台湾で歯医者に行き観察した結果
台湾人妻が台湾で歯医者に行った時のことを台湾現地からレポートします。
先日、台湾人妻の歯の詰め物がとれてしまったため、歯医者に行ってきました。
自宅近くの歯医者を検索
今まで日本に住んでいた台湾人妻は歯医者の技術に関して、台湾人より日本人の方が優れていると思っているようです。
そのため、日本人か日本留学経験のある台湾人の歯医者はないか探してほしいということで探しました。その結果、台中市内には日本人の歯医者がいないことが分かりました。
それならと言うことで、日本への留学経験がある歯医者さんがいる歯科クリニックは…台中市内に2件あることが分かりました。どちらの歯医者さんも自宅から、それほど近くなかったことなどから、その歯科クリニックにいくことを諦めました。
台湾の歯科クリニックは共同経営も多い
結局、自宅から比較的近くて良さそうな歯医者さんに行くことにしました。
その歯科クリニックには2名の歯科医さんが勤務していて、細い人と小太りの人、各1名づつです。どうやら台湾人妻の担当は細い人の方で、その方がクリニックの院長先生でした。
日本では歯科クリニックと言えば、1人の歯科医さんが個人事業で営んでいる場合がほとんどでしょう。台湾では複数名の歯科医さん同士でクリニックを営んでいる場合が意外にも多いです。国も変われば歯科クリニックの経営方法も変わるのですね。
台湾では歯科クリニックの診察時間が長い
台湾の歯科クリニックは日本の歯科クリニックと同様、予約制です。
診察時間は、なんと午前9時半から午後9時半までです。12時間営業!
お昼休みは2時間くらいで夕方休憩が30分なので、実際には9.5時間営業となりますが、ここは台湾だから、お願いすればお昼でも、融通を利かせて診断してくれそうです。
こんなに診察時間が長いのは2人で歯科クリニックを回しているからでしょう。
台湾での虫歯の治療費はいくら?
台湾にも医療保険制度があり全民健康保険という保険証を歯科クリニックでも利用できます。
今回は歯の詰め物を粘着剤を使って、元の場所に詰め戻すだけでしたので、実際に支払った金額は初診にもかかわらず、500元のみでした。
ここでも日本円でいくらくらいだろうと計算すると、台湾の歯科クリニックで歯の詰め物を元に戻す治療は日本円換算すると、1,700円位でした。
日本であれば初診で、この治療をしたら、自己負担分(3割負担)だけで3,000円位でしょう。ということは、実際の治療費は10,000円ほどになります。
台湾で歯科治療した場合と日本で歯科治療した場合の金額比較
- 台湾の場合: 1,700円
- 日本の場合:10,000円
歯科治療した結果、台湾人妻の歯は何も違和感なく、元通りに戻ったみたいです。歯科治療の技術も、今回利用したクリニックでは日本と同じだったとのこと。
簡単な虫歯の治療をするなら、たとえ全民健康保険がなくても、台湾で治療しても問題なさそうです。
しかし何故日本と台湾では、これほど歯科治療費が異なるのでしょうね?
《追加情報》
保険適用にはなっていたみたいですが、合計500元の内訳は?
- 治療費(保険適用あり) :100元
- レントゲン撮影(保険適用なし):400元
それにしても歯の治療費安すぎですね。
台湾で初めて歯科治療を受診した結果
先日は台湾人妻の歯の詰め物が外れて、歯医者に行ってきました。自分のことではないと笑っていたのですが、今度は自分の歯の詰め物が外れた(笑)。
他人の不幸を笑うものではないな…というわけで、今回は台湾の歯科クリニックで自分が歯の治療をしたという話です。
台湾でも歯科受診の際は予約必須で受付では先払い
事前に予約を入れて、予定時間に歯科クリニックへ到着しました。受付では可愛らしい受付嬢が待っていました。
受付で名前などを記入して、全民健康保険証を出して、診察費用の100元を先払いで支払って受付終了。
ここで、またまたどうして?何故?
治療をしていないのに支払は先払制で、しかも100元(330円位)だけ。
まあ受付費用と言うことで100元を先払して、治療後に追加料金を払う仕組みなのだろうと思って支払いました。
台湾の歯医者さんの特徴は?
