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日本人夫と台湾人妻が子供と一緒に家族で台湾へ海外移住をして台湾の現地情報をレポート

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台湾人の平均年収と平均月収はいくら?|統計情報を基に検証

      2017/07/10

台湾人の平均月収はいくらくらいなのか?と言う質問をよく受けます。それと同時に、自分も台湾での給料は、一般的に、どの程度が妥当なのか?と思うことがよくあります。そのため、いろいろな統計情報を調べてみました。

 

台湾行政院の統計情報での台湾の平均月収はいくらか?

今年発表された2014年2月の平均月収の情報です。

本(103)年2月底工業及服務業受?員工人數為720萬2千人,較上月減少7千人或0.09%,較上(102)年同月則增加12萬3千人或1.74%;1至2月平均為720萬6千人,較上年同期增加11萬7千人或1.64%。2月平均工時為149.0小時,因本月初適逢春節假期,工作日數較少,致較上月減少23.1小時,惟呈年增13.6小時;1至2月工時平均為160.5小時,較上年同期增加0.3小時。2月經常性薪資為37,534元,較上月減少1.06%,惟呈年增1.34%;2月薪資平均為41,751元,受上月春節廠商發放年終及績效獎金影響,致較上月減少52.71%,亦呈年減32.97%;1至2月經常性薪資平均為37,736元,較上年同期增加1.27%;同期薪資平均為65,028元,亦呈年增6.36%。

(参照元:台湾行政院)

 

台湾の平均月収から年収を試算してみた結果は?

工業分野とサービス分野の2月の平均月収は41,751元とあります。ただし上記の平均月収にはボーナスが影響しているようです。

そこで、ボーナス抜きの場合の平均月収を見てみると、37,534元という統計結果になっています。さらに、1月から2月の平均月収は37,736元という統計結果になっています。

以上の統計結果から、台湾の平均月収はおおむね37,000元から38,000元程度と判断できます。それに、年間1ヶ月分くらいのボーナスが加算されると考えればよいのではないかと思います。仮に、1ヶ月の平均月収を38,000元、12ヶ月+1ヶ月(ボーナス)とすると、年収ベースでは約50万元になります。

 

台湾の平均年収に関する他の統計データでも検証

そのほかの統計情報でも検証してみましょう。
こちらは、台湾投資ポータルサイトにあった情報です。
taiwan_ar.jpg
(参照元:「Taiwan Statistical Data Book 2013」)

この統計情報では、2013年の台湾での平均年収(全業種)は、17,740米ドルとなっています。上記の行政院のデータをほぼ裏付ける形になっています。

これらのデータの前提やこれらのデータがどれだけ信頼できるかは分かりませんが、おおよその台湾での年収は推測できるでしょう。

今回の簡単な統計情報から、台湾での平均年収は日本円で180万円程度と言うことが分かりました。つまり月収ベースでは15万円程度と言うことになります。

 

台湾での1人あたりの年収と可処分所得はどれくらい?

台湾では、日本よりも累進課税の税率が低かったり、社会保険料も日本と比べると比較的低いため、可処分所得は日本と比べると、思ったよりも高いのではないかと思っていました。そこで、台湾の1人あたりの可処分所得を調べてみました。

項目2013年2014年2015年
総収入(元)620,635630,690630,905
非消費支出(元)104,429105,797105,620
可処分所得(元)516,206524,893525,285

(参照元:台湾統計局)

上表の通り、直近の収入と可処分所得のデータによると、1人あたりの総収入は630,905元に対して、非消費支出は105,620元となっており、台湾の1人当たりの可処分所得は525,285元という結果が出ています。

日本での世帯(夫婦共働きの場合)あたりの月平均の可処分所得(2015年)は488,908円という結果が出ていますので、年間の可処分所得は586万円になります。ちなみに、世帯(夫のみ有職の世帯の場合)あたりの月平均の可処分所得(2015年)は398,327円で年間の可処分所得は478万円になります。

 

台湾の夫婦共働き世帯の年間所得はどれくらいか?

実は、別の統計情報も見てみると台湾の給料は業種によってかなり幅があるとともに、男女の平均給料もずいぶん違ってきますが、上記の平均月収や平均年収が男女の区別なく平均された年収であろうと思われます。

実際には、例えば金融業の男性の年収はかなり高いものになり、レストラン業の女性の年収と比べると随分と差が大きくなります。 >>> 職業別の年収差はこちらも参照して下さい。

このようなことも考慮して、かなりザックリとした見方をすれば、男女共働きで1世帯あたりの平均年収は1人当たり180万円で夫婦2人で360万円程度と考えられます。

そう考えると、台湾では家賃や食費が日本ほど高くないため、家計に占める固定費は比較的少なく済みます。その結果、レクサスや欧米車の新車を購入するなどの嗜好品へ回るお金が多くなったり、投資に回す資金が比較的多くなるのかもしれません。

 

