海外暮らしを続けながら、日本で今まで生活してきた自宅を賃貸物件として貸し出し、その家賃収入で、海外での生活費を得ながら、更に貯蓄も出来る・・・そんな夢のような生活が実現できる世の中になりました。そのためには、いろいろな障害がありますが、その問題の数々を一つひとつ読み解いてみようと思います。
海外生活の条件と家賃収入の条件
海外生活の生活費を家賃収入だけで賄うと言っても、どの国でも成り立つというわけではありませんし、そもそも持ち家などの不労所得がなければ始まりません。つまり、最低限必要な条件は、下記の2点になります。
・海外での生活費が家賃収入を上回らない国で生活
(海外生活費<家賃収入)
・持ち家などの不動産物件を所有している
例えば、タイやベトナムなどの比較的物価が安く、日本人でも生活しやすい東南アジアの国であれば、それらの国の生活に順応できれば、「海外生活費<家賃収入」の基準はクリアできそうです。具体的には、ベトナムでは夫婦2人で1ヶ月10万円もあれば、少しばかりの娯楽費を含めても悠々自適に充実した生活ができます。
一方、日本国内のマンションや一戸建て、あるいは駐車場などのその他の不労所得が発生する不動産物件から、20万円の家賃収入が得られれば、単純計算で10万円の貯蓄をすることも出来るかもしれません。
ただし、3ヶ月毎に日本へ一時帰国をしたりする場合は、日本と外国間の航空券などの移動費が掛かりますし、一時帰国中の住居費も掛かるかもしれません。また、国内で家賃収入を得る場合は、所得税などの税金も考慮しなくてはいけません。
どのような人が家賃収入で移住生活するのに合致しているのか?
このような生活を手に入れられそうな人はどのような方か、具体的に考えてみました。
・海外での長期ロングステイをしたい方(退職者など)
・家族で海外移住したい方
・海外転勤で長期間日本を離れる方
・日本国内在住でも空き家がある方
・子供たちが独り立ち後の年配夫婦
・投資物件として日本の不動産に投資している外国人
最も多いケースは、退職後に海外でのロングステイを考えている方かもしれません。そのような方は、3ヶ月間あるいは半年以上の長期間、日本を離れ海外で悠々自適な生活を考えている方も多いことでしょう。
また、日本を離れて私たちのように家族ともども海外へ移住する方も最近は増えています。海外永住であれば、持ち家の自宅を売却することもあるかもしれませんが、いつかは日本へ本帰国する可能性があれば、折角手に入れた家を手放さずに、有償で貸し出すことも考えましょう。
また、企業活動がグローバル化している中で、海外への転勤というケースも多くなりつつあります。海外転勤の場合は、一般的には3年~5年程度が多いようです。この期間中は、一時帰国の機会はあるにしても、ほとんど利用する期間はないと言えます。
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あるいは、海外生活をしない場合で、日本国内での移住でも、国内移住先が管理の行き届かないくらい遠い場所の場合は、空き家を放置せざるを得なくなります。また、子供たちが独り立ちして、大きな家で年配の夫婦2人で生活するには不便を感じることもあるかもしれません。その場合は、マンションなどの管理が必要なく、家賃も比較的安い物件に転居し、持ち家を不労所得として家賃収入を得ることも考えられます。当然、このケースでは、「マンション家賃<家賃収入」であれば、貯蓄も可能です。
最後に、この記事を読んでいる外国人の方は少ないと思いますが、外国人の方で日本には居住していないが、日本の不動産物件に将来の可能性を感じて投資をしている方もいるかもしれません。特に、最近は為替の円安傾向が落ち着いてきましたが、円安がピークだった時には、台湾人の中でも日本の不動産物件に興味がある方が多くいました。
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長期間、マンションや戸建て物件を放置するデメリット
上記のような理由で長期間、マンションや戸建ての家を放置するデメリットについて考えてみましょう。不動産を所有すると、多くのコストが掛かり、下記のような維持費(ランニングコスト)が発生します。
・固定資産税
・火災保険費
・修繕費(修繕積立金)
・管理費/共益費(マンションの場合)
少なくても、上記のような費用が掛かりますので、そのまま放置すれば、自宅を空けている期間は、何のメリットもなく、丸まる赤字になるということになります。
更に、数ヶ月間、家を放置することによる家屋へのダメージも考えられます。最も大敵となるのは、「湿気」でしょう。ドアや窓を閉め切った状態で数ヶ月放置すれば、多くの場合は、湿気により至る所にカビが発生して、家屋を傷めることでしょう。特に、雨の多い梅雨時には、カビだけではなくシロアリや羽アリなどが発生して、大きなダメージに繋がることも多いです。
お金の損得だけではなく、家屋を適度に維持していくためにも、人の手による管理が必要になることでしょう。近所に、家族や親戚などが住んでいれば、1週間に一度などの頻度で、窓を開けて家の中に外気を通すだけでも、家を傷めずに保つことが出来ることでしょう。
長期留守中の家の管理やお金の管理を誰に任せるか?
もし、海外生活中の日本国内の家を他人に貸し出すことにした場合は、家賃収入が発生します、その反面、賃貸として貸し出したマンションや戸建て住宅の維持管理や家賃の管理を誰がどのようにするのか、という問題があります。
家の近くに、家族や兄弟、あるいは信頼できる親戚などがいれば、全てを彼らに任せることも出来るでしょう。ただし、自分たちは悠々自適の海外生活をしているのに、日本で働いている彼らに、少ない時間を割いてしまうという後ろめたさがあるかもしれません。3ヶ月間だけの海外ロングステイなどの場合は、他人への短期賃貸をしない場合でも、海外滞在中は空き巣などの被害が心配です。
やはり、不動産が絡む専門的な管理は、身近な素人ではなく、小額の手数料だけで管理をしてくれるプロに任せるのが最も安全で安心できるものです。それでこそ、海外生活も安心して楽しめるのではないでしょうか。海外生活が比較的長期間に及ぶ場合は、不動産管理のプロフェッショナルに任せて、家賃収入を得るのが、賢い財テク方法でしょう。
・大切な家だから信頼できる入居者に貸したい
・少しでも早く、高い賃料で貸したい
・面倒なトラブルや交渉はすべて任せたい
・急に帰任した場合にも、家に戻りたい
・修繕費など急な出費は、できるだけ避けたい
・貸出期間は柔軟に対応してほしい
上記のような、心配や不安を抱いていないでしょうか。上記の全てに対応してくれる管理会社に任せれば、海外での生活も充実したものになることでしょう。もうすでに、多くの方が日本国内の持ち家の管理をプロに任せて、海外で生活しています。
下記のように不動産投資だけではなく、管理業務も代行している会社を参考にしてみてください。
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