台湾で生活するための1ヶ月の食費(家族4人)はいくらか?

台湾で生活する場合の1ヶ月の食費はいくら必要か、について私見を含めてご紹介します。台湾は外食文化が発達しているため、外食が安いのが特徴です。外食メインの生活をした場合に、家族4人の1ヶ月の生活費を試算してみようと思います。

 

日本と台湾での4人家族の場合の食費はどれくらい?

購読者の方から以下のようなご意見とご質問を頂きました。

日本と台湾の家族4人の食費って、どれくらい違うのでしょうか?
我が家は4人家族で、6万円くらい使っています。
台湾だと、6000元くらいかな?

台湾の外食生活は羨ましい限りです。

 

4人家族で1ヶ月の食費60,000円の内訳を考える

大人2人と子供2人(食べ盛りでない子供)の4人とした場合は、大人3人分くらいと仮定して試算してみようと思います。

上記のように1ヶ月の食費が60,000円の場合は、1日の食費は2,000円となり、一人一食あたりの食費は約222円になります。私の感覚では、この場合の食費は随分安く感じます。おそらく、この場合の食費は昼食を除いた朝食と夕食を中心にした食費であろうと思います。

1ヶ月の食費を朝食と夕食だけと限定した場合は、1ヶ月では1人当たり60食分と仮定して、家族3人分とした場合は、180食分となり、一人一食あたりの食費は333円弱(60,000円÷180食分)となります。

 

台湾では外食が主流!1ヶ月の食費を外食ベースで試算

それでは、台湾の場合の1食あたりの食費を考えてみます。台湾の家族は、夫婦共働きの家庭が多いため、家庭で毎日夕食を用意することは、あまり多くはないと思います。ましてや、共働き家庭の忙しい朝に朝食を用意することも皆無でしょう。そのため、台湾では朝食専門のファストフード店を街のあちこちで見かけられ、そのようなお店が非常に多いです。台湾の核家族では、多くの家庭でこのような状況だと思います。

台湾の田舎の方で、親子3代の大家族世帯では夕食で外食がメインになることは少ないかもしれませんが、多くの台湾人家庭では朝食だけではなく夕食も外食で済ませてしまうことが多いです。このような理由で、外食をベースに台湾での1ヶ月の食費を考えてみます。

我が家では、朝食はパンが主体となっています。台湾ではパン屋さんも多くあり、パンの価格も日本と比べたら値段は安いと思います。私がよく利用しているパン屋さんでは、パン1個あたりの価格は20から30元くらいですので、1個当たりのパンの価格を25元としましょう。そうすると、パン1個当たり90円くらいになります。

家族全体の食費を大人3人分として考えると1ヶ月あたりの家族のパン代は、8,100円(90円×3人分×30日)になります。これに、フルーツや飲み物が加わりますが、台湾では豆乳を飲むことが多いのですが、朝用の飲み物の豆乳は1ヶ月でも2,000円くらいでしょう。フルーツの価格は、台湾に来た当初は安く感じましたが、最近は現地価格の金銭感覚に順応してきたためなのか、少し高く感じます。台湾の果物を1ヶ月当たりどれくらい、いくらくらい食べているのか、全く見当が付きませんが、大雑把に10,000円くらいとしましょう。

それでは、夕食について考えて見ましょう。
こちらも、外食の場合で1ヶ月にいくら掛かるか試算してみます。台中では、値段の安い弁当屋を利用すれば、最も安い弁当は1個50元の弁当が販売されています。この弁当を1ヶ月食べ続けることはないのでしょうが、もし、この弁当を毎日食べ続けたとしたら、1ヶ月の夕食代はいくらになるか計算してみましょう。下記のような計算になります。

15,750円(50元×3.5円/元×3人分×30日)

 

台湾で1ヶ月の食費を試算してみた結果はいくら?

上記の金額をまとめてみましょう。

朝食代   8,100円
飲み物代  2,000円
果物代   10,000円
夕食代   15,750円
合計    35,850円

台湾で生活する場合の家族4人分の1ヶ月の食費(外食中心)は安く見積もったケースでは、36,000円程度になりそうです。

我が家の家族4人で外食をした場合、ローカルな比較的安い食堂で夕食をした時は、お腹一杯になるくらい食事をして、大体いつも300元程度です。台湾で毎日、上記のような外食をした場合は、夕食代が上記の2倍になるため、1ヶ月あたりの食費は51,600円になります。

台湾は外食文化が発達した国ですので、海外移住やロングステイをする場合は、住居近くで安くておいしいローカル食堂のバリエーションを増やせば、毎日同じものを食べなくてもよいですし、食費も抑えられますが、体重は抑えられず増えるばかりです(笑)。

 

台湾では自炊生活より外食生活の方が食費が安くなる!?

最後に、台湾の食品スーパーで食材を調達しようとすると、日本とそれほど変わらないという印象を強く受けます。特に、肉や魚および野菜などの生鮮食品は日本と同じくらいです。

食材調達(肉、魚、野菜など)はローカルな昔ながらの市場で購入すれば、随分食費も抑えられますが、毎日家庭で料理をする台湾人はあまり多くないため、日本のように毎日家庭で自炊する場合は食費が外食よりも安くなるのか高くなるのか、見当が付きません。が、家族の人数が4人以下の場合は、考えようによっては外食メインの生活をした方が安くなるかもしれません。

(購読者企画11)

関連記事:日本人が台湾で暮らすための生活費はいくら?

コメント

  1. tomo より:

    そうです。6万円はだいたい、大人家族4人、夕食2000円x30日の
    費用です。まあまあの物を子供に食べさせようとすれば
    夕食代だけで、これくらい、掛かります。
    台湾は安いですね。

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