語学学校の筆記テストとオーラルテストのギャップ|語学留学4

台湾で中国語を習得するために語学留学した時の回想録です。
先回までの話は下記よりご覧ください。
語学研修でも大学図書館が利用可能|語学留学3

 

毎週行われる語学学校での筆記テストと実情

台湾の台中にある語学学校に通い始めて1ヶ月以上が経過した時点で、中国語の方は、まだあまり上達した実感がありません。中国語のクラスで使うテキストは台湾に留学した人ならご存知の「新版實用視聽華語」です。基本的にテキストに沿ってクラスが進んでいくので、1週間に1度、1課毎に小考試(小テスト)があります。このようなテストでは、漢字文化圏の日本人は中国語の文字を容易に認識できるため、テスト自体は日本人にとって非常に簡単です。漢字圏以外の学生(←ほぼ日本人以外)は、まず文字を覚えないといけないため、授業についていくことが大変そうです。

日本人にとって苦手なのが発音でしょう。ピンインかボポモフォを覚えなければいけないため、こちらは非常に大変です。それでも、このテストのための特別な勉強をしなくても90点以上は簡単に取れてしまいます。この入門者が受講するクラスは、普段のクラスワークもテストも少しだけ中国語を勉強したことがある人なら簡単に感じてしまい物足りないかもしれません。

 

初めて語学学校に入学する方はクラス選択に注意しましょう!

通学している中国語語学学校のクラスは、入門クラスから上級クラスまで5つくらいのレベルに分かれているようです。そして、この日初めてわかったことがあります。それは、入学時にガイダンス及びクラス分けテストがあったようです。そのガイダンスが開催された時期、私は日本にいたため、どのようなものかも分かりません。この学校に入学手続きをした時に、台湾人の妻が一番レベルの低いクラスに申し込みをしたのでしょう。最も初歩的な中国語を学ぶ入門者が受けるクラスでは、「新版實用視聽華語 1」というテキストを使用しています。クラス分けテストを受けていたら、文章を読むことができてしまうため、もう一つ上のクラスに入れられていたかもしれないので、そのテストを受けなくてよかったと思います。

 

無理してレベルの高いクラスに入ってしまうと、入学時は四声が全くできないのに中文は読めてしまう日本人が最も失敗するパターンにハマります。入門者用のクラスに入って、約1カ月少し経って、ようやく四声が重要なことと発声の感覚が少しだけ分かってきた気がします。日本語と中国語では、口を大きく広げたり動かしたりする点、息を強く吐いたりする点など、多くの点で異なるということが少しだけ実感として分かり始めました。

 

台中にある大学の中国語語学学校に入学して1学期(3ヶ月程度)のおおよそ折り返し時点になります。入学当初と比べると少し中国語の発音の仕方が分かってきた程度で、中国語の語学力が向上したような実感は皆無です。これまで適当にクラスに出席して聞いていたら宿題など必死にしなくても問題なかったのですが、ここにきてハードルが一気に引き上げられた感じがします。

 

オーラルテストはスピーチコンテストさながら

学期末にオーラルテスト(スピーチ)があると聞いていたけれど、まさか大教室でプレゼンをすることになろうとは、まさかの驚愕の事実が判明しました。オーラルテストは、大きな映画館のようなスクリーンがある会場で全老師と全学生の前でプレゼンをすることだそうです。こちらはまだ中国語を学び始めて1ヶ月半くらいの入門者なのだけど、大勢の前で中国語のプレゼンをすることには驚きました。そんな訳で来週中くらいまでに中国語プレゼンのテーマを個別に決めなければいけなくなりました。

 

こんなことで多くの時間を準備に費やさなければいけないのなら、発音の矯正練習の時間をもっと増やしてほしいです。お店に行って料理を注文しても通じない中国語、何と表現していいか分からない状況を打開するためにも日常的に使う中国語会話の練習が必要だと感じています。

【その後】学習開始1ヵ月半~3ヶ月での中国語学習の問題|語学留学5

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