【台湾で転職活動】エージェントの紹介から面接提案までの一部始終

台湾移住当初に求職活動をしていた際、人材紹介会社のエージェントとの面談を受けた時のリアルな内容を詳しく紹介します。

私は台中在住で、日系の某人材紹介会社は台北に本社があるため、面談は電話のみで行われました。

面談に要した所要時間は30~40分くらいの予定でしたが、終わってみれば約1時間程度も経過していました。

 

台湾で就職する場合の人材会社との電話での面談

某人材紹介会社とのリアルな面談内容とは?

電話面談の担当者は、事前にメールで通知されていた通り、2名の日本人の方でした。

面談内容は以下のように、事前にメールでお届けした履歴書に基づいて行われました。

  1. 担当者の自己紹介
  2. 学歴の確認
  3. 職歴の確認
  4. 職務経歴に関する詳細の確認
  5. 要望(勤務地、職種、業種、給料)
  6. 台湾に来た理由
  7. 語学力の確認
  8. 当方からの質問

 

海外転職の際に人材紹介会社の面談で唯一特徴的な事は?

私は以前、日本でも転職の経験があり、その際には人材紹介会社を利用したことがあったため、大体の面談の流れは知っていました。そのため、「語学力の確認」以外は想定内でした。

海外で働く以上、その国の言語あるいは英語の語学力を確認する必要があることは承知していましたが…、語学力の確認テストを初めての電話面談でいきなり実施されることは想定外でした(汗)。

具体的には、英語と中国語の会話がどれくらいできるかの確認テストです。私が紹介された仕事は、どちらかと言えば専門的な領域で、しかも台湾に進出してきている日系企業を相手(日本人か日本語が堪能な台湾人)にした仕事でした。

そのため、中国語や英語を使う事はほとんどないという話を事前に伺っていました。そのため、外国語の確認テストが電話で行われるとは予測していませんでした。

 

いきなり電話で始まった語学力を確認するテスト

私は、エージェントからのまさかの展開に少し動揺しながら了承しました。

それでは簡単な語学力テストを始めますね…、と言われて、心の準備もないまま、何聞かれるんだろう?と必死で心の準備をしました。

担当者 「なぜ、あなたは台湾に来たのですか?」

私 「私の妻は台湾人なので一度台湾で暮らしたかった。それと将来のことを考えると子供達にも中国語を身に付けて欲しいから。」

担当者 「あなたの長所と短所は何ですか?」

私 「私は仕事に対しては典型的なタイプで誠実な日本人ですが、短所は…ない?いやいや有ります。それ程営業トークは得意じゃないです。」

って言ったと思うw

これで終わりますと言われた時は、何よりも、それまでの面談では日本語で話していた相手(日本人)が、突然、英語でテストを始める温度差があるギャップの大きいシチュエーションに吹きそうになりました(笑)。

 

英語力の確認テストの後は中国語の語学力テストへ

瞬間的に短所が英語で浮かばなかったため、最後は適当に答えてしまったことを覚えています。

次は、何を質問されるんだろうと思っていたら、そこで終了してしまいました。あまりにも呆気ない終わり方だったため、私の英語力は、この程度と判断されたのだろうなと思いました。

そして、次は別の担当者が電話口に出て、次は中国語の会話力の確認テストをする旨を伝えられました。私は中国語で会話することなど多分できないと思う、と伝えました。

普段の日常生活では中国語を使っているかどうか、など現状の中国語の使用頻度を質問されました。そして、結局、中国語の確認テストは実施されないことになってしまいました。

多分、英語の語学力確認テストの内容から判断すると、中国語の語学力の確認テストも同じようなレベルの内容だったのではないかと思います。そう考えると簡単な確認テストくらいは受けておいても大丈夫だったのかなと思います。

 

