台湾の電気代と水道代はいくら?日本と比較|請求・支払方法まとめ

台湾での電気代と水道代の光熱費について、台湾現地からレポートします。台湾の電気代と水道代はいくらくらいなのか?日本と比べて1ヶ月の電気料金と水道料金は高いのか安いのか?

一般的には、台湾では電気代と水道代は、どのように請求され、どのように支払っているのか?この辺りの、電気代と水道代に関係する疑問を、私の経験を基に、簡単にご紹介します。

もうすでに、「台湾 電気代 いくら」あるいは「台湾 水道代 値段」などの検索ワードで調べると、台湾在住日本人の方々から多くの情報が提供されています。

そのため、敢えて私が公開する意味はないかもしれませんが、台湾で賃貸物件を借りる場合、知っておいた方がよいことも含めて、情報をシェアします。

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台湾での生活費の電気代

台湾の電気代の請求方法と支払い方法は?

台湾の電気代は、私が知る限り、台湾全土で「台湾電力公司」という元国有企業が提供しています。そのため、基本的にはどの家庭でも、どの企業でも、台湾電力から電気を提供され、電気料金を請求され、支払うことになります。

日本と同様に、台湾でも電気料金は、営業用電気なのか、非営業用(家庭用)電気なのか、によって、電気料金の単価は異なるようです。それだけではなく、更に契約によっては使用する時間帯などにより単価が安くなったりすることもあるようです。

そして、台湾電力会社からの請求は、(少なくても)一般家庭用の場合は、2ヶ月に1回、電気代が計算されて請求書が郵送されてきます。ただし、個人名義で契約する場合は、ネットで請求書を確認できる電子請求書も利用できるようです。

一般的には、外国人である日本人が台湾で賃貸マンション・アパートを借りる場合は、大家さん名義での契約となることの方が多いでしょう。

電気料金の支払いについて、台湾電力会社からの2ヶ月に一回の請求書を持って、コンビニ(セブンイレブン、全家、OKマート、HiLife)などで支払うのが一般的です。

私の場合は、大家さん名義の請求書が郵送され、その請求書により直接コンビニで支払っています。ただし、支払期限内に支払わないと、台湾電力公司まで行き支払いをすることになります。

《追加情報》
台湾では2ヶ月に1回電気代の請求が郵送されますが、電気料金を滞納したり、支払い忘れるとどうなるか?

うっかり電気料金を支払い忘れていた時がありました。その場合は、親切にも未払通知と支払催促状が郵送されます。台湾の場合はある程度の期間は支払を滞納しても、突然電気が切られるようなことはありません。

繳費期限 :支払期限
代収截止日:代収締切日(コンビニなどでの支払いが出来なくなる日)
停電日  :強制的に電気が止められる日

電気料金は、上記のようなスケジュールになります。支払期限までに支払わなくても、コンビニでの支払いはでき、1ヶ月程度の猶予期間が設けられています。

その後、支払をしないと、1週間程度で電気が止められるという流れになります。代収締切日を過ぎると台湾電力公司の支社まで出向き支払わなければいけなくなりますので、少し面倒なことになります。

 

台湾の電気代の請求内容公開!台湾の電気代の目安

私が支払った電気代を基に、台湾の電気代の目安がどれくらいなのか検証してみたいと思います。

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台湾の電気使用は、各戸に設置されている電力メーターにより「度数」という単位により、2ヶ月でどれだけ使用したかが計られます。台湾で使われている「度」という単位は、日本では「kWh」(1000Wを1時間使用した時の電力量)と示されるもののようです。

基本的には、台湾では「度数×単価」で2か月分の電気料金が計算され請求されます。そして、台湾のネット上の情報を参考にすると、多くの場合は「1度」あたり4元~5元程度です。

ところが、私が借りているマンションの請求書を確認してみると、それとは全く異なった電気単価となっていました。私が受け取った、ある時期の請求書の電気代は下記の通りでした。

・流動電費(個人使用):339.0元
・公共電費(共同使用):350.7元
・節電奨□(節電割引):106.2元
・営業税 (消費税) : 28.0元
・請求額       :584.0元

つまり、2ヶ月間で584元という結果になりました。現在の為替レートでは、日本円で約2,000円弱です。1ヶ月あたりの電気代は1000円弱となります。

そこで、今度は、2ヶ月の電気使用量を確認してみました。請求書に記載されていた電気使用量を示す度数は、「208度」でした。2ヶ月で208度で584元…あれっ、度数あたりの電気料金の単価は?なんと、逆算すると電気単価は、下記のようになりました。

・2.8元/度

インターネット上の情報では、4~5元/度でしたが、私が住んでいるマンションでは2.8元/度となり、かなり安い電力単価となっています。

入居する時に、大家さんに電気料金について確認した時も、電力単価は2.8元/度と言っていたのを思い出しました。

私が住んでいるマンションは電力の特別な契約方式により通常の電力単価よりも随分と安くなっているのかもしれません。

 

台湾の電気代は日本と比べて高いのか?安いのか?

