台湾人の男性の特徴を5つの側面の価値観から考察【日本人と違う?】

台湾人の男性の特徴について、台湾で多くの方たちと接した経験をもとに詳しく紹介します。

台湾人の男性が大切にしていることについて考察をすると、彼らに共通する特徴が見えてきました。

台湾人と日本人の違いについては、台湾人は他の外国人と比べると、比較的同じ価値観を持っている国民性だと感じます。

ところが、日本人の視点から台湾人を人間観察すると、以下の5つのポイントについて少し違和感を感じる時があります。

そこで、以下では台湾人の男性が特に重要だと考えていると思われる点を一つずつ詳しく解説します。

 

面子

中国人男性にとって最も重要なことは面子だと言われることがよくあります。中国人に対して面子を潰すようなことをすると、例えそのことがいかに論理的で正しい言い分だったとしても、逆鱗に触れることになると聞いたことがあります。

それでは、台湾人男性はどうなのか?
やはり、台湾人男性も面子を非常に大切にしています。例えば、他人と初めて会った人に対して、いかに自分が実力があり、できる人間かということを必死にアピールします。

しかも、イエローカードが出されそうな反則ギリギリくらい話を盛りに盛って、かなりの誇大表現を使って相手を説得し始めます。もはや自慢大会のような状況にもなります。

例えば、自分の名刺を提示して、自分の名刺を見せれば、この業界の人はみんな、俺のことを知っている。あるいは、この街のほとんどの人は俺のことを知っているから、聞いてみてくれ。

このようなことを堂々と話してきます。上記は全ての台湾人男性に当てはまるわけではないですが、ビジネスをしている人などはこのような傾向が強いように思います。

日常生活で台湾人男性が面子を重視している場面は、何といってもお客さんが来た時に出されるレストランでの料理でしょう。

気が付いたら円卓に乗り切らないくらいの料理が並べられて、どう見ても食べきれない料理は誰が食べるのだろうという場面によく遭遇します。特に、外部から来たお客さんに対しては最大限の面子を張ります。

関連≫≫ 台湾人にとって大切な面子文化と日本の世間体文化

 

人脈

台湾で何か行動を起こそうと思った時、最も威力を発揮するものは人脈だと思います。お金や時間では解決できない時には人脈(コネ)を使います。

日本ではコネで物事を進めることはあまり好ましいことではないイメージを与えることがありますが、台湾では何事もコネを基準にして物事が動いていきます。

例えば、息子の就職先が決まらずに困っていたら、そのお父さんは友人に連絡するかもしれません。その後、その友人は親戚に連絡をするかもしれません。

ダメで元々で、次から次へと困っている人のために何か行動してあげようとするのも台湾人の良いところでしょう。(おせっかいな性格の人も多いですね。)

そうしている内に、元々、仕事がない息子さんとはかなり遠い全く知らない人の会社に就職するというようなことがあったりします。

基本的には、ビジネスも同じような傾向があります。ある取引先を探している会社に対して、知人に問い合わせてみたところ、その知人が別の友人を紹介してくれて、その友人の親族が取引先を紹介してくれるなんてことがままあります。

 

お金

台湾人男性はお金も非常に重視します。(男性だけではなく、女性も日本人以上にお金のプライオリティが高い傾向)

お金を人より多く稼いでいれば、その人は崇められるというような側面があります。

外見や学歴や性格よりも、お金を持っている台湾人男性は非常に強気ですし、そのような台湾人男性の方へ人は集まってきます。

そして、裕福な台湾人男性は高級車に乗り、高級腕時計を付けて、自分の面子を張ります。そのため(?)、台湾では日本では考えられないくらいベンツが走っています。

また、お金や資産を増やすことにも非常に積極的です。そのため、可能性を求めて株式投資や不動産投資にどんどんお金をつぎ込む傾向が強いです。

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機会

台湾人男性に限らず、一般的には、台湾人は機会を大切にすると同時に、そのチャンスを最大限に生かそう考えます。

先ほどのダメ元で人脈を頼り、コネを使って問題を解決するのも同じようにチャンスを生かそうとする表れでしょう。

機会はいろんなところに転がっています、街角で何気なく話した相手に対して話が合えば、名刺を渡したりします。

必然的に、台湾人の場合は日本人以上に名刺を渡す相手は多くなります。名刺はビジネス時だけの必携ツールではありません。

常に、持ち歩いており、この人には渡しても害がないだろう、それどころか何かチャンスにつながるかもしれないという人には名刺を渡して、何らかの機会を得ようとします。

 

家族

台湾人男性は家族を大切にします。結婚後も自分の妻を、最大限、女性として接するのが当たり前のようです。

例えば、日本人のように仕事が終わったら会社帰りに一杯してから帰宅するような台湾人男性はめったにないです。

一般的に、台湾人男性は、仕事が終われば、真っ先に自宅に帰り家族と一緒の時間をできるだけ多く過ごそうとします。

そして、台湾人男性は自分の両親を最大限大切にします。そのため、自分の肉親と非常に仲が悪いというようなことをあまり聞いたことがありません。

それが要因かは分かりませんが、台湾人の方は一般的に両親と同居して3世代家族が多いように感じます。

逆に言うと、両親を大切にしない人は親不孝者として軽蔑されることさえあります。それくらい、台湾人男性は家族を大切にします。

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まとめ

以上、私が台湾に移住して以降、日本人の視点から台湾人の男性がどのような特徴があるのかを考察した結果です。

一般的に、台湾人の男性が非常に大切にしている5つの特徴をまとめてみました。再度、台湾人の男性の特徴をまとめておくと、下記の通りです。

  • 面子:年配者や地位の高い人ほど面子は重要
  • 人脈:会社以外の人との繋がりを大切にする
  • 機会:ビジネスや社会的なチャンスに繋げる
  • お金:命の次に重要なものはお金や資産
  • 家族:家族との時間をとても大切にします

私も何年も台湾に在住したら上記の5つのことを無意識のうちに大切にする時が来るのかもしれません。

コメント

  1. tomo より:

    台湾で日本語教師をしていた頃、台湾人の男性教師が日本人の
    女性教師に今日の髪型はいいね、今日の服装はいいね等、言っていました。
    20数年以上前の話です。
    日本人の女性はそんな事を言われる習慣がないので、どうこたえていいか、
    戸惑っていました。台湾人は自然に言っていました。

    お国柄ですね。でも台湾人の男性も恥ずかしがり屋もおられるから、
    色々ですね。韓国人より、はるかに日本人に近いですね。

  2. いいぞっ より:

    コメントありがとうございます。
    日本人よりも台湾人の方が良いことも悪いことも思ったことをそのままストレートに表現する方が多いように思いますね。

    > 台湾で日本語教師をしていた頃、台湾人の男性教師が日本人の
    > 女性教師に今日の髪型はいいね、今日の服装はいいね等、言っていました。
    > 20数年以上前の話です。
    > 日本人の女性はそんな事を言われる習慣がないので、どうこたえていいか、
    > 戸惑っていました。台湾人は自然に言っていました。
    >
    > お国柄ですね。でも台湾人の男性も恥ずかしがり屋もおられるから、
    > 色々ですね。韓国人より、はるかに日本人に近いですね。

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