海外転職を目指している方が面談を受ける時のアドバイス

私が台湾(海外)で転職のために転職エージェントと電話面談をした経験から学んだ教訓は・・・

海外で就職するために面接や面談を受ける時は事前準備として、自分ができると「履歴書に記載した外国語の語学力」はテストされると思っていた方がいいでしょう。

事前に履歴書に記載した語学力レベルに合った、質問くらいは想定して、Q&Aを準備しておけば、突然の語学力チェックにも動揺することなく、落ち着いて対応できることでしょう。

 

人材紹介会社から仕事の紹介から面接までの流れ

台湾の人材紹介会社に転職のための登録をしてから、1週間以内に電話面接を受けた後、3日後に再度、人材紹介会社のエージェントからメールを通して募集案件の提案についての連絡がありました。

 

エージェントから提案された企業は超有名グローバル企業

エージェントから受け取った実際のメールの内容を公表することはできませんが、連絡内容は希望に適合した企業がありますので、募集案件をお知らせしますとの内容でした。どのような企業なのかと思ったのですが、なんと世界的にみても超有名なグローバル企業グループの台湾支社でした。

職種や仕事内容は人材紹介会社に自分の要望を伝えたものにバッチリ適合しています。そのメールでは、もし興味があれば、折り返し連絡してくださいとのことでした。まさか!このような展開になるとは思っていなかったため…どうしようかと本当に悩みました。

ただし、よく考えてみると、この時点では、私の方が興味あり応募の意思があれば、人材を募集しているクライアント企業に私の履歴書などの情報を開示しますという段階でしかありません。

 

募集案件の提案から入社までのプロセス

話を進める前に、人材紹介会社を介して募集案件に対して応募する場合の応募から入社するまでの一般的なステップをまとめておきます。

  1. 人材紹介会社が登録者の希望に合う案件があるかマッチング( ← 今ココw)
  2. 登録者が興味があれば人材紹介会社に応募の意思を伝える
  3. 人材紹介会社がクライアント企業へ登録者の履歴情報などを開示する
  4. クライアント企業が面接するかどうか判断する(書類選考)
  5. 書類選考に合格した場合は人材紹介会社が面接をセッティング
  6. 人材紹介会社担当者同席の下でクライアント企業との面接(一次面接)
  7. 二次面接がある場合もある?
  8. 給料などの条件面の擦り合わせ
  9. 内定・採用決定
  10. 入社

こんなプロセスを踏むのだと思いますので、何も悩む場面ではないでしょう。

 

エージェントに提案された募集案件に対する待遇は?

当然、この時点で年収や給料などの条件面の提示はありません。台湾の平均給料、企業規模、提示されている職位、条件などから自分で判断するしかありません。それでも、人材紹介会社の担当者に問い合わせれば、今までの経験則や実績ベースで給料が大体どの程度になるのかを教えてもらえるでしょう。

給料などの条件面を聞いた上でどうするか考えてみようと、エージェントに聞いてみたのですが、やはりクライアント企業と面接前ということもあり、ハッキリとした回答は得られませんでしたが、募集案件を基に月収のレンジくらいはフワフワッと何となく教えてくれました。

 

超有名グローバル企業に応募し書類選考へ!結果は?

日系人材紹介会社に登録して、某超有名企業を提案され、その企業に応募する意思をエージェントに連絡しました。そしてその後、その書類選考の結果が判明しました。その後、どうなったのか?

人材紹介会社に登録後、間もなくグローバル企業を紹介してもらい、その後2週間程度その人材紹介会社から連絡がありませんでした。そのため、履歴書などの書類選考段階で、はじかれたのだろうと思っていました。

ところが、先日、人材紹介会社からメールで連絡がありました。
人材紹介会社からのメールでの連絡内容は、先方のクライアント企業から面接をしたい旨の連絡があったとのことでした。つきましては、面接日時を調整したいと思いますのでご都合のよい日時を連絡くださいとのことでした。

あまり期待していなかったのですが、結果は上記の通り書類選考は通過したようでした。ところが、一旦もう諦めていた案件だけに…という気持ちと、台湾人からお声掛けいただいた共同プロジェクトの兼ね合いもあり板挟みだったことを思い出します。とは言っても、どちらの提案も、まだ確定したことは何一つないため、どちらも同時進行で進めるのが無難だろうとボンヤリ考えていました。

ちなみに日本では人材紹介会社の担当者と一緒に面接を受けることが一般的だと思っていたのですが、台湾では場所、日時、担当者を教えてもらい、応募者が1人で面接に出向く形だそうです。台湾スタイル炸裂~!このような台湾流はシンプルで「いいね!」(ポチッ)。

 

超有名グローバル企業の面接を受けることに!?

