毎年、日本から台湾へ旅行へ来られる方が増加しており、一度、台湾を訪れてから台湾にド嵌りしてしまう方もいますね。それくらい、日本人にとっては台湾の文化や社会に親近感を抱きやすく、文化的な違いを物珍しく感じ、心地よく感じるくらいの距離感があるのでしょう。
ところが、いつの時代でもどの国でも、数日の旅行で見たり聞いたり触れたりした外国はほんの表面的な一面でしかなく、氷山の一角でしかありませんね。台湾に何年か住んでも、知らなかった社会や歴史を知ると、その国の奥深さを感じます。
そこで、今回は「台湾」に関する歴史、文化、社会について、より深く知るための書籍をご紹介します。全くあるいはほとんど台湾のことを知らない方でも少しだけ台湾について知るだけで、台湾をより身近に感じられることでしょう。
実際、私も高校卒業するまでは、台湾の歴史を学んだこともなかったですし、そもそも台湾の歴史について高校の教科書で扱っている部分はほとんどなかったのではないでしょうか。私は中国の歴史さえも、あやふやなまま高校を卒業したので…以下略。
台湾の歴史を学んで知ろう
一般的に、台湾の歴史は400年とされていますが、実際にはそれ以前でも台湾原住民族が存在していたため、400年以上であるはずですが、歴史として記されているのは400年ということなります。台湾の歴史は台湾島を中心とした台湾への外国の侵略が中心になりますので政治外交史ということになります。
台湾―四百年の歴史と展望
台湾の歴史の全体像を知るために一冊は持っておきたい書籍です。台湾の歴史について全く知らない入門者にも分かりやすく史実がバランス良く散りばめられている良書です。
購入者の口コミと評価
- 台湾旅行前に読むと良い本です
- 台湾という隣国を理解するのに最適な本です
- 台湾を知る上でマストアイテム
- その他のレビュー >>> レビューを見てみる
新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論
マンガで台湾の歴史を知りたい方は、小林よしのり氏のゴーマニズム宣言から読んでもよいでしょう。発行された当初は著者が台湾入国禁止処分になったほど過激な内容を含んでいます。なぜ、そこまでの騒動になったのかを考えながら読むのも面白いかもしれませんね。
購入者の口コミと評価
- 日台の関係が理解しやすい本です
- 日本にとってアジアの真の友好国を知ることになった
- マンガにしては字数が多いけど台湾を知ることが出来た
- その他のレビュー >>> レビューを見てみる
台湾の文化を学んで知ろう
台湾を知るための60章
政治、経済、社会だけではなく台湾文化を含めて60章からなる台湾全体を知るための良書です。
購入者の口コミと評価
- 台湾全体を知るための有益な情報が多い
- 今現在の台湾を知るためには良い本です
- この本一冊で台湾通になれる!?
- その他のレビュー >>> レビューを見てみる
街道をゆく 40 台湾紀行
認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾
台湾の社会を学んで知ろう
台湾とは何か
購入者の口コミと評価
- とても分かりやすい最新の台湾解説書
- 台湾を理解するための良書
- 総統・蔡英文や前総統・馬英九についても詳しく書かれている
- その他のレビュー >>> レビューを見てみる
コメント
情報ありがとうございます!
早速図書館で借りてきました。
やはり事前に台湾についての知識があるのと無いのでは、現地に行ってからの楽しみの程度が違いますからね。
コメントありがとうございます。
本に書かれていることは、歴史や社会のごく一部だけですが、それを知っているだけで観光の幅が広がりますからね。
私はゴーマニズムから入り、司馬遼太郎”台湾紀行”で泣けました。先日亡くなられた蔡焜燦の”台湾人と日本精神”も初期の頃に読んで感銘受けました。李登輝さんの著書も何冊も読んでいますが、あの年代の方々は真の日本人だったような気がします。武士道は今こそ見直されるべきものだと個人的には思うのですが・・・
いつもコメントありがとうございます。
ゴーマンは難しい問題でも、マンガという手段を使って少しだけ入り口のハードルを下げてくれていることで、大きな貢献をしてくれていますね。私は学生時代に『台湾―四百年の歴史と展望』を読んだのが初めての台湾史の学習だった記憶があります。
台湾人に限らず日本人でも戦時中に教育を受けた方の思想や考え方は古き良き日本人の原像だと感じます。
逆に、台湾人でも日治時代に日本語教育を受けた世代と戦後の国民党一党独裁政権時代の教育を受けた世代の「落差」が大き過ぎて、少しばかりショックを受けることもあります。いつかこのことも記事にしたいと思いますが、あまり強く主張すると「日本人の傲慢だ」という意見が飛んできて叩かれそうです…。