関連記事:台湾のGDPと可処分所得

《追加情報》
2015年4月の台湾の平均賃金をアップしておきます。

賃金については、旧正月前に恒例のボーナスや報奨金が支給されたことで、1月から3月までのサラリーマンの実質賃金は台湾元5万9078元と前年比5.74%増加、第1四半期としては過去最高だった。増加率も過去5年で最大。残業代を除いた実質経常性賃金は3万7488元で、第1四半期としては過去7年で最高、前年比2.19%の増加で、増加率は過去15年で最大だった。

 

《追加情報》
2015年7月より台湾労働部により台湾の月額最低賃金は20,008元に引き上げられた。同時に、アルバイトなどのパートタイム労働者の時給も115元だったものを120元に引き上げた。台湾の最低賃金は毎年見直され、政府によって決定され改定されている。2017年1月時点で133元になりました。 >>> こちらを参考してください

《追加情報》
2016年度の台湾の月収に関する統計データが行政院により公表されました。主な内容は下記の通りです。(下記はボーナス分も含む平均月収)

  • 工業・サービス産業の月収の中央値 : 40,612元(前年比▲0.59%)
  • 男性の月収の中央値 : 約43,900元
  • 女性の月収の中央値 : 約37,400元
  • 管理者・技術員の月収の中央値 : 53,927元
  • 非管理者・非技術者の月収の中央値 : 35,415元

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 - 物価・生活費

Comment

  1. ジジぽた より:

    なるほど、台湾は生活の基本的なコストが安いからこれくらいの年収でも暮らしやすいんですね。日本の人より台湾の人のほうが、幸福感の指数はたぶん高いでしょうね。 米国も食料品を始めとする生活必需品は非常に安いですが、住居、外食などのコストは質の割に、かかなり高いものになっています。日本は長くデフレで物価は下がったように思いますが、やはり未だに生活にゆとりが少なく、いつも何かに追いかけられているような慌ただしい社会であることに変わりがないように思います。なぜでしょうね?

  2. いいぞっ より:

    いつもコメントありがとうございます。
    日本人の視点から台湾の社会を見ると、逆に日本より少ない給料で日本と同じような生活レベルをしていることに違和感を感じます。例えば、日本よりも広いマンションに住んで一家に一台自動車を所有して、週末は郊外に家族そろってお出かけ。1年に数回は海外旅行。
    どちらの国で生活するのがよいかは別として、やはり、生活コストや税金制度、社会保障制度の違いが根底にあるのだろう思います。

    > なるほど、台湾は生活の基本的なコストが安いからこれくらいの年収でも暮らしやすいんですね。日本の人より台湾の人のほうが、幸福感の指数はたぶん高いでしょうね。 米国も食料品を始めとする生活必需品は非常に安いですが、住居、外食などのコストは質の割に、かかなり高いものになっています。日本は長くデフレで物価は下がったように思いますが、やはり未だに生活にゆとりが少なく、いつも何かに追いかけられているような慌ただしい社会であることに変わりがないように思います。なぜでしょうね?

  3. tomo より:

    決して台湾社会の暮らし易さを否定するつもりはありませんが、
    勤続25年の私の感想は下記の通りです。

    日本の派遣寄<台湾の正社員
    日本の正社員 中小企業 =台湾の中堅企業
    日本の正社員 大企業>台湾の大企業
    日本の正社員 中堅企業=台湾の大企業
    台湾の派遣企業、日本の派遣企業:両方ともかなり苦しい。
    社会保障 日本>台湾
    家族からの経済援助 台湾>日本
    社会の温かさ 台湾>日本
    社会制度上の充実度 日本>台湾

    結論;双方、それなりに良いです。

  4. いいぞっ より:

    いつもコメントありがとうございます。
    日本でも台湾でも経済的には働いていれば生活が成り立ちますのでどちらがどうと言う意図はありません。
    ひとつ言えることは、日本も台湾も将来的には急速に少子高齢化社会が進みます。
    自分にとっては今後10年~20年をどこでどう生きるかを考える必要がありそうです。

    > 決して台湾社会の暮らし易さを否定するつもりはありませんが、
    > 勤続25年の私の感想は下記の通りです。
    >
    > 日本の派遣寄<台湾の正社員
    > 日本の正社員 中小企業 =台湾の中堅企業
    > 日本の正社員 大企業>台湾の大企業
    > 日本の正社員 中堅企業=台湾の大企業
    > 台湾の派遣企業、日本の派遣企業:両方ともかなり苦しい。
    > 社会保障 日本>台湾
    > 家族からの経済援助 台湾>日本
    > 社会の温かさ 台湾>日本
    > 社会制度上の充実度 日本>台湾
    >
    > 結論;双方、それなりに良いです。

  5. 海外の現地企業で就職するために必要な準備 | Global News Labo より:

    […] 参考記事:台湾人の平均月収と平均年収はいくら?|統計情報を基に検証 […]

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