台湾の人材紹介会社を通して就職活動をした結果、エージェントからの募集案件の提案には書類選考を通過しました。その後、その年の年末に面接日が決まり、そのための準備も少しだけ整えておりました。

ところが、人材紹介会社を通じて、面接日直前に面接日延期の連絡がメールで届きました。そして、提案された企業との面接は、その時点で宙ぶらりんになってしまいました。直前でドタキャン・・・これが台湾流w

もうこのようなことは、台湾に来て何度も経験していたので慣れていましたその年の翌年からは、ある台湾人の方と、その当時少しずつ進めていたプロジェクトが本格稼働する予定でしたので、どうしようかと更に悩むことになりました。

(後日談ですが、年明け早々にエージェントから連絡があり、このクライアント企業の面接は、年明けに設定されるとの連絡がありました。)

 

超有名グローバル企業か?台湾人との共同プロジェクトか?

タイミング的には台湾企業に就職するか、プロジェクトに専念するか決めなければいけない時期でした。そのような状況でしたので、人材紹介会社から紹介・提案頂いた案件はお断りすることにしました。

そして、台湾人の方とのプロジェクトに専念することにしました。かなり気合を入れて始まった台湾就職活動ですが呆気ない結末を迎えることになりました。

実は台湾での就職に関して台湾で面接を受けるという経験も積んでおきたかったのですが、その経験もできなくなってしまいました。一方、一緒にプロジェクトを始める予定の台湾人の方からは熱心にプロジェクトへの参加を誘っていただいていました。

これが縁というものなのでしょうか。もし、このプロジェクトがとん挫することがあっても、それも縁だからしょうがないと割り切るしかないでしょう。というわけで、私の「台湾就職活動」は、これにて終焉しました。

 

再び、延期になった超有名グローバル企業の面接依頼が来た!

昨年末頃に、某超有名グローバル企業から面接の依頼があったのですが、日程が延期になってしまい、そのまま日程未定のまま放置されていました。

そして、年明けに久しぶりに人材紹介会社の担当者から電話がありました。1ヶ月以上ぶりの電話でちょっとびっくりしました。

そう言えば、年末に面接がキャンセルになってしまったので、こちらから御断りの連絡を入れようと思っていたのですが、そのまま連絡をするのを忘れていました。

電話の内容は、昨年来から面接延期になっていたクライアント企業から再度の面接依頼が来ているとのことでした。台湾で本格的な面接を受けたことがなかったため、どのようなものか受けてみたいと思ったのですが・・・

年明けからは既に、台湾の方との共同プロジェクトが進んでいて、一部稼働し始めている中で、冷やかしで面接を受けても罰が当たりそうだと思い、面接はお断りしました。

と言うより、丁度その人材紹介会社の担当者から電話を受けた時に、台湾人の方とプロジェクトの打合せをしていて席を立つのも気が引けるタイミングでしたので、お断りせざるを得ない状況でした。

そんな状況で電話を受けたので少し動揺してたのか、台湾人パートナーの顔色を見ながら電話で話していたので、「今ちょうど仕事の方を進めていまして~」とか相手側には、よく分からない受け答えをしていたかもw

でも人材紹介会社の担当者は頭の切れる方のようで状況をすぐさま把握してくれ、また機会があれば・・・という展開になりました。それでも、世界的に有名な企業の面接を台湾で一度くらい受けてみたかったです。

それ以上の魅力が、その当時行っている共同プロジェクトにはあるのだろうと、この電話を切った瞬間実感しました。

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