台湾人は熱しやすく冷めやすい!?新しいモノ好きで飽きっぽい部分も

モノに対する日本人と台湾人の意識と国民性についての(私見に満ちた)レポートです。ある意味、日本も台湾もモノで溢れかえっている社会だと思います。

そのため、日本でも台湾でも、(資源)ごみは細かく分別され回収されているのでしょう。立ち止まって、よく考えてみると、毎週毎週、こんなにもよくゴミが出されるものだと思います。

そんなことを考えながら、台湾人は「熱しやすく冷めやすい」と言われる背景を考えてみました。

台湾に移住して以来、今まで漠然とモノに対する意識が日本人と台湾人では少し違うなと感じていました。今回の記事内容は、誤解を招くかもしれません。

そのため、予め断っておくと、私の周りの台湾人を観察してみて、彼らの行動を基に、自分が感じたことを紹介します。そのため、たまたま私が会った台湾人の多くが、タイトルのような傾向が強かっただけかもしれません。

 

日本人が神経質なのか?台湾人が無神経なのか?

私個人だけかもしれませんが、外国人と比べて日本人はモノを大切に扱い丁寧に使う方が多いのではないかと思います。それに対して、台湾人も含めた外国人の方は、モノに対する扱い方はガサツな感じがします。

例えば、日本では、車を擦ってしまい、車体が凹んだり傷が付いてしまった場合は、直ぐに板金工場で修理してもらうことが多いと思います。凹んだ車やキズだらけの車は見っともないという考えの背景には自分自身を表現していると考えがあるのかもしれません。

一方、台湾では、車体に傷が付いても凹んでも、キズやヘコミを直さずそのまま乗り続けます。そのため、台湾ではキズがあったり凹んでいる車が非常に多いです。バンパーに至っては、ぶつけた時の衝撃防止のためにあると言わぬばかりに多くの車はキズだらけです(笑)。

こんな一面だけ取り出してみても、日本人がモノに対して神経質すぎるのか? それとも、台湾人がモノに対して無神経すぎるのか? 判断が難しいところです。

 

壊れたものは直して使わないのか?

日本人の私の視点から見ると、台湾人はモノをあまり丁寧に扱わないため、直ぐに壊してしまうことが多くあります。そして、壊れたものは、それほど高価なものでなければ、直ぐに捨ててしまいます。

(あまり言いたくないことですが)私が小学校くらいの頃は、靴下に穴が開いたら、母親が縫ってくれ、靴下の底が擦り切れるくらいまで穿いていたのを思い出します。

これは極端な例ですが、例えば、バッグのショルダーベルトが少し壊れた場合に少し簡単な修理をすれば使えるのに、そのままゴミ箱行きというケースはよく目にします。

破損

 

果物や野菜は少しでも傷み始めたものは捨てる!?

あるいは、食べ物に関して言えば、果物に少しだけキズがあり、そこから僅かな傷みがあった場合、ほぼ100%捨ててしまいます。私ならば、傷みのある部分を少しだけ切り取って、その他の部分が腐ってなければ、もったいないので全て食べますよ。

私の周りの台湾人の方は、野菜に関しても、部分的に腐っていたりした場合は、100%捨ててしまいます。たぶん、一部が腐っていれば、その他の部分も腐っているか、腐りかけているに違いないという考えがあるからでしょう。

この辺りの食べ物に対する、考え方も日本人(私)とは異なり、少し違和感を感じます。親から「農家の人が一生懸命に作ってくれたものだから…」という教えを受けて育ってきた私の考えとは全く別の世界の考え方です。

 

台湾人は新しいモノが大好き

そして、多くの台湾人の方は、日本人以上に新しいものが大好きな人たちです。新しいものを見ると、本当に噛り付くように見て、次から次へと人が集まってきたりします。

新しいものを見てほしいと思った場合、価格が少しは高くても、深く考えないで、その場の感情だけで即決で購入したりします(笑)。

そして、1ヶ月くらいは、まだその商品を知らない人に自慢するかのように使いますが、その後は全く使わなくなり、そのまま放置してお蔵入りというパターンの行動が多くあります。

台湾人のモノに対する対応を見ていると、商品に対する「消費期限」があるとすれば、かなり短い消費期限だなと、呆れてしまうことも多くあります。

台湾人の方の行動を見ていると、このような行動パターンになるため、一度出直してモノを購入する前に、もう少し考えてから行動したらどうかと思うことが頻繁にあります。

モノを買っては捨て、捨てては買うという行動が多い台湾人とモノを丁寧に扱い大切に使い切る日本人との国民性の違いを感じます。

このような台湾人の消費者行動は、消費意欲の高い社会を醸成し、台湾の国内経済に反映されているのかなとも感じます。

 

熱しやすく冷めやすい台湾人のお国柄を反映している!?

台湾人は熱しやすく冷めやすいという話を聞いたことがありませんか?

その時、その場の感情で行動したり、あまり深く考えないで、物事を進めたりするため、日本人からすると、よく言えば大らかな人たちだな、悪く言えば大雑把な行動だなと感じることはあります。

上記の台湾人の行動をもう一度振り返っておきましょう。

  • 車はキズや凹みがあってもお構いなし
  • 壊れたモノは直ぐに捨てる
  • 少し痛みかけた果物や野菜は直ぐ捨てる
  • 新しいモノはよく考えずに直ぐ買う
  • 新しいモノでも飽きたら使わない

台湾人のモノに対する考え方は、日本人と比べると、時間軸が全てにおいて短く感じます。

例えば、商品を長く大切に使おうという日本人に対して、商品はいずれ壊れるものだから、壊れて当たり前という考えが心のどこかにあるようにも感じます。

そのため、極端な話をすれば新しいモノが「優」なら、新しくないモノは「劣」という発想が無意識のうちに抱いているのかもしれません。

新商品には飛びつくけれど、古くなれば見向きもしないという点だけにスポットを当てれば、やはり台湾人は熱しやすく冷めやすいお国柄なのかなと感じます。

台湾では新しいお店が開店しても、直ぐに潰れてしまうという現象も、熱しやすく冷めやすいということを象徴しているようです。

 

日本は長い歴史があり、伝統の上に、日本人の思想が形成されてきたという事実。

台湾はたった400年の歴史の中で、外国から侵略され続け、多くの文化の衝突の中で社会が育まれてきたという事実。

そんな国が形成されてきた背景にも、お国柄を形成する要因はあるのだろうか…。

 

コメント

  1. tomo より:

    スクートが関空ー高雄を運航するそうです。
    週3便ですが、安そうですね。
    ご参考ください。
    台中ー名古屋の正式発表も早くされると良いですね。

    http://www.traicy.com/archives/8822119.html

    • いいぞっ より:

      情報ありがとうございます。
      関空―高雄間の発着時間はまずまずの時間帯ですね。
      価格も安くなると利用しやすくなりそうです。

      ところで、遠東航空の台中-名古屋間便は、正式発表を待ちきれずに遠東航空に直接連絡をして聞いてみました。
      http://clubtaiwan.net/blog/2015/05/10/fareast/
      上記記事の通りですが、結果的には現在のところ残念な結果になっています。
      7月以降は定期便として就航してほしいですね。

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