台湾での水道水や飲料水などの水事情について、台湾現地からレポートします。
はじめて台湾旅行をする方や台湾で暮らし始める方は下記のような疑問を持つのではないでしょうか?
- 台湾の水道水は飲料水として飲むことが出来るのか?
- 台湾の水道水でうがいをしても問題ないのか?
- 一般的に台湾では飲料水はどうしているのか?
実際に台湾で暮らし始めて、台湾人がどのように水道水を使用しているのか、また私が台湾で水道水をどのように使用しているのか、うがいをする時にはどのようにしているのか、日常生活での飲料水はどのようにしているのか、について自分の経験にもとづいて詳しく解説します。
台湾の水道水は飲めるのか? 台湾人は水道水を飲んでる?
台湾も日本と同じように上下水道が整備されています。そして、基本的には水道水は塩素で消毒されています。
そのため、健康に害があるような細菌などは混じっていないと言われていますので、水道水をそのまま飲んでも問題ないのかもしれません。
ところが、ほとんどの台湾人は水道水をそのまま飲むことはしません。台湾人にとっては水道水は飲料水ではなく、水道水は洗い物をしたり、シャワーをする時に使うだけとの認識のようです。
試しに、私は水道水をそのまま飲んでみました。その結果、翌日お腹がピーピーになったというのは嘘で、何も問題ありませんでした。ところが、場所によっては少し臭いがする場合がありますので美味しいものではありませんでした。
台湾人では水道水を飲料水として使用する場合は、一度煮沸消毒のために沸騰させてから飲むことはあります。
台湾の水道水でうがいをしても問題ないのか?
台湾の水道水でうがいをしてもOKなのかどうか?
外国に行って水道から出て来る水を口に含むのは、例えどの国であってもちょっと抵抗がありますね。私も日本以外の国では水道水を口に含みたくないタイプの人です。
台湾では水道水の99%くらいは全く問題なく、うがいをすることができると思います。私も毎日、水道水の水でうがいをしたり、歯磨きの際に口を濯いだり、偶には目を洗ったりしています。
ところが、1%程度の確率で水道管が錆び付いていたり、あまりにも古い配管のため、水カビなどが水道の蛇口などに付着しているかもしれません。
でも、それは水道の蛇口を確認したり、水の色や臭いを嗅いだら、直ぐに判断がつくと思いますので気になった場合は水道水でうがいをするのを止めておきましょう。
台湾では飲料水をどのようにしているのか?
台湾では飲料水や料理に使う時の水は、どのようにしていると思いますか?
独り暮らしなどの場合を除いて、家族がいる家庭では浄水器がキッチンに設置されていますので、浄水器(定期的にカートリッジを替えるタイプ)を通した飲料水として使っているのが一般的でしょう。我が家もこのパターンです。
その他には、コンビニなどでペットボトルの水を購入している人もいますが、さすがに毎回、コンビニで飲料水を購入するのは値段が高くつきますし、重い水を持ち歩くのは大変です。
価格の目安は700ml程度のペットボトル1本10元~20元です。また、食品スーパーではもう少し安くペットボトル水を購入出来ます。あるいは、一本4~5リットルの大きなボトルのミネラルウォーターを購入すれば、かなり安くなります。また、ネット通販で購入することも出来ます。(ネット通販の利用法は>>>PChomeかmomoが便利です。)
また、マンションでは共有スペースがあり、冷温水兼用の浄水器の大型ウォータークーラーが設置してあることも多いです。このようなマンションでは、重いペットボトルを購入する負担もなく、必要な時に必要なだけポットや水筒などに汲みに行けばよいだけですので、非常に便利ですね。
台湾で水を購入するなら加水站が最安値
その他の飲料水の調達方法として、台湾には「加水站」と呼ばれるお水専用のスタンドがあります。
水スタンドの外観はガソリンスタンドそのものです。利用方法は、数十元のお金を投入してから、注ぎ口からお水が出てくるというシステムになっています。私は今まで一度も利用したことがないのですが、偶には利用している人を見かけます。
少し調べてみたら、このような加水站はフランチャイズ加盟店のような運営方法を採っているようです。このような加水站でのお水の料金はいくらなのでしょうか?近くの加水站のスタンドをよく見てみると価格が書かれていました。
20リットルで20元と表示されていますので、1リットルあたり1元になります。台湾で飲料水を購入する場合、最も安く購入する方法は、加水站を利用することでしょう。運営者は、これでも儲けが出るのが加水站なのでしょう。
まとめ
最後に、台湾では台湾人でも、そのまま水道水を飲まないので、日本人も飲まない方が良いでしょう。台湾では、600mlペットボトルのミネラルウォータは10元/本~買うことが出来ますが毎回購入するとなると大変ですので、大きなボトルで購入するか、加水站を利用すれば、毎月の費用を安くすることが出来ます。
長期間、台湾に滞在するのであれば、ウォータークーラーを購入した方が、結果的に安くなるかもしれません。短期間の滞在の場合は部屋を借りる際、建物内にウォータークーラーが設置してある場所を探しましょう。
数ヶ月間だけ台湾に滞在予定の場合は、携帯可能な浄水器を日本から持ってくると便利で、結果的に費用を安く済ませることが出来るかもしれません。
- 台湾の水道水はそのまま飲まないほうがよい
- 台湾の水道水を飲む時は煮沸消毒する
- 台湾の水道水で歯磨きやうがいをしても問題ない
- 台湾での飲料水は浄水器を使用するか飲用の水を購入する
コメント
高雄在住の日本人です。いつも楽しく拝見しています。
加水站ですが、高雄では利用している人を多く見かけます。高雄の水質が悪いのも原因のひとつかも知れませんが・・・
バイクの前部分に空タンクを積み、後ろには家族を載せてきています。笑
コメントありがとうございます。
加水站は日本ではあまり見かけませんね。
台湾の加水站の水質もあまり信じられるものではないですが・・・(笑)
浄水器の普及率も、日本より台湾の方が高そうです。