台湾ではじめて中国語を6ヵ月学習した結果|語学留学8

台湾で中国語を学び始めて約6ヶ月か経過しようとしていた時の回想記です。その当時は、簡単な中国語であっても聞き取ることができない葛藤との戦いを繰り広げていたことを思い出します。

1学期3ヶ月間の中国語語学研修も約2ヶ月が経過し、残り1ヶ月となりました。私の通学している学校のクラスでは、この時期から最終口試(報告)の準備が始まります。ほとんどの学生が自分の好きなテーマに沿ってパワーポイントなどを作成してスピーチをすることになります。学生の中には複数で演劇みたいなものをする人もいます。この試験はやる気のある学生とやる気のない学生が一番はっきり分かれる試験です。

 

この試験で1人当たりのプレゼンができる持ち時間は約5分です。拙い中国語で、しかも5分間で完結できる内容は非常に限られてきます。「我的國家(私の国)」とかいうテーマは構成しやすいテーマですが、誰が話しても内容が被ってしまうため、同じ出身国の人がこのテーマでダブってスピーチをすると、ほとんど同じ内容になる可能性が高くなります。(笑)学生の中でも最も占有率が高い日本人がこのテーマをみんな選択すると、同じようなプレゼンを何度も繰り返すことになるかもしれません。(笑)過去にも多くの日本人がこのテーマで発表したであろうから、評価する先生達も内容を知り尽くしていることでしょう。

 

逆に、少しマニアックなテーマでスピーチをすると誰も理解できない罠にハマってしまいます。そして、誰でも分かるテーマを選ぶと、上で書いたように同じような内容になってしまいます。もう少し中国語が上達した時点で報告(プレゼン)をするのであれば、いろいろなバリエーションが考えられでしょう。今回、私は普遍的なテーマでありながら特定の事柄についてお話しすることにしました。(台湾のテーマパークというテーマを掲げながら特定のテーマパークを挙げて具体的に説明するような内容です。)

 

台湾で中国語の語学学校に通い始めて、もうすぐ6ヶ月が経過しようとしています。先日、今学期のスピーチテスト(口試)を兼ねた「報告」が終わりました。これで残すところ期末筆記試験のみです。そこで、現状の私の中国語がどれくらいのレベルなのか、事例を使ってご紹介します。

 

初めて会った人と中国語で話すと下記のような話の流れになります。

相手:中国語上手いね。
自分:中国語学び始めて5、6ヶ月。まだ下手くそなので、あなたの言ってることが聞き取れなくてゴメンね。
相手:えっ!6ヶ月!?すごいね!
自分:ありがとう。

という流れの話が繰り返されます。
いつも、同じ会話のパターンだから、このような流れの話の内容であれば、その会話だけは流暢になるという好循環が働きます。一方、聞きなれない単語がチラホラ出てくるとチンプンカンプンになり、そこでコミュニケーションが途切れてしまいお互いの会話が終了します。以上の会話は、台湾人特有のおもてなし精神が多く含まれた会話です。

 

そして、いつも会っている台湾人との会話は下記のような流れになります。

相手:中国語をもっと話しなさい。そうしないと中国語は一生聞き取れないよ。
自分:OK。そうする・・・
相手:もっと普段から話すように心掛けなさい。あなたの中国語の発音はまだまだだ。
自分:分かった。そうする・・・

こんなことをよく言われますが、これが私の現状の中国語に関しては事実なのでしょう。ところが、「話さないから聞き取れないのではなく、聞き取れないからコミュニケーションが成り立たなくなり、話せなくなるということ」を理解してもらうのは難しそうです。

 

このことから、台湾人も本音と建前を使い分ける国民なのだということがよく分かります。先日終わったスピーチテストは現状がそのまま結果に出ました。いつも使っている中国語はスムーズに話せるし聞き取れるのですが、使い慣れていない言葉はスムーズに話せないし聞き取れないのですね。この時、現実を知る上で、スピーチテスト(報告)は必要なのだろうと感じました。

関連記事:中国語入門者のための中国語会話習得法

コメント

  1. tomo より:

    http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ25HW6_V20C15A6TI5000/

    ピーチの羽田便、台北出発は利用価値あると思います。
    4:30くらい着で、意味ぐれ出て、5:00過ぎで、コーヒーでも
    飲んで始発で自宅に帰り、ゆっくり休む。

    羽田発は4人で、タクシーで自宅を出発できる人に限られると思います。

    • いいぞっ より:

      コメントとLCC新規就航の情報ありがとうございます。
      実は、私も最近のLCCの日本~台湾間の増便ニュースに関心を持っておりました。
      今夏、台湾路線が続々と増便していますので、近いうちに記事にまとめておこうと思います。

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