台湾の人気グルメ「滷味」とは何? 初めての台湾旅行で外せない屋台料理

台湾の夜市や街角で、よく見かける屋台の中でも人気が高い、台湾独特の屋台料理の1つ「滷味」をご紹介します。台湾旅行で夜市に行ったことがある方であれば、滷味を知っている方も多いと思います。

 

 

 

滷味とは、どんな食べ物なのか?

正式には何という食べ物なのか知らなかったのですが、滷味(Lǔwèi、ルーウェイ)と呼ばれています。「滷」とは煮込むという意味です。

滷味とは、野菜、肉類、練り物、海鮮、インスタントラーメン等、いろいろな食材を、一旦、熱湯で茹でた後に、醤油ベースの味付けをしたり、辛めのソースを加えて味付けをして食べる屋台料理です。具材は自分で選択するというのが滷味の特徴です。

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滷味の注文の仕方と味付けは?

滷味の注文の仕方は、並べられている食材の中から、自分の好きな食材を、上の画像の左に見えるザルの中に入れて、店員に渡すと、調理をしてくれます。

調理では、大きな食材は一口サイズに切って、そのままごちゃ混ぜにして、お湯の中に食材を入れて湯通しするだけです。最後は、ビニール袋に全て入れた後、醤油ベースのタレを付けてもらって出来上がりです。

味付けは、お店ごとに少しづつ異なり、お店任せになります。大抵の場合は、辛いソースが必要か不要かどうかを聞かれるだけです。そして、最後に、ビニール袋に入れて渡してくれます。

味は、醤油ベースのピリ辛味というのが、オーソドックスで美味しいです。例えば、滷味の食材には、以下の画像にあるようなものがあります。ここの店は練り物系が多いですが、店により、食材のバリエーションが少しづつ異なります。肉類、ネリもの、野菜などバランスよく選ぶのがコツです。

値段は、選択する具材により決まります。一般的には、一個あるいは一束で5元~10元くらいの値段のところが多いですが、肉や海鮮などはもう少し高くなります。そのため、具材をバランスよく選べば、一人あたり50元~100元くらいになると思います。

 

滷味はおでんの食文化と似ている?似ていない?

日本でも、滷味のような料理がありますね。日本のおでんに似ていると思いませんか。

「おでん」は日本独特の食文化ですが、今では台湾のコンビニに行けば、必ず「関東煮」という名前で1年中売られています。

作り方は、日本のおでんと非常によく似ています。ところが、おでんは長時間、出汁で食材に味が染み込むまで煮込みますが、この滷味は簡単に3分間程度、湯通しするだけです。

おでんは出汁を使って、じっくりと時間を掛けて作りますね。このように時間を掛けて丁寧に作るのが日本の料理の食文化だと思います。

一方、台湾の滷味は熱湯で湯通しするだけで、短時間で作ります。日本と台湾の食文化のコントラストが、日本人と台湾人の国民性を表しているように思えて面白いですね。

コメント

  1. tomo より:

    毎日、素晴らしい情報、有難うございます。
    日本と台湾の家族4人の食費って、どれくらい違うのでしょうか?
    我が家は4人家族で、6万円くらい使っています。
    台湾だと、6000元くらいかな?

    台湾の外食生活は羨ましい限りです。

  2. いいぞっ より:

    いつもコメントありがとうございます。
    以下記事にしてみました。
    http://nippontaiwan.blog137.fc2.com/blog-entry-1082.html

    > 毎日、素晴らしい情報、有難うございます。
    > 日本と台湾の家族4人の食費って、どれくらい違うのでしょうか?
    > 我が家は4人家族で、6万円くらい使っています。
    > 台湾だと、6000元くらいかな?
    >
    > 台湾の外食生活は羨ましい限りです。

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