台湾人から代理購入を依頼されることが多いと思う日本人もいるのではないでしょうか?
一時帰国をする際には、特に私の場合は台湾から日本に一時帰国する際、台湾の家族、友人、知人から代理購入を頼まれることがあります。
そもそも代理購入とは何?と思われる方もいるかもしれませんので、代理購入って何だということと台湾人から代理購入を頼まれることについてのモヤモヤを紹介します。
代理購入って何?
代理購入って何と思う方もいることでしょう。
代理購入とは、例えば台湾在住の日本人が日本に一時帰国する際などに、日本へ帰国したついでに、商品を買ってきてと頼むことです。
台湾人の親類や会社関係者あるいは友人などに、日本に一時帰国するよと伝えると、あの商品買ってきてと商品名を指定されて、言い方は悪いですがショッピングのパシリをさせられることがあります。
逆に考えると、日本で知人に台湾旅行に行ってくると伝えたとして、台湾に旅行へ行くのなら、からすみを3つ買ってきて、なんて頼まれたことは一度もないですよね。
ところが、台湾では、「あの商品を買ってきて」、「私もその商品欲しいからお願い」、「できれば商品の色は白でお願い」・・・こんな代理購入を依頼されることはごく普通です。
日本では家族でも旅行前に代理購入を依頼することは気が引けると思うのですが、台湾人の場合は家族どころか、友人や知人でも関係なく、気軽にお声掛けいただき、お願いされてしまいます(笑)。
たぶん、台湾人の方たちは何も悪気があって依頼するわけではなく、お願いするだけだから、もし商品がなければ買ってこなくてもいいよ、くらいの気持ちなのでしょうけど・・・。
頼まれた以上、依頼された商品を探さなきゃいけないプレッシャーが心のどこかに引っかかって、旅行中は何かモヤモヤとした気持ちがくすぶります。(私だけかな・・・?)
頼まれた商品が購入できないで、台湾に戻ってきて、親類や友人からガッカリされたらどうしよう・・・なんて考えるのは日本人だからかな。
とにかく、台湾人は相手の気持ちをあまり考えずに代理購入を依頼してきます。そして、それに対して、日本人的にはモヤモヤ感を感じながら・・・
代理購入の依頼を断りきれない気持ちがあり、探してみるけど買えなかったら、ゴメンと何故か依頼されているのに謝っている理不尽さを感じたりします(笑)。
台湾では何でも購入できるけれど…
日本製品で溢れている台湾では、輸入規制の対象となっているアイテム以外は、ほとんどの商品は探し回ればどこかで購入できるものです。
例えば、日本食が恋しくなったら場合は、日本食品専門の食品スーパーへ行けば、ほとんどの食材などの商品が手に入ります。
ただし、当然ですが、非常に高い価格で販売されています。具体的には、日本で3パック一組で販売されている納豆は、日本では100円弱で購入できますが、台湾では100元(350円)弱で販売されていたりします。
価格比較をすれば、日本からの輸入品は約3倍から4倍程度の価格差があり、台湾での納豆は非常に高価なものとなります。
台湾では潜在的な需要があまり高くなく、消費期限が短く、日本から輸送する際にも保冷が必要な食品は、比較的高い価格で販売されています。
それら商品の多くは、台湾では手に入りにくいもの、または台湾で購入すると非常に価格が高くなってしまうものです。
台湾では高いなと思うものは下記のようなものです。
- 書籍(中古本含む)
- 日本の食品(台湾で生産がないもの)
- 医薬品
- 家電製品
結論から言えば、台湾で購入するよりも、日本で購入した方が価格が安いもの、あるいは、台湾で購入するよりも、日本で購入した方が品質が高くコスパが高いものです。
台湾人からの代理購入の依頼が多い商品
- 医薬品
- 目薬
- お菓子
- デジカメ
- デジタルガジェット
- ドライヤー
- アニメグッズ
- アニメの単子本
- 健康食品
- 化粧品
以上は私が過去に代理購入を依頼されて購入したことがある商品です。
代理購入にもコストが掛かる
代理購入をするのにもいろいろコストが掛かりますよね。
- 金銭的なお金のコスト
- 購入するための時間のコスト
- 旅行中の精神的なコスト
フルサービスキャリアを利用するにしても、LCCを利用するにしても、スーツケースなどの荷物を空港まで運び、台湾到着後に自宅までスーツを運ばなければなりませんね。
また、LCCを利用した場合は20kgまでの受託手荷物なら4000円くらいは費用が掛かりますので、単価は200円/kgのコストが掛かります。
つまり、重量の重い商品を頼まれた場合はそれだけコストがかさむということになります。それで、商品だけのお金を渡されただけでは赤字になってしまいます。
また、旅行中に最も失いたくない時間も依頼された商品を購入するために、ショッピングをするとなると、折角の楽しい旅行の時間を奪われることになってしまいます。
そして、さらに上でも述べましたが、代理購入を依頼されたら、どうしても購入してあげないといけないなという気持ちがストレスになって、楽しい旅行気分も半減してしまいます。
代理購入を受けると、お金、時間、精神的ストレスなどいろいろなコストが伴うものではないでしょうか?
代理購入を断ったらヤバイ?
私は一時帰国の際には日本で購入したほうが安いもの、台湾の一般的な食品スーパーでは、あまり販売されていないものなどを一時帰国中に買い溜めして台湾へ帰ります。
そして、いつもLCCを利用しているため、LCCを利用した方なら分かる通り、受託手荷物も荷物の重量を予測しながら、事前にサービスを予約手配しています。
そのため、航空券の予約をした後に、アレを買ってきて欲しい、コレを買ってきて欲しいといわれても、小さなものや軽いものならまだしも、預ける荷物の重量制限を越えるようなものを依頼されるとイラッときますね。
実は台湾人同士でも、代理購入を依頼されたり依頼したりするなかで文句を言っている人もいますが、いろいろ理由をつけて断ったりしている様子です。
買い物に使っている時間がない、お金が足りない、旅行カバンのスペースが足りない、日本は詳しくないからどこで買えばいいか分からない、などの理由で断ることも一般的。
頼む方も頼む方なら、断る方も断る方で、こんなやり取りをして、その後の人間関係は崩れないのかと心配になるのですが、それで人間関係が崩れたのならやむを得ないと考えるのが台湾人の気質なのでしょう。
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