物類は待っていてもレール上には回ってきませんので、先に個別に注文してから、回転しているレーンの中から食べたいお寿司を自分で取って食べるという手順になります。

それでも、日本とは少し違うところは、日本では注文が全て自動化されている回転寿司が多いですが、台湾ではどうしても欲しいネタは自分で注文して作ってもらうようです。

台湾の開園寿司では気のせいかもしれませんが、醤油が少し甘く感じたりすることがあったのですが、今回の回転寿司屋の醤油の味は日本のものと同じでした。ワサビや緑茶も日本の回転寿司と同じようです。

肝心のネタの種類は日本と比べると少ない気がします。そのため、あまり多くないネタの中から好きなネタを見つけて、1点張りで集中攻撃をするとコスパが高く感じます。日本では絶対にないような台湾独特のネタもあります。肉鬆の海苔巻とか・・・原価安いだろうね(笑)。

ネタ自体は日本のものとあまり変わらない気がしますが、ネタの種類が少ないことと、心なしかネタもシャリも小さく少ない気がします。そして、肝心の値段は、基本的には、全て均一価格で一皿30元ですので、丁度100円くらいです。価格は日本と同じくらいですので、台湾では少し高く感じます。そのため、さすがにお腹のすいた肉体労働者が回転寿司でガツガツ食べる雰囲気ではないです。

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今回は大人2人と子供2人で35皿分喰らいました。これで適度にお腹一杯になります。

結論は日本の回転寿司と全く同じとまではいかないけど、約20年前の台湾の回転寿司と比べると格段に進化して、美味しくなっています。

 

争鮮回転寿司のテイクアウト専門店

下記の画像は、小腹が減った時に私が台鉄台中駅で購入したスシエクスプレス系列のお寿司です。

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もう少し画像を大きくしてみますので、よくご覧ください。

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お寿司一貫一貫がビニール製の包装で包まれていることが分かると思います。駅構内で販売されているようなお寿司のファストフード店では、1貫は10元で販売されています。

回転寿司の店舗で提供されているお寿司(30元/2貫)と比べると、少しだけシャリも少なく、ネタも小さめな気がしますが、価格は少しだけ安いですね。

自分がほしい種類のお寿司をビニールパックに入れて購入します。よく観察していると、ここでもお昼時ではないのにも関わらず、お客さんが絶えずお寿司を買い求めています。

 

寿司は台湾の食文化の一部になった!?

価格的には、台湾でも日本でも日本円にすると、一皿100円程度ですので、ほとんど値段は変わらないか、円安の影響を受けて、単純比較すると日本よりも台湾の方が一皿の単価は少し高くなるかもしれません。また、GDPや生活物価の違いを加味すると、台湾での回転寿司は少し贅沢な食事になるように思います。

回転寿司で出されるようなお寿司は、食品スーパーでも販売されていて、価格も大体同じくらいで変わりません。もう、台湾のどこへ行ってもお寿司が食べたければ、見つけられるくらい台湾の社会に浸透しています。

そして、回転寿司チェーンのお店に行くと、子供も含めて老若男女問わず、台湾人の食習慣の中の一部になっていることを感じます。例えば、台鉄台中駅でも高鉄台中駅でも、回転寿司チェーンのお店が出店していて、お客さんが絶えません。

日本の回転すし屋で提供されているお寿司と比べると、同じか少しだけ味が異なるようにも感じます。その違いが、酢飯の酢の量なのか、醤油の味の違いなのか、その両方なのか、は未だによく分かりませんが、若干異なる気がします。

それでも、20年前に台湾で食べた回転寿司と比べると、比較にならないくらい味が向上しています。台湾では、2014年にも日本のくら寿司が台湾に1号店を出店して進出してきています。

今後は、さらに本格的なお寿司屋が、高級感を売りにして台湾人の胃袋を掴みに来るような気がします。お寿司文化は、もはや台湾の食文化の一つになりつつあると実感しています。

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