外れた詰め物を歯科衛生士に渡して、いざ診察台へ。
診察台に上がる時って、ちょっと緊張の瞬間ですね。(ガクブルガクブル)歯医者さんが歯の該当部分を確認して、簡単に該当部分にむし歯がないことをチェックして治療開始。
(タブン)古い粘着剤の残存物を削り落として一旦休憩。口を濯いだ後、歯科治療用の粘着剤を付けて外れた詰め物をはめて治療は終了。たったの15分ほどで治療終了です。
日本みたいにわざわざ
- レントゲン検査して
- 歯のクリーニングして
- 歯と歯茎の状況チェックして
上記のような丁寧で煩わしい手順が台湾ではないようです。
こちらの要求(詰め物が外れたので虫歯がなければ詰め物を元に戻してほしい)に歯医者さんはそのまま応えるだけです。
実にシンプルな対応で好感が持てます。台湾では、日本の歯医者さんみたいに、こちらが要求していないことまで、わざわざ検査したり治療したりしないのです。
もし、歯科クリーニングや虫歯チェックが必要なら別の日に予約を入れてくださいとのこと。もう1度言っときます。これは自分にとっては実に好感のもてる歯医者さんの対応です。
日本の歯医者さんに限らず、日本ではいろんなサービス産業において、一般的に言えることですが、過剰なサービス&営業が多すぎて煩わしいと思います。まあその過剰なサービスが日本的な丁寧なオモテナシと考える人もいると思うけど…。
そして、日本で治療した詰め物は”銀”素材だけですが、台湾では昔は銀の詰め物を使っていたが、現在はそのような素材はもう使わなくなったとのこと。
現在の台湾ではセラミックかプラスチックの詰め物を使うのが一般的とのことでした。ところが、セラミックは保険適用外のようなことを言っていました。
プラスチックの場合では、保険適用外で1本7,000元くらいとのことでした。おい!こちらは高過ぎなんじゃないか!?
台湾で虫歯を治療するといくら?
しかし、今回の歯科治療で自分が支払った金額は紛れもなく100元のみ!その内訳は以下の通り
- 受付費 :50元
- 部分負担金:50元
貰った領収書を画像で乗せておきます。
台湾で歯科治療が安いのは健康保険のおかげ?
健康保険の適用があるとはいえ、治療費50元はあまりにも安すぎ!
それに、健康保険証がなかったとしても、数百元で治療できてしまいますので、日本円では2,000円程度でお釣りが来る計算になりそうです。
台湾の健康保険制度が、どうなっているのかますます分からないですね。台湾の全民健康保険の制度は「台湾の全民健康保険」の記事をご覧ください。
ちなみに日本では病院やクリニックで診察してもらうと、必ず作ってもらう診察券は台湾では発行されたことがありません。もちろん今回の歯科クリニックでの診察・治療でも診察券はなしです。カルテは全民健康保険の番号で管理されている様子でした。
台湾で虫歯治療した結果|ハプニング編
台湾で虫歯の治療のために歯科クリニックに行った時の話です。自分の歯の治療のために台湾で歯科クリニックに行くのはこれで3回目です。先回、歯のクリーニングのために歯科クリニックに行ってきました。
その結果、虫歯が1本か2本見つかりました。その時は、歯医者さんであっても、歯の外側から見ても、どの程度の虫歯なのかは分からないとのことでした。そして、その日はクリーニングのための予約だったため、歯のクリーニング以外の治療は全くしてもらえなかったわけです。
歯科クリニックの受付嬢も歯科助手になる
そして、先日、虫歯の治療のために、再度、歯科クリニックに行ってきました。また、その歯科クリニックの可愛らしい台湾人の受付嬢と会えました。
先回と同じように、受付で治療費100元を前払いします。そして、なんと、こちらから指名してもいないのに、その美人受付嬢が私の治療の際に歯科助手(歯科衛生士?)になって歯の治療中そばに寄り添ってくれました(笑)。
台湾の歯科クリニックでは、受付嬢も歯科衛生士も仕事の役割分担はないようです。(実際には、各クリニックにより運営方法は異なるでしょうが…)
治療方法は日本も台湾も同じ!?
歯医者さんが登場して歯の治療開始です。台湾のしかクリニックでの治療に関して、特に日本と違うことはなかったです。
治療中、歯の神経に触れるかもしれないということで部分麻酔の注射を1本打たれました。事前に注射してよいかと聞かれましたので、患者の了承が必要なのでしょう。
あの音が耳障りな電動ヤスリ穴開け機のような器械で虫歯部分を削っていきます。その後、削った後の穴の開いた部分に(タブン)薬塗って詰め物をして表面を整えて完成です。
あれっ!何か日本での治療と違いますね。日本での治療だと型をとってから1週間後くらいに詰め物をするのだが…。
台湾の虫歯治療は1日で治療が完結で1本でも2本でも同じ!
台湾の場合は、基本的に治療に掛かる日数は1日(数十分)で完結してしまいます。このシステムは日本人にとって、実にシンプルで好感が持てます。
この隣り合った2本の虫歯治療に掛かった時間は約40分ほどでした。そして、麻酔注射や虫歯治療2本(虫歯1本の治療でも2本の治療でも同じ価格w)の治療費はまたしても100元のみです。(虫歯治療のバーゲンセールw夜市じゃないよw)
そして、治療が終わって歯医者さんが説明してくれます。治療前、虫歯は1本か2本か分からなかったが、虫歯部分を削ったら思ったより深く虫歯が進行していたので2本治療しておいたとの説明でした。
虫歯治療後にハプニング勃発の悲劇とは?
