鹹蛋(シエンタン、塩漬け卵)の作り方|生卵と塩だけでOK

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卵料理

鹹蛋(シエンタン)とは、塩漬け卵(塩卵)のことですが、元々はアヒルの卵を塩水でつけ置きして作ります。また、鶏の卵で作ったものもあります。それぞれ、アヒルの卵で作ったものを「鹹鴨蛋」(シエンヤータン)と言い、鶏の卵で作ったものを「鹹鶏蛋」(シエンジータン)と言います。塩漬けにすることで、生卵でも3ヶ月程度は保存が効くそうです。つまり、元々は中国大陸での保存食として作られたというわけです。

「鹹」という文字は日本語の音読みと訓読みでどのように読むか分かりますか?
訓読みは何となく分かるかもしれませんね。「鹹い」で「からい」と読み、音読みでは「カン」あるいは「ゲン」と読みます。「蛋」は「たまご」と「タン」および「ダン」です。通常、鹹蛋は中国語をカタカナ表記した発音で「シエンタン」と言っていますが、日本語の音読みでは何と発音するのでしょうね?

一般的には、台湾では鹹蛋は冷蔵庫にはいくつかはストックがある家庭がほとんどです。鹹蛋を作るためには1ヶ月程度は塩水に漬けておく必要があります。そのため、生卵としては適さないのではないかと思う方もいると思いますが、実は鹹蛋は生卵としても食べることが出来ます。ところが、台湾では日本とは異なり、卵を生で食べる習慣は、ほとんどありません。ただし、昨今の日本食ブームを背景に、すき焼きなどを真似て生卵を口にする台湾人の方もいます。一般的には、台湾で鹹蛋は炒めるなど加熱して食べることになります。それでは、鹹蛋の作り方をご紹介します。

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鹹蛋(塩漬け卵)の材料

材料

生卵:10個
塩 :300g
水 :1.5リットル

調味料

八角:1個
山椒:適量

 

鹹蛋(塩漬け卵)の作り方

  1. 鍋に水2リットルと塩400gを入れて、沸騰させて、塩を溶かし塩水を作ります。
  2. 塩水を常温になるまで冷まします。
  3. 2リットルの密閉容器に塩水を入れ、調味料(八角や山椒)を加えて、密閉します。
  4. そのまま、冷暗所で1ヶ月間漬け込みます。

 

料理のポイント

必ず卵全体が塩水に浸るように密閉できるような容器を使いましょう。

調味料の八角や山椒はなくても問題ありませんが、スパイスを効かせたほうが旨みが卵に浸透します。

漬け込む時間は、冷暗所で1ヶ月間しっかりと漬け込んでください。

コメント

  1. 後者 より:

    卵は殻を割ってスパイス水と容器に入れるのですか?

    • シェフ より:

      コメントありがとうございます。
      卵は生卵のまま殻を割らずに塩水に浸します。