夏野菜の代表格でもある、ししとう(獅子唐、シシトウ)は、青唐辛子の一種ですが、青唐辛子にも、辛い品種と辛くない品種があります。料理の食材として使用する場合は、辛くないシシトウなどの品種を使うと食べやすいでしょう。一方、調味料あるいは副食材として使用する場合は、辛い品種を使います。
チンジャオロースーは中国語で表記すると「青椒肉絲」となります。青椒とは、辛くないピーマンやシシトウなどのことを指します。チンジャオロースーの肉は、日本では牛肉の細切りを使いますが、台湾でも基本的には、このような料理では豚肉の細切りを使います。
今回は肉を使わずに、干し豆腐を使って、シシトウの炒め物をご紹介します。干し豆腐は1cm程度の厚さに長く切る場合もあれば、2cm角程度の大きさに切る場合があります。食べやすい大きさに切ればよいでしょう。
青龍炒豆乾(ししとうと干し豆腐の炒め物)の材料
材料
ししとう:10本
干し豆腐:3枚
煮干し :適量
にんにく:1片
調味料
トウチ :大さじ1
醤油 :大さじ1
砂糖 :小さじ1
酒 :大さじ1
塩 :少々
青龍炒豆乾(ししとうと干し豆腐の炒め物)の作り方
- ニンニクをみじん切りにして、干し豆腐を一口大に切っておきます。
- 熱した中華鍋にサラダ油を引き、煮干しとニンニクを加え、香りが立つまで炒めます。
- ししとうと干し豆腐を鍋に加えて、調味料(トウチ、醤油、砂糖、酒)を加えて、炒めます。
- ししとうに火が通ったら、塩で味を調えます。
料理のポイント
斜めに小口切りした赤唐辛子を1本加えると、彩りが出て、少し辛味が増します。
シシトウがなければ、ピーマンを使う場合は、繊維に沿って縦に細切りにすれば、シャキシャキとした食感が楽しめます。
出来るだけ強火で短時間で炒めると野菜の食感がよくなります。
辛味が好きな方は、胡椒や豆板醤などを加えても良いでしょう。
参考記事:台湾で食べたい珍しく美味しい野菜|台湾家庭料理の定番
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