台湾に1ヶ月以上の長期滞在をする場合の家賃をAirbnb社のサイトを使い、調べてみた結果を紹介します。
日本人が観光ビザで台湾に滞在することができる期間は3ヶ月間です。また、台湾を拠点にビザランをして、一年間あるいは一年以上滞在することも可能です。
台湾に少しだけ長く滞在したいけれど、ホテルは宿泊料金がとても高くなってしまいます。また、賃貸物件を借りるとなると、一年以上の契約が基本となります。
そこで、検討してみたいのがAirbnbというわけです。Airbnbなら一泊だけの宿泊もできますし、一般的には一ヶ月以上の宿泊も可能です。(貸す側とのネット上での相談・交渉)
そして、気軽に別の都市へ移動することが出来ます。例えば、一ヶ月間は台北で暮らしてみて、次の一ヶ月間は台中に暮らし、更に次の一ヶ月間は高雄で暮らしてみる、このようにして、3ヶ月間をいろいろな都市で暮らすには、Airbnbは最適な宿泊施設でしょう。
Airbnbとは?
Airbnbとは、宿泊施設を貸し出す人と借りる人をマッチングさせるためのウェブサイトです。
今までのようなホテルなどの宿泊施設ではなく、個人対個人での宿泊施設の提供サイトともいえます。
つまり、料金を支払って知らない方の家に居候するイメージですが、このような宿泊施設の提供形態は、現在、日本でも広まりつつありますが、台湾でも既に多くの方に利用されており、かなり多くの宿泊施設が登録されています。
個人が提供する宿泊施設が基本となるため、ホテルほどのサービスは期待できませんが、比較的リーズナブルに利用できるのがユーザー側のメリットでしょう。
また、宿泊施設を提供するホスト側は、特に大きな負担はなく、使用されておらず空いている家や部屋を貸し出すことで収益を生み出すことが出来るというメリットがあります。
台北、台中、高雄の3大都市でのAirbnbの宿泊料金の比較
今回は、台北、台中、高雄の3大都市でAirbnbを利用し、1ヶ月間(7月、31日間)の長期滞在、2名で宿泊施設を利用した場合、いくらくらいになるのか、平均宿泊料金を検証してみました。
(部屋のタイプは、貸切、個室、シェアルームの3種類ありますが指定しないで料金を調べました)
1ヶ月の平均宿泊料金は下記の通りとなりました。
- 台北 : 176,538円/月
- 台中 : 104,336円/月
- 高雄 : 113,431円/月
- 台南 : 122,711円/月
(※実際の利用料金には、Airbnb側へ6-12%のサービス料が加算されます)
上記の結果から、台北の宿泊料金が圧倒的に高いことが分かります。それでも、2人で1室利用するのに掛かる宿泊費用は1日あたり6,000円弱と考えれば、それ相応の価格と言えます。
台中市の場合は、1ヶ月あたりの宿泊利用料金の平均は10万円強となりました。1日あたり2人1室の利用料金は3,500円弱となり、随分と安く利用できるようです。また、高雄の場合は、台中よりも少しだけ高くなる傾向にあります。
併せて、台南の場合も調べてみましたが、登録されている宿泊施設の件数が少ないため、競争原理が機能しないためか、宿泊料金にバラつきがあるためか、少し高めの料金(平均)になっているようです。
また、今回は1ヶ月間の滞在料金を比較してみましたが、もちろん1週間や数日間の宿泊でも利用できますが、1日あたりの料金は少し高めになってしまいます。
ホテルに一ヶ月間宿泊する場合、いくらくらい掛かるでしょうか? 一日の宿泊料金がシングル5,000円~1万円、ダブル1万円くらいだとすると、一ヶ月間では15万円~30万円掛かることになります。ホテルに宿泊するのと比べると、Airbnbは非常にコストパフォーマンスが良いことが分かります。
また、近年、台北では1,000元以下で借りられるカプセルホテルが増えていますが、Aibnbnでは一室丸ごと借りられ、自分の家や部屋のように利用できるという点では、便利で使い勝手が良いという特徴がありますので、コスパはカプセルホテルよりも高いでしょう。
まとめ
台湾で1ヶ月滞在した場合の宿泊形態は、一般ホテル、長期滞在型ホテル、ゲストハウス(ホステル)などがあります。
今後はAirbnbというサイトが提供するように、一個人が自分の家やマンションの一室などを貸し出す形式で宿泊施設の提供が普及してくるかもしれません。
宿泊の場合は、個人対個人の契約になりますので、様々な点でトラブルも考えられ、その点は少し注意が必要となります。
ホスト側とユーザー側双方にメリットが大きいため、提供する側と提供される側の裾野が広がれば、宿泊形態、人と人との出会いやコミュニケーション、旅の目的など多くの点で社会に変化をもたらすことでしょう。
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《追加情報》
台湾の行政院(国会に相当)が、台湾市場への新規参入を希望する米国の宿泊施設仲介プラットフォーム「Airbnb」について、参入を認可する方向性を示したとのことです。
Airbnb側は台湾に対して、所得税の納税や宿泊者の権益を守るための保険など台湾での法律遵守に同意しているとのことです。
各方面から新しいビジネスモデルと評価されている中で、国が認可することになれば、今後は台湾でのAirbnbの宿泊形態の提供と利用が加速されそうです。
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