台湾では7月に入り、本格的な夏の時期に突入しています。この時期になると、南国特有の果物が店頭に所狭しと並べられ始めます。台湾では7月上旬だけしか食べることが出来ない果物があります。それがライチ(荔枝、Lìzhī)です。
この時期になると、伝統市場に行けば必ず売っていますし、道路脇で看板立てて販売しているオバちゃんやオジさんがいたりします。実は、こういう道端で販売している果物は産地直送で最も新鮮で、最も安く購入できることが多いです。
そこで、先日、私もたまたまライチの路上販売を見つけたので、早速即買いしました。実は、昨年はライチが出回る時期を1ヶ月くらい間違えていて、気が付いた時にはもう時期が過ぎていて食べられなかったのでした。
新鮮ライチを一袋100元を購入
そして、今回購入したライチは一袋で100元でした。この時期は路上で販売しているライチはどこでも、これくらいの価格で販売しています。もちろん、日本で食べる冷凍モノのライチとは違うため、新鮮でめちゃくちゃジューシーです。
採り立ての新鮮なライチのため、わざわざ葉っぱも付けてあり、さり気なく新鮮さをアピールしているところもGOOD。このライチを一つ食べたら、止まらなくなってしまいました。
私は果物には新鮮さを求めるタイプで、果物によっては捥ぎ取ってから数日寝かせて、少し熟成させると甘みが増すということは、よく知られた果物の食べ方です。ところが、フルーツを熟成させると糖度は上がるのは事実ですが、フルーツ特有の酸味が薄れてしまうみたいですね。
そして、採り立てにしかない植物特有の青臭さのような新鮮風味が抜けてしまいますね。もちろん、酸味や青臭さが嫌いな人もいることでしょう。私はどちらかというと甘いだけの果物よりも、果物本来の甘みや酸味や青臭さの全てを楽しみたいタイプなのですね。そのため、早速、新鮮なライチを爆食いしました!!
実は昨年はライチを食べられなかったので、2年ぶりのライチとの再会になります。そのため、もう我武者羅にライチと向き合いました(笑)。そして、気が付いたら袋に入っていたライチの半分くらいを食べてしまっていました。
それでも、みずみずしいライチのほのかな甘みと新鮮さを示す酸味が絶妙で止められなくなってしまいました。気が付いたら、3分の2くらい平らげていました。そして、その夜、またまた残りのライチを食べ尽くしてしまいました。
ライチ病とは何?
そう言えば、以前、台湾人の人がライチは食べ過ぎるとライチ病になるとか何とか言っていたような気がするということを思い出しました。
わざわざライチ病になるかどうかを検証するためにライチの爆食いをしたわけではないのですが、結果的に実証実験をしたことになりました。
そこで、ライチ病とは何かを調べてみると、下記のような症状が出るとか出ないとか…。
- 鼻血
- 吹き出モノ
- めまい
- 発汗
- 動悸
- 脱力感
- 腹痛
- 下痢
- 扁桃炎
ライチの食べ過ぎでライチ病になるって本当?
ライチを爆食いして食べ過ぎた私に何らかの症状は出たのでしょうか?
翌日の私の身体に異変が起きたのかどうか…微妙!!
上記のうち、唯一、症状として自分で実感したのは「脱力感」だけでした。朝から晩までず~と身体が重くて、何にもやる気が起こらない状態でした。二日酔いの身体の重さに似ていました。
昼食後や夕食後はすぐに眠くなるし、座っていても身体が重くて、少し横になっていると寝落ちしてしまう始末の悪さ。それ以外の症状はほんの少しだけ「のぼせ」のような症状が短時間あったような気もしますが…それ以外はありませんでした。
ところが、これは成人男性である私個人のケースです。例えば、以前、私の息子は食後にライチを少し多めに食べて、鼻血を出したことがありました。これも個々人の体質と関係があるため、体調が悪い時に食べ過ぎれば症状が出やすいなどの事情もありそうです。
以前、インドで子供が空腹時にライチを食べ過ぎて(?)、命を落としたというニュースを聞いたことがあります。火のない所に煙は立たないので、「ライチの食べ過ぎ → ライチ病」には何らかの因果関係があるのかもしれません。
ライチとナタデココのこんにゃくゼリー
オマケ情報ですが、私がいつもデザートとして食べているライチとナタデココのこんにゃくゼリーです。一袋30元~40元くらいです。安売りの時に爆買いして、ストックしておき、少しづつ食べています。
一応表示には「FAT FREE」とありますが、甘さもあるのでカロリーはそこそこありそうです。こちらは期間限定ではないので一年通して食べられます。スーパーなどで見つけたら、お土産にどうぞ。
季節限定の生ライチは今しか食べられないので、懲りずにライチを明日も食べよう…。
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