台湾の視覚障害者や民間施術の按摩マッサージと料金相場

台北地下街で見かけた盲目の方達の按摩サービスについて、台湾現地からレポートします。台北駅構内の地下鉄乗り場に繋がる場所で、盲目の方たちが按摩マッサージのサービスをしていました。台湾では按摩による施術は一般的に普及しています。

台北駅で見かけた按摩マッサージのクイックサービス

今回見かけた按摩は盲目の方たちばかりによるサービスです。

待合椅子も設けられていて、そこそこお客さんも賑わっているようでした。画像の通り、腰背中、肩首、足裏などの部分マッサージのクイックサービスだけのようでした。

台湾では按摩マッサージは厳密には国家資格がいるのだそうです。盲学校で3年間、訓練センターで2年間の合計5年間の学習と訓練を経て、国家資格に合格して初めてプロのマッサージ師になることができるようです。そして、台湾であんまマッサージの国家資格を所持している人のほとんどは視覚障害者だそうです。

それでは、他のマッサージ店を経営している方は、どうなのかだろうか？
これらの方達は、多くの場合、国家資格を保有せずに自分たちで協会を設立して、個別に按摩技術を伝承して、建前上は民間施術を施して運営しているのだそうです。

それでは、知覚障害者の方達が駅の地下鉄で提供していた按摩サービスの料金はいくらでしょうか？

施術料金は上記の通り、20分で200元でした。意外と料金は安いのですね。

以前、民間のあんま全身マッサージ（エロマッサージではない方）は台中では1時間600元程度と聞いたことがあります。それに、台中駅近くでは部分マッサージが10分で100元という看板を何度も見かけました。以上のことから、台湾での按摩マッサージの平均相場は1時間当たり600元ということなのでしょう。

それにしても、国家資格を保有しているマッサージ師さんでも民間のマッサージ師さんでも料金が同じくらいというのは不思議な気がします。

今回は時間があまりなかったので、マッサージをお願いしなかったのですが、いつか時間がある時に首肩のマッサージでも受けてみたいものです。