台湾の公園でペットとし犬を散歩した場合のペットのウンコについての罰則についてご紹介します。
台湾でも近年はペットブームなのでしょう、犬を連れて公園を散歩している方をよく見かけます。
日本と同様に、柴犬、プードル、マルチーズ、シーズー、ポメラニアン、ダックスフンド、コーギーなどの犬種が人気のようです。
その一方で、ペットを散歩時のマナーが悪いのか、他の要因があるのか、台湾では公園や街を歩いているとペットの糞と思われる汚物をよく見かけます。
台湾でのペットの散歩時のマナーはどのようになっているのか?
台湾でペットなどの糞に関する法律はどのようになっているのか?
そのような疑問に対して、現地の状況を画像を交えながら詳しく紹介します。
台湾でのペットの散歩時のマナー
台湾では公園などの街を歩いていると、かなりの高確率で犬や猫の糞を踏んでしまうというアクシデントを経験します。
そのため、台湾では街を歩く時には下と向いて歩く習慣が付いてしまいました。
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日本では、多くのペット愛好家たちは犬を散歩する時は少なくても、ビニール袋を持ち歩いて、犬の糞の後始末をするのが、ペットを散歩する時のマナーの常識となっていますね。
それでは、台湾では犬などのペットを散歩をする時にはどのような暗黙のルールがあるのか?
台湾でも、公園などでペットを散歩させる時には、犬の糞の後始末をするために、ビニール袋を持っている方が多くいます。
ところが、公園には犬の糞と思われるものを頻繁に見かけられますが、これはなぜなのでしょうか?
その答えのヒントは下の画像にあります。
上の画像のように公園などを歩けいていると、犬はリードを付けた状態ではなく、放し飼いにされていることも多いです。犬には首輪が付けられているため、おそらくは飼い犬だと思われますが・・・。
飼い犬以外にも野良犬がそこらじゅうにいたり、野良犬か飼い犬か分からないような犬も街のあちらこちらにいます。
そのような犬たちは、あたり構わず放尿したり、ウンコをしますので、公園にも汚物が残されることになるのでしょう。
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台湾でのペットの糞についての法律
台湾の公園ではこのようなペットに対して、どのようなルール設定をしているのでしょうか?
ペットとして公園を散歩した犬がウンコをして、飼い主がそのままウンコを放置した場合はどのような罰則になっているのでしょうか?
公園内には上の画像のようにペットの糞について警告する案内が設けられていました。
案内で表示されている内容は、下記の通りです。
- 犬のウンコ放置で1200元から6000元の罰金
- 犬のウンコの後始末をするための用具を持っていなかった場合は、600元から3000元の罰金
上記のようになっています。
この罰則は、犬としか明記されていないため、猫の場合は問題ないのかなと思ったのですが、下記の法令の通り、全てのペットが含まれるようです。
有下列情形之一者,處新臺幣一千二百元以上六千元以下罰鍰。經限期改善,屆期仍未完成改善者,按日連續處罰:
一、不依第十一條第一款至第七款規定清除一般廢棄物。引用元:廢棄物清理法第50条
下の画像で台中市の公園に関する条例では、罰則は2000~10000元の罰金となっています。
上の環境保護局の罰則とは金額が異なるため、それぞれ別の罰則が適用されるとすれば、二重の罰金が科せられるのかもしれません。
更に、日本では町長や区長にあたる首長である里長の名前で、以下のような喚起看板もあります。
以上のように、台湾での公園では、ペット犬の散歩は気軽にできますが、犬のウンコに関しては随分厳しい条例などのルールがあり、清潔に保たれるように法整備がされています。
その反面、野良犬は街の至るところにいて、市当局も野良犬を一掃するような政策は採っていないようですので、多くの場合は野良犬が公園を汚しているのだろうと思います。
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