在留期間更新許可申請｜外国人の日本滞在のための手続き

日本で台湾人などの外国人が日本に滞在し続けるためには在留許可が必要です。

一般的にビザと呼ばれているものと法務省の下で在留許可とは異なるものです。

ビザとは？

日本入国のための条件として事前に、在外日本公館において旅券に受けるもので、「この旅券は有効なものであり、ビザに記載された範囲で旅券所持者を日本に入国させても問題がない」という、入国するための推薦であると言えます。

在留許可とは？

日本に入国し、在留する外国人は原則として、出入国港において上陸許可を受け、その際に決定された在留資格により、在留することとなっています。すなわち在留資格とは外国人が日本に滞在する根拠となるもので、「出入国管理及び難民認定法」に定める活動を行うことができる資格であり、「あなたは、XXXの活動をするために日本に滞在してもよい」と示すものです。また、外国人が日本在留中に行うことができる活動の範囲は、この在留資格に対応してそれぞれ定められており、「資格外活動の許可」を取得する場合を除いて、原則として外国人はその在留資格に属する活動の下で許容される以外の収入を伴う活動を行ってはなりません。

日本での外国人のための在留期間更新許可についてご紹介します。
申請窓口は、入国管理局です。

申請に必要な資料は下記の通りです。

１）在留期間更新許可申請書
２）パスポート
３）外国人登録証明書
４）身元保証書
５）納税証明書
６）在職証明書
７）戸籍謄本
８）住民票

許可される場合は、数週間後にハガキで通知が届くことになっています。その葉書を入国管理局に持参するとともに収入印紙4,000円分が必要となります。申請するタイミングは、在留期間の満了する2か月前から申請可能とのことです。

国際結婚カップルにとって在留資格を確保することは、最も重要なことの一つです。以前日本に住んでいた時に、台湾人妻が入国管理局に「在留期間更新許可申請」をしたことがあります。あらかじめ、必要書類をしっかりチェックして申請をしたため、窓口ではすんなり、時間もかからず手続きが終わりました。

そして、申請から数日で申請結果の通知が届きました。
その結果は、もちろん更新許可でした。9/3に申請をして、9/6付で許可通知が出されたことになりますので、3日で結果が出たことになります。

以前、在留資格変更の申請をした時は約3週間くらい掛かった記憶があります。この結果から分かることは、在留期間更新許可申請は、書類と納税のチェックで許可か不許可の判断をしているということが予測できます。

在留期間更新許可を受領するために必要なもの

実際の許可を受け更新手続きを完了するためには、以下のものが必要と通知書に記載されています。

１）旅券（又は旅券に代わる証明書）
２）収入印紙（4000円）
３）通知書
４）申請受理票（交付を受けている場合）

以前、台湾人妻が入国管理局に行き、在留期間更新許可の手続きをした時のことですが、更新期間は「3年間」でした。

その当時、ついでに、再入国許可申請（数次）もしてきました。

在留期間更新許可の取得には手数料として印紙税4,000円
再入国許可申請（数次）は手数料として印紙税6,000円

合計10,000円を国に納税することになります。

在留期間更新許可の申請が許可されたため、同時に「再入国許可申請（数次）」もしました。

再入国許可とは？

「我が国に在留する外国人で在留期間（在留期間の定めのない者にあっては，我が国に在留し得る期間）の満了の日以前に再び入国する意図をもって出国しようとする外国人」に対して許可されるものです。

再入国許可がないまま、日本を出国してしまうと、たとえ正当な在留資格があっても、日本には再入国できなくなってしまいます。

そのような場合は、再度ビザを日本大使館や交流協会などで取得し直さなくてはいけません。

つまり、日本を出国して再度日本に入国する予定の外国人は、在留資格＆再入国許可が必要ということです。

一般的に考えると非常に複雑な仕組みです。

ちなみに「再入国許可（数次）」取得に必要な収入印紙代は6000円です。

ビザ（査証）、在留許可、再入国許可、外国人が日本に入国し、日本滞在し続け、一度海外に出国して再度日本に入国するためには多くの複雑な手続きとともにそれらの知識が必要です。