台湾の伝統的グルメには美味しいものがたくさんありますね。その中でも、日本人の口に合いそうな食べ物が「麺線」です。今回は台湾のそうめんとも言われる麺線の種類、麺線の味、麺線の値段、麺線の注文方法などを台湾現地からレポートします。
- 台湾のB級グルメでお勧めの麺類は何?
- 台湾の麺線の味はどんな感じなのか?
- 台湾の麺線の値段はいくらくらいなのか?
- 台湾の麺線はどのように注文するのか?
上記のように、台湾旅行がはじめての方が抱きそうな麺線についての疑問に対して、私の経験にもとづいて、台湾の麺線の全てを詳しく解説します。
台湾のグルメでお勧めな麺類は何?
台湾では、日本以上に麺類の種類が豊富です。と言うのも、日本では麺類と言うと、ラーメン、うどん、そば、そうめん、焼きそばの5種類が定番ですね。
ところが、台湾の場合は台湾のみならず中国各地に由来するため、麺の種類が豊富です。それだけではなく、スープの有無あるいはスープの出汁も豊富です。また、麺の種類によってトッピングにも特徴的な部分があります。
そのため、台湾では麺の種類、スープの種類、トッピングの種類の組み合わせにより、無数の麺類が日々生まれています。特に、台湾で人気がある麺類は、担仔麺、牛肉麺、麺線、米粉などです。詳しくは下記記事をご覧ください。
今回は、上記の麺類の内、麺線について詳しく紹介します。
台湾の麺線の種類
台湾の伝統的な麺線の種類は、下記の二種類です。
- 大腸麺線
- 蚵仔麺線
麺線は日本風に言えば、そうめんと言えるかもしれませんが、日本のそうめんとは少し違います。まず、麺の太さが異なり、日本のそうめんと比べると、台湾の麺線の方がかなり細いです。比喩的な表現を使えば、台湾の麺線は糸の様な麺になります。
そして、麺線の作り方も日本のそうめんとは異なり、出し汁に付けて食べるのではなく、スープに煮込んで作ります。そのスープは出汁が効いていて、少しトロミがあります。そのため、細い麺にトロミがある出汁が効いたスープが絡むため、麺線とスープを一緒に味わう感じになります。
また、スープの出汁は店舗によっても異なることがありますが、多くの場合、台湾では珍しい鰹だしが使われています。この点、台湾でよく使われている豚骨だしのスープとは異なるため、油っぽいスープが苦手の方には、鰹だしの麺線は口に合うのではないかなと思います。
それと、香菜(パクチー)がトッピングされるのが一般的です。ただし、パクチーが苦手な人は、パクチーなしで注文をすればOK。(注文方法は後述)
大腸麺線
豚の大腸のぶつ切りがトッピングされた麺線です。
蚵仔麺線
新鮮な生の小さな牡蠣がトッピングされた麺線です。
綜合麺線
上記の大腸と牡蠣の両方がトッピングされた麺線です。
清麺線
トッピングがない麺線です。
麺線の値段と注文方法
以下では、麺線の値段と注文方法について詳しく説明します。
麺線の注文方法
まず、注文方法はお店によっても異なりますが、多くの店舗ではメニューが書かれている注文シートがありますので、注文したいメニューにマークを付けるか個数を書いて、店員に渡します。個数を書く時は、数字を書いても大丈夫ですが、台湾の場合は「正」(5個)の表現をよく使います。
その際、テーブル番号(桌號)を書き忘れないようにしましょう。お客で混雑している時には、よく間違えられ、自分の頼んだものがなかなか給仕されないなんてことになってしまいます。
麺線の値段
麺線の値段について、都市によっても違いますし、店舗の場所によっても異なります。また、丼の大きさによって値段が異なります。
上の画像のように、麺線(トッピングあり)の値段は、下記のようになっています。(トッピングなしの場合は5元安くなります)
(中) 35元
(小) 30元
上の画像にあるように、「香菜」という欄に、チェックマークを書くとパクチーがトッピングされ、「×」印を書くとパクチーなしのオーダーになります。パクチーのニオイは独特ですので、苦手な方はパクチーなしで注文しましょう。パクチーについては下記記事をご覧ください。
最後に、上のメニュー表の場合は、内用(お店で食べること)専用のメニューのオーダー表ですが、画像右上の内用単という欄に数字でテーブル番号を記入します。
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