もし、一般的な電力単価である5元/度とした場合は、今回のケースでは1ヶ月の電気代は日本円で1,800円弱となりますので、日本と比較しても、少しだけ安い程度になります。かなり安いようです。

2ヶ月間で208度(=kWh)を日本の電力会社の単価でシミュレーションしてみたところ、年間の電気代は72,545円という結果になりました。もし、同じ電力量を日本で使用した場合は、1ヶ月の電気代は約6,000円になりました(驚)。つまり、下記の通りです。

・今回請求額(台湾):約1,000円/月(2.8元/度)
・一般的単価(台湾):約1,800円/月(5.0元/度)
・日本の場合(日本):約6,000円/月(28.8円/kWh)

後日談ですが、次月以降の請求書にはキッチリ遅延金の請求がありました。12元だけですが「上期遅付費用」(赤線部分)とあります。

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電気料金が高くなる理由は?安くなる理由は?

私が使用している電気が必要になる電化製品について、下記に列挙しておきます。

  • エアコン
  • 湯沸し器
  • 照明ライト
  • テレビ
  • パソコン
  • 扇風機
  • 洗濯機
  • ドライヤー
  • 髭剃り(充電時)
  • スマホ(充電時)

細かいものまで探してもこれくらいです。たぶん、日常的に最も使用しており、電気代の大半を占めているのは、湯沸し器と照明ライトくらいだと思います。

このマンションでは、オール電化のため、お風呂に入る時やシャワーを浴びる時のお湯は、電気湯沸し器を使用しています。そのため、一般的な家庭と比べると電気代がかさんでいる計算になるのかもしれません。

私が住んでいるマンションの部屋は比較的風通しが良いため、部屋にいる時には常にドアを少し開けて暮らしています。そうすることで、最近は気温が高くなり始め、暑い日でも風がある日は、エアコンの使用は必要ありません。

扇風機だけ回しておけば問題がない程度です。(真夏の暑い日で風がない時はエアコンが必要です)そのため、今のところエアコンは1ヶ月に数回数時間しか使用したことがないため、電気代が比較的安くなっているようです。

部屋にはキッチンもないため、電熱が必要な電化製品を使用することもありません。そのことも電気代が安くなっている要因でしょう。

 

まとめ

台湾暮らしを始めるにあたり、1ヶ月の生活費がどれくらいなのか、気になるところだと思います。生活費の大半を占めるのは、家賃ですが、住む場所により家賃は高くなったり、安くなったりします。

例えば、台北の中心と台中郊外では全く家賃が異なります。私の住む台中では、ワンルームマンションは5,000元/月くらいからあります。

上記のように、暑い台湾では水道光熱費の中でも、電気代が最も多くの割合を占めます。その電気代を出来るだけ安く抑えることができれば、生活費も比較的安くすることが出来ます。

窓のないような下層階で直射日光がアパートの壁に日柄当たるような部屋に住むのであれば、1日中、エアコンを付けっぱなしにしておかなければ生活出来ません。

出来るだけ電気代が掛からないようにするには、部屋選びも重要な要素です。壁の薄いアパートを借りるよりは、10階建て以上の高層型マンションの5階以上で窓のある部屋ならば、アスファルト地面からの高温の熱も避けられ、風もよく通るかもしれません。同じマンションでも直射日光が直撃する最上階の部屋だけは避けたほうがよいでしょう。

 

台湾の生活費の水道代

台湾の水道代の請求方法と支払方法

台湾で賃貸物件を借りる場合には、水道代は家賃に含まれている場合もあります。例えば、バス・トイレが共同の場合のアパート暮らしの場合は、家賃に含まれていることが多くあります。一方で、比較的大きなマンションなどでは、戸別清算になることが多くなります。

一般的に、水道料金は2ヶ月に一回、「台湾自来水公司」から請求書が送られてきます。台湾自来水公司と台水あるいは台水公司とも呼ばれ、台湾中央政府経済部が管理する国営事業の会社です。
私の暮らしているマンションでは戸別に計測メーターが設置されており、どれだけ使用したかが分かるようになっており、メーター計測値により請求書が発行されます。そして、コンビニや各種金融機関で支払うことになります。

台湾の水道代はいくら?

単刀直入に言うと、日本と比べると、台湾の水道料金は非常に安いと思います。まず、私が暮らしているマンションでの水道利用の状況ですが、下記の通りです。

  • シャワー
  • トイレ
  • 洗濯
  • 洗面時

キッチンがないマンションのため、水道を使用する頻度は少なくなり、シャワーとトイレの使用がメインになります。そして、6月と7月の2ヶ月の水道代の請求金額が送られてきました。(下記参照画像)

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  • 基本費:  68元
  • 用水費:  77元
  • 営業税:    7元
  • 合計 : 145元

上記の水道代に4元の手数料を加えて、2ヶ月間の水道代の支払は149元でした。2ヶ月で500円弱ですので、1ヶ月あたりでは250円未満ということになります。

キッチンが付いているマンションで自宅で料理をしたり、毎日バスタブの湯船に使うなどの生活をしていれば、もう少し水道代も高くなるかもしれませんが、それにしても台湾の水道代は格安だと思います。

 

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