台湾で有名な統聯客運という高速バスについて、台湾現地からレポートします。
台北から台中までの移動の際に、台湾でも高速バス会社では、國光客運と双璧をなす最大手の統聯客運の高速バスに乗ってみました。
この高速バスに乗った時の、乗車時間と乗車料金および乗り心地についての感想を簡単にご紹介します。
台北での統聯客運の乗車場所はどこ?
- 乗車場所:台北バスターミナル(台北転運站)
- 降車場所:台中駅バスターミナル
- 購入方法:「目的地、発車時間、枚数」を伝える
※台中の停留所は朝馬バスターミナル → 台中駅バスターミナルの順で停車します。
台湾に来たことがある方であれば、お馴染みのバスで、バス車体の色は少し蛍光色っぽい黄緑色で画像のような感じです。
このバス会社に台北から乗車する場合のバス停は、台北高鐵と台北台鐵と台北MRTが丁度クロスしている場所にある「台北バスターミナル」です。
このバスターミナルは1階がチケット売り場になっており、2階から上の階がバスの発着ターミナルとなっています。先日乗ったことがある和欣客運よりも統聯客運の方が人気があるようです。
そのため、統聯客運のチケット窓口には、かなりの行列ができていました。一方、どういう訳か、いつ行っても和欣客運のチケット売り場は空いています。
窓口でバスチケットを購入する方法は、発車時間と行き先(目的地)と枚数を告げるだけです。
中国語が苦手な方は、英語も通じるようです。また、英語も苦手な方は、メモ用紙に「目的地、発車時間、枚数」を記入して渡せばよいでしょう。
台北から台中までの統聯客運の乗車料金と座席指定
統聯客運の台北‐台中間のバス運賃
基点 | 停留所 | 運賃/元 | 所要時間 |
---|---|---|---|
台北 | 台中駅 | 230~290 | 2時間40分 |
朝馬站 | 200~250 | 2時間程度 | |
台北 | 台南 | 370~460 | 4時間30分 |
台北 | 高雄 | 470~580 | 5時間程度 |
そして、購入した統聯客運の高速バスのチケットの半券がこれ。(価格比較のために高鉄チケットと一緒に)
乗車料金について、高鐵(台湾新幹線)で台中から台北まで765元でしたが、統聯客運の高速バスでは260元でした。
乗車料金は約3分の1程度ですので、高速バスがどれだけ安いかが分かります。
このチケットを見て分かる通り、和欣客運では全席座席指定だったのですが、統聯客運では座席の指定がありません。
そのため、統聯客運の場合は、行き先やルートなどにより異なるかもしれませんが、座席指定がない場合があるため、早めに列に並んで良い席に座った者勝ちのようです。
台北から台中まで統聯客運の高速バスに乗車した感想
統聯客運はチケット売り場を見る限り、人気があるため、さぞかし豪華な座席で快適なのだろうと思っていました。
そして、今回の統聯客運はこのバスターミナルの3階からの発車でした。
3階に行ってみると、週末ということもあり、歩くスペースもないくらい激混みでした。
そして、列に並ぶこと15分程度で乗車の案内がありました。
私は、最後の1席に案内されたようで、前から2番目の席が一つ空いていたので、自動的にその席に座ることになりました。
その席からの眺めがこれです。
フロントガラス上部に映画観賞用のモニターが2つありました。
そして、一番肝心の座席はというと、アロハバスや和欣客運とは異なり予想外に豪華ではなく、日本でもおなじみの一般的な高速バスの座席でした。
座席だけの比較をすれば、前回利用したことがある和欣客運の座席の方が、横幅も圧倒的に広く、足元スペースも圧倒的に広いです。
乗車時間は台中のバスターミナルとなっている朝馬まで丁度2時間で、朝馬を経由して、台鐵台中駅まで2時間半ほどでした。乗り心地は悪くはなく、ごく普通でした。
少し豪華なシートを期待していた分、座席があまりにも普通過ぎて、スペシャル感に乏しく特別に快適で乗り心地が最高とまでは思いませんでした。
と言うより、座席は少し狭い感じを受けました。まあ、ほとんどの乗車時間中、熟睡していましたので、快適さはどうでもよかったです(笑)。
台北→台中間の統聯客運と和欣客運の両者の高速バス比較
今回の統聯客運の高速バスに乗った経験を、和欣客運との比較でまとめておきます。
統聯客運
- 乗車地点:台北バスターミナルから台中台鐵台中駅前まで
- 乗車料金:260元
- 乗車時間:2時間半
- 乗車時刻:18:10~20:40
- 座席 :普通(座席指定なし)
- モニター:個別モニターなし(路線や各バスにより違う?)
- 備考 :台中駅までのルートがあるのがありがたい
和欣客運
- 乗車地点:台北バスターミナルから台中朝馬まで
- 乗車料金:230元(平日は140元の場合もあり)
- 乗車時間:2時間
- 乗車時刻:17:40~19:40
- 座席 :広く快適(座席指定あり)
- モニター:個別モニターあり
- 備考 :台中のバスターミナルが朝馬だけというのが難点
今回、統聯客運を利用した乗客のほとんどの方が、終点の台鐵台中火車站(台湾鉄路台中駅)で下車しました。このことから以下のことが分かりました。
他会社の高速バス(和欣客運やアロハバス)は、台中行きのバスターミナルは朝馬となっています。
と言うのも、上記の2社のバスのほとんどは台中朝馬を経由して台南や高雄などへの都市へ向かうルートとなっています。
そのため、台中火車站には立ち寄りません。その点、統聯客運や國光客運は台中駅が終点となっているため、人気があるのだろうということが分かりました。
最後に、台北バスターミナルを出発するときに夕陽が綺麗だったのでアップしておきます。
コメント
日本に住んでて台湾旅行に行くと「時は金なり」で高鐡を利用しがちですが
こういったバスの旅も良いですなぁ
コメントありがとうございます。
高速バスはスピード重視で飛ばしますので、のんびりバスの旅という雰囲気ではないですが、バスの中ではリラックスできてくつろげますので非常に快適でした。
> 日本に住んでて台湾旅行に行くと「時は金なり」で高鐡を利用しがちですが
> こういったバスの旅も良いですなぁ