台湾から日本へ向けて国際郵便を利用する場合の郵送方法の種類(EMS、国際郵便航空便、国際郵便船便)と料金について、台湾現地からレポートします。
国際郵便を利用して、台湾と日本の間のEMSと船便の国際郵便料金と発送から配達までの所要日数、および郵便の種類(EMS、航空便、船便)を利用してみて感じたことなどをご紹介します。
台湾で暮らしていると、台湾と日本間の荷物の移動が多くなります。日本に帰って日本から荷物を船便で台湾へ送ったり、各種手続きに際して早急に書類を日本に届けなくてはいけないことがあり、国際郵便をよく利用しています。
EMSで台湾→日本を利用した!配達に要した日数は?
以下の画像は、台湾から日本へEMSで書類を郵送した時の配達の履歴情報です。
発送日の夕方に台湾にある郵便局へ持ち込んだ書類が、翌々日の2日後の夕方には日本の配達先に配達済みとなっています。今回の場合は、木曜日に発送したため土曜日には郵便物が配達されたことになります。
一般的に、台湾と日本間のEMSの配達に要する所要期間は、2~3日とのことですが、日曜日を挟むと3日間掛かることになります。
民間のUPSやフェデックスなどを利用すれば、台湾と日本間であれば翌日には配達されることでしょうが、料金が非常に高くなります。
それでは、台湾から日本間のEMSの利用料金はいくらか?
今回利用した郵送物は書類だけのため、100グラム以下でしたので、そのEMS料金は、240元でした。
船便(国際郵便)で日本→台湾に荷物を送った!配達に何日掛かった?
それでは今度は、日本から台湾まで国際郵便の船便を利用したケースの紹介です。
以下の画像は、重さ5.1kgの荷物を船便で発送した時の配達に関する履歴情報です。
9月4日の夕方に郵便局に持ち込み、台湾の通関に9月19日に到着しています。もう少し詳しく見てみると、日本の国際交換局を出発してから台湾の国際交換局に到着するまで14日間で2週間掛かっています。
その後、通関手続きに4日間掛かり、国際交換局を出てから自宅までの配達は1日だけです。こちらの場合、日本から台湾まで重さ6キロ以下の荷物を国際郵便の船便を利用した場合の料金は2,750円でした。
以上の結果から、EMSと船便の大きな違いは料金と所要日数ということがよく分かると思います。
ところが、配達履歴を注意深く観察してみると、移動手段が飛行機と船のため日本を出発してから台湾到着まで(あるいはその逆)の日数だけではなく、通関に掛かる日数もかな異なることが分かります。
つまり、EMSの場合は優先的に通関を通過させて、船便の場合は後回しにされ、痛感の審査が優先されてはいないようです。
今回、船便で送った荷物は日本にいる時に使っていた羽毛布団を送ったのですが、しっかりと箱が開封されて荷物の中身を検査されていました。まだ、配達された箱は自宅に到着した後、開けていないのですが、箱をカッターで開封するときに羽毛布団に切り傷が入っていないことを祈るばかりです。
ダンボール箱に羽毛布団を梱包する時に、羽毛布団を思いっきり縮小させて無理やり小さめの箱に詰め込んだため、箱が丸くなってしまいました。このまま、箱をカッターで開封するとかなりの高確率で布団にカッターの刃が当たるだろうと思いながら梱包しました。通関で検査をした後、再度箱に詰め込むのは至難の業だろうなと思います。
《追加情報》
ダンボール箱の内容物の羽毛布団は通関でしっかり検査された形跡がありましたが問題なく届けられました。
台湾→日本の国際郵便を利用する方へ
日本から台湾へ国際郵便を利用するケースは多いと思いますが、台湾から国際郵便を利用することは、台湾在住などの限られた方だけしか使わないかもしれません。
台湾旅行時にどうしても荷物が多くなってしまった場合、あるいは空港でチェックインした際に受託手荷物が少しだけ重量オーバーした時などは、空港内の中華郵政で国際郵便で郵送した方が料金が安くなる場合がありますので、そのような場合にも利用価値はあると思います。
台湾から日本へエアメールを送付-書留・速達・普通郵便の使い分け
台湾移住して以来、多くのことはインターネットさえ接続していれば、なんとかなることが多いです。ところが、どうしても直筆のサインが必要な書類など郵送でなければ困るケースもあります。
そのような時に利用するのが国際郵便です。台湾では、日本と同様に郵局(郵便局)から日本に封書を送ることができます。最も早い方法は日本から郵送する場合と同様、「EMS」です。
とは言っても、EMSは速く確実に封書や荷物を郵送することが出来ますが、費用が高くなります。そこで利用したいのが、郵便の航空便(エアーメール)と言うことになります。今までこのエアーメールを利用して、台湾から日本までおおよそ4~5日くらいの日数で届けられていました。
それで、今回も同じくエアーメールを利用したのですが、1週間たっても実家のポストに届いてないとのこと!?そこで、以前利用したエアーメールの明細領収書と今回のものを比較してみたところ、何かが違っていました。
以前利用したエアーメール:掛號(書留扱い)追加手数料65元
今回利用したエアーメール:快遞(速達扱い)追加手数料30元
そして、台湾の郵局HPから調べた郵送までに掛かる必要日数が上の画像です。普通のエアーメールであれば、届けられるまでに6~7日くらい日数が掛かるようです。それでは、速達扱いの場合はどうなのか…謎ですw普通エアーメールの場合でも6~7日くらいで届くのに今回利用したエアーメールは速達扱いでも8日経過しても届きませんでした。日本の連休(海の日)を挟んだからなのでしょうか?
