台湾では丼飯の横綱的な存在の魯肉飯(ルーロウファン)の作り方について、台湾現地からレポートします。魯肉飯とは、醤油ベースで煮込んだ豚ばら肉をご飯の上にかけて食べる丼料理のことです。滷肉飯も中国語の発音は同じで、意味も同じです。
台湾では、このような丼飯の場合は、日本の茶碗サイズくらい、あるいは小どんぶり程度の大きさの場合が多いです。お腹が空いている時は、大盛りを注文した方がよいでしょう。
台湾全土のローカル食堂(小吃店)や屋台など、どこでも提供されていますが、お店ごとに少しづつ味が違ったり、丼にトッピングされる具材がなかったり、異なったりします。一般的には、たくあんや高菜のような台湾式漬物が添えられることが多いです。
魯肉飯の材料
材料
豚ばら肉(皮付き):250g
玉ねぎ :1個
干し椎茸:2個
生姜 :5g
にんにく:4個
ご飯 :5杯程度
調味料
醤油 :小さじ4
酒 :小さじ2
氷砂糖 :8個(砂糖:8g程度でも可)
八角 :4個
五香粉 :2g
粉胡椒 :2g
塩 :適量
ごま油 :適量
魯肉飯の作り方
- 豚ばら肉は洗って、熱湯にくぐらせて臭みを取り除く。
- 5mm~1cm角程度の大きさに刻む。
- 玉ねぎ、生姜、にんにく、干し椎茸をみじん切りにする。(水で戻した後みじん切り)
- 熱した鍋に適量の油をしき、生姜、にんにくを炒めて香りを出した後、玉ねぎを加え、黄金色になるまで炒める。干し椎茸と豚肉を加え、軽く炒めた後、すべての調味料を加える。
- 豚肉が浸る(カップ2杯程度)くらいの水を加え、沸騰させる。
- 弱火で1-2時間ほど煮込みながら、塩などの調味料で味を調える。
- ご飯の上にかけて、薬味に香菜や刻みネギなどを乗せて出来上がり。
ポイント
本場台湾のように煮卵を付けたい場合は、予めゆで卵を作って皮を剥いておき、弱火で煮込む時に一緒にゆで卵も煮込みます。
日本人は八角の香りが鼻に付くかもしれませんので、どうしても苦手な方は、八角抜きで作ってもよいでしょう。
肉を炒める時には、ごま油を使うと、肉の臭みの緩和になるかもしれませんが、サラダ油でも構いません。煮込んでいる間に焦げ付かないように適宜適量の水を足します。
薬味が必要な場合は、台湾ではみじん切りにした香菜を添えますが、臭いが苦手な方は、ネギなどでもよいでしょう。
魯肉飯のカロリーは1杯当たり、小丼の場合は350~400カロリー程度、大盛りの場合は500カロリー程度が目安です。美味しさに釣られて、食べ過ぎには注意しましょう。
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