クリニックを出た後、大きな過ちを犯していたことに気付きました。これは、タダ事ではないですよ!
軽く食事を済ませてトイレに行ったら・・・気付きました。まさか・・・ズボンのチャックが開いてましたw
・・・。(チーンッ)
あの美人で可愛らしい台湾人の歯科助手が隣に寄り添ってくれた時に限って、私はヤラカシテしまいました。
あまりにも麻酔が効きすぎて意識がモウロウとしていたので、その美人助手が「(お口を)大きく開けてください」と言ったのを聞き間違えて、ズボンのチャックのほうを大きく開けてしまったようですw
いやっ?自分はズボンのチャックを開けた覚えがないので、あの美人助手が開けたのかもしれない(爆)そういうことにしておこう。まあ、次回あの子と会うのも歯のクリーニングをする半年後だからいいか。あちらは覚えていないだろうから、こちらは忘れないけど…(笑)
デンタルクリーニングのために歯医者へ行く
台湾移住後に定期的に歯科クリニックへ歯の検査のため通院しています。その切っ掛けは、台湾に来てから歯の詰め物が取れてしまい、治療をしてもらったことが始まりです。
台湾で定期的な歯科検診を受診する理由
台湾で歯の治療をしてもらって以来、半年に1回の間隔で、歯科検診を受けるように言われ、検診と同時に歯石の除去をしてもらっています。台湾の全民健康保険に加入している方は、保険の適用で100元で受診できます。
日本にいた時にも、虫歯が見つかり歯の治療をしてもらった後、半年に一回くらいの間隔で、歯科検診の案内がハガキで届いていました。ただし、気が向いたら検診を受けたこともあったのですが、定期的には歯科検診を受けていませんでした。
それでは、なぜ台湾に来てから歯科検診を受診するようになったのか?その理由は、大きく2つあります。
1つは台湾の歯科検診(歯石除去)の費用が信じられないくらい安く、歯科技術も日本とほとんど変わらないからです。そして、もう1つは年齢的なものなのか、毎日丹念に歯磨きに勤しんでいるのですが、残念ながら歯石が溜まり易くなっているためです。
台湾で歯科検診を受診するための方法と費用
それでは、台湾の定期的な歯科検診はどのようなものでしょうか?
簡単に説明しておくと、歯科検診が終わると、同時に約半年後の歯科検診の日時の予約を入れます。
そして、歯科検診の日時が近づいてきて、1週間前くらいになると電話で知らせてくれます。まあ、予約し歯科検診を受診するという、ごく一般的なプロセスです。
そして、もう過去の記事で何度も書いていますが、台湾の歯科治療費は基本的に100元と決まっているようでして、特別な治療や保険適用外の特別な材料を使わなければ、非常に安い費用で治療できます。
そして、歯科検診(歯石除去含む)の費用も同様に、たったの100元(保険適用)で済みます。半年に、たった100元の費用で大幅に虫歯のリスクを避けられるのであれば、受診しないともったいないとまで思ってしまいます。台湾に在住している方は、ぜひ定期的に歯科検診を受診することをおススメします。
日本の歯医者さんで、歯石除去をすると、2,000~3,000円(保険適用3割負担)程度は掛かるそうですので、それと比較すると随分とリーズナブルに気軽に受診できます。
歯科検診で受けられるサービス・歯石除去とは?
今回も歯石除去をしてもらってきたのですが、そもそも歯石とは何だろうか? と、純粋に疑問に思ったので、少しだけ歯石について調べてみました。
歯石とは、歯垢(プラーク)が石灰状に固まったものだそうです。それでは、歯垢というのは何でしょうか?「食べかすや歯糞」と思われがちですが、実はプラークとは細菌の塊で1mgに数億個もの細菌が密集している気持ちの悪いモノらしいのです(驚)。
歯垢は食事中に、唾液に含まれる成分と食物に含まれる糖分などが結合してできるものなのです。ただし、歯垢の状態であれば、毎日しっかりと歯磨きをしていれば、取り除くことができるのですが、それが出来ていないようなのですね。
ところが、歯垢が固まってしまい歯石になってしまうと、歯磨きだけでは取り除くことができなくなり、歯の周りに結晶状に付着して、虫歯の原因になるというわけですね。
【一般的な超音波機器による歯石除去】
今後、虫歯にならないための対策は?
今回、プラークと歯石および歯石除去について調べて、虫歯になってしまうプロセスが分かっただけでもよかったです。毎日、丹念に歯磨きをしていたのですが、歯石ができるのは年齢が原因ではなく、毎日のメンテナンスが重要だということも分かりました。
なぜ歯石が出来てしまうのか、思い当たるところがありました。「歯ブラシ」です。もう1年くらい同じ歯ブラシを使い、毛先がヨレヨレになったものを使っていたので、新調することにしました。そして最後に、今回の診察結果は、虫歯もなく、特に問題はないとのことでした。
コメント