今回の郵便送付で、よく分かったことは、下記の2点です。
- 急ぎで重要な場合は「掛號」(書き留め)を利用すること。
- 急いでいない場合は速達なしで「普通エアーメール」でOK。
国際郵便料金と配達日数・荷物のサイズ・重量制限の規定
台湾から日本へ国際郵便で郵送する場合の國際快捷郵件(EMS)は書類と書類以外の荷物により料金が異なります。
また、荷物のサイズと重量は、下記のように制限されます。
- 荷物の重量 :30kg以内
- 荷物のサイズ:長さ(最大)1.5m以内、長さと横周の合計3.0m以内
上記の通り、基本的に料金は重量によって決められていますが、荷物のサイズが大きい場合は下記の計算式で荷物の体積から重量換算をします。
EMS国際郵便料金(台湾→日本)は、下の画像のように240元(書類:0.25kg以内)から4,030元(30kg以内)まで0.5kg単位で計算されます。
國際快捷郵件(EMS)の重量別の国際郵便料金の一覧表
重量(kg) | 書類 | 荷物 |
---|---|---|
0.25 | NT$ 240 | - |
0.5 | NT$ 340 | NT$ 450 |
1.0 | NT$ 450 | NT$ 530 |
1.5 | NT$ 540 | NT$ 610 |
2.0 | NT$ 640 | NT$ 690 |
2.5 | NT$ 770 | NT$ 770 |
3.0 | NT$ 850 | NT$ 850 |
4.0 | NT$ 990 | NT$ 990 |
5.0 | NT$ 1130 | NT$ 1130 |
10 | NT$ 1830 | NT$ 1830 |
15 | NT$ 2430 | NT$ 2430 |
20 | NT$ 3030 | NT$ 3030 |
25 | NT$ 3530 | NT$ 3530 |
30 | NT$ 4030 | NT$ 4030 |
国際郵便(航空便)の重量別の国際郵便料金の一覧表
国際郵便で荷物を台湾から日本に郵送する場合の予定配達日数は、下記の通りです。
荷物のサイズと重量の制限は上記のEMSと同様です。
重量(kg) | 料金(元) |
---|---|
0.5 | NT$ 425 |
1.0 | NT$ 480 |
1.5 | NT$ 535 |
2.0 | NT$ 590 |
2.5 | NT$ 645 |
3.0 | NT$ 700 |
4.0 | NT$ 810 |
5.0 | NT$ 920 |
10 | NT$ 1,470 |
15 | NT$ 2,020 |
20 | NT$ 2,570 |
25 | NT$ 3,120 |
30 | NT$ 3,670 |
国際郵便(船便)の重量別の国際郵便料金の一覧表
国際郵便で荷物を台湾から日本に郵送する場合の予定配達日数は、下記の通りです。
荷物のサイズと重量の制限は上記のEMSと同様です。
重量(kg) | 料金(元) |
---|---|
1 | NT$ 400 |
2 | NT$ 470 |
3 | NT$ 540 |
4 | NT$ 610 |
5 | NT$ 680 |
10 | NT$ 1,030 |
15 | NT$ 1,380 |
20 | NT$ 1,730 |
25 | NT$ 2,080 |
30 | NT$ 2,430 |
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