蕃茄炒蛋(ファンチェチャオダン、トマトの卵炒め)は、文字通りトマトを卵と一緒に炒めただけのシンプルな料理ですので、簡単に作ることが出来ます。台湾では、日常的に家庭料理として食されているだけではなく、レストランやローカル食堂でも人気のあるメニューの一つです。
特に、子供には大人気の料理で、クセのある味や風味があるわけではないため老若男女誰の口にも合います。台湾では、アツアツご飯の上に乗せて丼のように食べることもあります。
日本では、玉ねぎと一緒に卵を炒める「玉ねぎの卵とじ」は日常的に食されている卵を使った家庭料理ですが、番茄炒蛋は台湾の食卓ではこのポジションに最も近いようです。手軽に作ることが出来て、材料も少なくて済み、しかも美味しい料理という位置付けです。それでは、台湾でも大人気の番茄炒蛋の作り方をご紹介します。
蕃茄炒蛋の材料(2人分)
材料
トマト :2個
卵 :4個
ネギ(小):1/2本
調味料
ケチャップ:大さじ2
塩 :適量
砂糖 :小さじ2
中華だし :少々(鶏がらスープの素でも可)
蕃茄炒蛋の作り方
- トマトを一口サイズの乱切りにする。ネギをみじん切りにする。
- 卵を溶いて、塩を少々混ぜ合わせる。
- 油(分量外)を少し多めにしき、熱したフライパンに卵を入れ、ゆっくりと混ぜる。
- 卵は硬くならないように半熟程度の状態で、一旦火を止め別の皿に取り出しておく。
- 再度フライパンにトマトとネギを入れ少し炒めながら、ケチャップ、中華だし、砂糖を加え、トマトが少し崩れるまで炒める。
- フライパンに取り出しておいた半熟に炒めた卵を加えて混ぜ合わせ、火を消し余熱で炒める。
ポイント
最初煮卵を炒める時には、炒め過ぎずに短時間で半熟になる程度で火を止め、直ぐに別の皿に移しましょう。そのまま、フライパンに入れたままにすると卵が固まってしまいフワフワッとした卵の出来上がりになりません。
台湾の炒め物には、中華だしの素「味覇」が調味料として、よく使用されています。元々は、中華スープのダシとして使われていましたが、隠し味的に炒め物の調味料として使うことも多いです。日本の味の素でも代用できると思いますが、和風の風味になりそうですね。
剥きエビがあれば、エビを加えて作る卵炒め料理も有名で人気があります。強火でエビを炒めてプリプリとした食感が出来ると美味しい「海老とトマトの卵炒め」を作ることも出来ます。
最後に、薬味として、香菜(コリアンダー)かネギがあれば、パラパラと上に添えると彩りもよくなります。
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