日本仕様の電波時計を台湾に持ち込んで使用すると電波時計はどうなるか?
日本から台湾に移住した際、日本で利用していた電波時計を台湾に持ってきました。そして、台湾で使用した結果分かったことを基に、日本国内仕様の電波時計を海外で利用した時の電波時計の使用状況と利用上の注意点についてのレポートです。
台湾と日本の時差は1時間
電波時計とは、日本国内仕様のものは日本の電波を受信することで、時刻の誤差を自動修正する機能を持つ時計のことです。そのため、日本国内で使用する限り、定期的に時刻修正が自動でなされるため、常に正確な時間を表示できることになります。
それでは、日本の電波を受信する電波時計を台湾で使用した場合はどうなるか?
日本と台湾での時差は1時間あります。つまり、台湾より日本の時刻の方が1時間早いわけです。具体的には、日本で0時の時には台湾では、まだ前日の午後11時ということになります。
台湾で日本国内仕様の電波時計を使用した結果
台湾でこの電波時計を使い始めた時に、まず台湾時刻に設定しました。そして、知らない内に電波の受信ボタンを押してしまったのか、自動的に受信したのか、気が付いたときには、日本時刻が表示されていました。
この電波時計には電波を受信しないようにする機能は付いていませんでした。そして、メーカーHPで確認してみると、自動で電波を受信し、時間修正する機能がついているとのことでした。
この結果から、日本仕様の電波時計は、台湾でも日本の電波を受信することができてしまうため、台湾では常に1時間だけ早い時刻である日本時刻を表示させてしまうことになるということが分かりました。
日本国内向けの電波時計は日本の電波を受信する仕様
私が使用している電波時計は、カシオ製のものでしたので、カシオのHPを調べたところ、以下のような説明がありました。
日本電波仕様の製品は、海外で使用した場合、まれに日本標準電波を受信して、日本の時間を表示してしまうことがあります。海外でのご使用には対応しておりません。
つまり、各国の電波受信はできないため、現地の電波を受信して現地時間を表示するような機能は働かないということでした。それどころか、日本からの電波を受信できる国では、日本時刻を表示してしまうため、海外使用には対応していないということが分かりました。
それでは、他のメーカーの電波時計はどうなのでしょうか?
各社のHPを調べてみた結果を簡潔に載せておきます。
- シチズン:
時差を設定すれば簡単に海外時刻を表示することが可能、または「受信off機能」も可- セイコー:
電波の自動受信を止める「受信off機能」で電波の自動受信を停止した上で利用可能
台湾旅行時は電波OFF機能があるものを持参しよう
現在、私は台湾で日本国内仕様の電波時計を使用する場合には、日本の電波を受信してしまうため、台湾時刻とは1時間早い日本時刻に自動設定されるため、常に1時間の時差を考慮して利用しています。
言い換えると(よく言えば)、台湾にいながら、常に日本の時刻を意識することができるため、1台くらい日本の時刻を表示する時計が身近にあってもよいかなと思います。
海外旅行などで腕時計などの時計を外国に持参する方は、電波時計かどうか、電波を受信停止する機能があるかどうか、あるいは時差設定機能があるかどうか、などを考慮して時計を持ってくることをおススメします。
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