台湾で日本人が台湾語をしゃべると、どうなるか?
そんな疑問を持っている方へ向け、台湾で暮らして経験したことをもとに、台湾現地からレポートします。
台湾での言葉の事情を知っておこう
まずは話を進める前に、台湾での言語についての最低限知っておきたい知識を以下にまとめておきます。
- 台湾の公用語は中国語(北京語)
- 台湾では中国語のことを「國語」と呼ばれている
- 「國語」は中華人民共和国の公用語「普通話」と基本的に同一言語
- 台湾には固有の言語である台湾語がある
- 台湾語は「台語」と呼ばれている
- 台湾には他に客家語やその他の原住民の諸言語もある
以上が台湾で使用されている言葉の簡単な説明です。
なぜ、台湾には台湾語を話せない人がいるのかなど政治的な過去の歴史に関わることや、更に詳しい情報は下記記事をご覧ください。
台湾でも台湾語の使用比率は地域により異なる
台北を中心とした大都市では國語(中国語、北京語)が主流ですが、台湾の南部へ行けばいくほど、國語ではなく台湾語の使用比率が高まるようです。
しかも、年齢がおおよそ40歳以上の方は、台湾語を不自由なく…、というより日常的に台湾語を使用しています。
一方、年齢が30歳以下の方は、一般的には國語しか話さないようです。
それでは、30歳から40歳くらいの方は、どうなのか?
台湾語は話すことができると思いますが、北京語を話す人が多いように感じます。
最近の中学生や高校生は台湾語を話せないのか話さないのか分からないですが、台湾語を話していないようです。
彼ら若い台湾人がどんな言語を利用しているのか、時々、バスや電車の中で一緒になった時に耳を傾けてみると100%國語を使っています。(台北や台中では)
ところが、面白いことに彼らは台湾語を、ある程度は聞き取ることができるようです。
関西弁を聞き取れるけれど、話さない東京人と同じような状況なのかなと思います。
以上が台湾の言語事情を観察した結果です。
日本人が台湾語を連発したら…どうなっかのか?
そんな中、先日平均年齢50歳くらいの人たちと、お酒の席で知りうる限りの台湾語で応戦してみました(嘘)。
一言だけ台湾語をタイミングよく発したら、なかなか良い反応でウケたので、知っている台湾語の単語を片っ端から意味もなく話したら、彼らとの心理的距離が一気に縮まりました。
この時、外国では言葉は不思議な力を持っているものだなと思いました。
やはり、台湾語を話す世代の方にとって、台湾語は母語以外の何ものでもないようです。
そのため、國語(北京語)もままならない外国人が突然、台湾語を話すと親近感を感じるようですね。
これも、日本語がままならない外国人が日本人でも聞き慣れない方言(山形弁など)を、その現地で話したら親近感が湧きますからね。
台湾人との心の距離を縮める手段として、台湾語を少しだけ身に付けておくと、コミュニケーションのツールとして使えますね。
自分の自己紹介は中国語と台湾語で用意しておいて、場面に応じて台湾語での自己紹介ができると、台湾のコミュニティーにすんなり入って行けるかもしれないですね。
台湾語を少しだけ覚えてみよう
そこで、私が知っている台湾語をいくつか挙げておきます。
ただし、台湾語の発音は中国語以上に声調が多く、発音が難しいため、台湾人に通じるかどうかはわかりません。
それでも、私が知っている台湾語を台湾人に連発すると大爆笑してくれるため、恐らくカタカナ台湾語でも通じるのではないかなと思います。
そして、私が思っているだけかもしれませんが、台湾語を話している人はとにかく強く、勢い良く声を発しているように思います。
そのため、アントニオ猪木さんが「元気ですか~ッ!!」と言うように、勢い良く声を出すのが、台湾語を相手に伝える一つの方法かなと思います。
下記のカタカナ台湾語の発音は多分合っていると思いますが、台湾人と会った時にタイミング良く使えば、通じるのではないかなと思います。
- リーホー (こんにちは)
- ワーシー (わたしは~です)
- リップンラン (日本人)
- パイセー (すみません)
- ボアッキン (気にしないで)
- ボーラー (違うよ)
- カッキンネ (急いで/早く)
コメント
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
日本人のロングステイヤーにとって、土日、祝日、春節ではなく、
自由に台湾国内を旅行できる身分は非常にお得ですね。
よく勝美旅行社、東南旅行社でも、新幹線を使ったパックツアーを
やっていますが。一般的には如何なんでしょうか?
日本:JTB、HIS等、新幹線、JR等と合わせて、旅館・ホテルの一泊二日、二泊三日の
パッケージを利用するのがお得、代替交通費込で、1万円~3万円くらい。
たまにJR、宿泊、2食込で1万円がある。
台湾:宿はネットで予約、交通機関は車か、電車・バスで自力。やはりこれでしょうか?
旅行社経由でホテルを予約するのが特にメリットがないように思います。
メリットが有ると思えるのが、台湾各地の空港→金門島→厦門・宿泊→金門島→台湾各地の空港。
いわゆる小3通です。これは面倒さがないかもしれませんね。
日本人にお勧めな台湾国内旅行は如何ですか?
個人的には、谷関温泉、ケンテイ、知本温泉、蘆山温泉、金門島、高雄、台北の温泉、関子嶺温泉(おすすめ)
が好きです。台湾国内を旅して感じるのが、土日と平日の価格差が大きいことが驚きです。この平日に大陸からの
観光客を呼び込もうとしているのでしょうが。平日に旅行に行けるというのは良いですね。毎月1回か2回行くとして
も一人3000元夫婦で6000元x2回で12000元(約4.2万円/二人、2回、3.5円=1NTで計算)
日本の一回分で二回旅行に行けますね。
以上
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
いつもコメントありがとうございます。
以下を参照してください。
http://nippontaiwan.blog137.fc2.com/blog-entry-902.html
> 日本人のロングステイヤーにとって、土日、祝日、春節ではなく、
> 自由に台湾国内を旅行できる身分は非常にお得ですね。
>
> よく勝美旅行社、東南旅行社でも、新幹線を使ったパックツアーを
> やっていますが。一般的には如何なんでしょうか?
>
> 日本:JTB、HIS等、新幹線、JR等と合わせて、旅館・ホテルの一泊二日、二泊三日の
> パッケージを利用するのがお得、代替交通費込で、1万円~3万円くらい。
> たまにJR、宿泊、2食込で1万円がある。
> 台湾:宿はネットで予約、交通機関は車か、電車・バスで自力。やはりこれでしょうか?
> 旅行社経由でホテルを予約するのが特にメリットがないように思います。
> メリットが有ると思えるのが、台湾各地の空港→金門島→厦門・宿泊→金門島→台湾各地の空港。
> いわゆる小3通です。これは面倒さがないかもしれませんね。
>
> 日本人にお勧めな台湾国内旅行は如何ですか?
> 個人的には、谷関温泉、ケンテイ、知本温泉、蘆山温泉、金門島、高雄、台北の温泉、関子嶺温泉(おすすめ)
> が好きです。台湾国内を旅して感じるのが、土日と平日の価格差が大きいことが驚きです。この平日に大陸からの
> 観光客を呼び込もうとしているのでしょうが。平日に旅行に行けるというのは良いですね。毎月1回か2回行くとして
> も一人3000元夫婦で6000元x2回で12000元(約4.2万円/二人、2回、3.5円=1NTで計算)
> 日本の一回分で二回旅行に行けますね。
> 以上