台湾の郵便ポストが赤色と緑色の2色ある理由

台湾の郵便(郵局)ポストについて、台湾現地からレポートします。台湾から手紙やハガキなどの郵便物を投函する場合もあることでしょう。

そこで、多くの日本人が疑問に思うことは、台湾には2つの色の郵便ポストがあること。今回は、台湾の郵便ポストの投函方法について、詳しく解説します。

 

台湾の郵便ポストは赤色と緑色の二色

日本の郵便ポストは赤色のボックス型と円筒型がありますが、台湾の郵便ポストは赤色と緑色の2種類のポストがあり、形状は多くの場合ボックス型です。

下の画像の左側の緑色の郵便ポストは、台湾国内専用となっています。そして、画像右側の赤色の郵便ポストは、エアーメールと速達専用となっています。

taiwanpost

 

台湾の郵便ポストの赤色と緑色の理由は歴史にある

それにしても、なぜ台湾のポストは緑色と赤色の2つのポストが設置されているのでしょうか?

その理由は、台湾の歴史に隠されていました。日本のポストは、全国どこへ行っても赤色で統一されています。台湾が日本に統治されていた時代には、当たり前ですが台湾のポストも赤色だけだったようです。

そして、戦後、国民党が中国大陸から台湾へ渡って来て以降、郵便ポストは緑色のものが使われるようになったのです。現在でも、中国大陸で使われているポストは緑色で統一されているようですね。

 

郵便ポストが赤色の理由は?

ところが、今では中国の一部となってしまった香港の郵便ポストは赤色だそうです。こちらも歴史を紐解くと、その理由が隠されています。かつて、香港を支配していたイギリスの影響を受けて、香港のポストは赤色が採用されているのだそうです。つまり、イギリスでは郵便ポストの色は赤色であるため、そのまま香港に郵便制度を移管したというわけですね。

それでは、日本のポストは、なぜ赤色なのでしょうか?
こちらも、明治時代にイギリスの郵便制度を導入して赤いポストが使われるようになったとされています。つまり赤いポストの起源はイギリスであり、イギリスから日本と香港へ渡り、日本と香港のポストの色に共通点があるというわけです。

 

郵便ポストは台湾の社会を象徴している!?

中国大陸からもたらされた緑色のポストと同じように、現在の台湾の中華郵政のコーポレートカラーも緑色が基調となっています。

日本からもたらされた赤色のポストと中国大陸からもたらされた緑色のポストの2つの色のポストが現在でも使われていることに、何とも台湾の複雑な歴史の系譜を現しています。

台湾の社会を象徴するかのように、中華的なものと日本的なものが折衷された台湾の社会や文化は多様性に富んでいるとも考えられます。

 

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コメント

  1. tomo より:

    王永慶さん
    台湾の松下幸之助と言われ、台湾プラスチックの創設者ですね。
    台湾の知り合いの女性は、彼は何人も奥さんがいるのよと、
    軽蔑したように言っていましたが、台湾経済に大きく貢献したことは
    間違い有りません。
    もう亡くなられて3年くらい経つでしょうか

    日本人から、古タイヤの再生方法を学び、化学業界に入り、
    日本には感謝されていたそうです。

    台湾では知らない人がいないくらい、有名ですね。

    田中千恵さん
    これは比べようがないですが、田中千恵さんの努力は凄いですね、
    敬服します。彼女の中国語の学習に対する真摯な取り組みは
    見習います。彼女の姿勢、とても勉強になりました。
    WEIDESHENG監督が彼女の必死に生きようとする姿を
    とても褒めていました・頑張っている方は美しいです。
    それは世界共通ですよ。いいぞ様も頑張っている姿が伝わります。
    心より、ご成功をお祈り申し上げます。

    • いいぞっ より:

      いつもコメントありがとうございます。
      台湾プラスチック関連では、ガソリンスタンドでガソリンを給油する時にいつもお世話になっています。(売り上げに貢献しています)
      佐藤麻衣は、ご主人と今後とも末永く幸せになってもらいたいですね。

      田中千絵さんも日本を離れ台湾で大成功された日本人女優として知られていますね。
      彼女のように成功できるように、彼女の頑張りの10分の1くらいでも見習いたいと思います。
      いつも励ましのお言葉を頂きありがとうございます。本当に励みになります。

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