台湾で、主に夏季に食されているヘチマを使った料理の中でも、最も人気があり日常的に家庭料理として食卓に並ぶ「蛤蜊絲瓜(ヘチマあさり炒め)」の作り方について、台湾現地からレポートします。
日本では、自然派の方にはタワシとして利用されることもあるヘチマですが、台湾では夏の食材として人気があります。食用として使われるヘチマは、おおむね20cm前後の大きさのものが好まれています。
これ以上大きなヘチマは、果肉の繊維質が粗くなり硬くなり、種も大きくなりますので、食べられなくなります。食材としてヘチマを選ぶ時には、出来るだけ小ぶりのものを選んだ方が外れが少ないでしょう。
蛤蜊絲瓜(ヘチマあさり炒め)の材料
材料
ヘチマ:1本
あさり:200g
生姜 :3片
調味料
酒 :大さじ1
塩 :適量
蛤蜊絲瓜(ヘチマあさり炒め)の作り方
- あさりは予め洗い砂を吐かしておきます。
- ヘチマの皮を剥き、厚さ1.5cm程度で一口大の半月切りにして、生姜は千切りにしておきます。
- フライパンに大さじ1程度のサラダ油を引き、千切りの生姜を入れて、香りが立つまで炒めます。
- ヘチマをフライパンに加え、軽く炒めます。
- ヘチマがしなってきたら、あさりと調味料の酒を加え、蒸し焼きにします。
- あさりの殻が開いてきたら、適量の塩を加えて味を調えます。
料理のポイント
実は、台湾ではアサリではなく、ハマグリがよく使われます。
ヘチマは炒めると、たくさん水分が出てきますが、あまり強火で煮詰めないでください。アサリからも水分やダシが出てきますので、調理後はスープのようになります。このスープはあさりや蛤から出たダシが利いているため、ご飯にかけて食べても美味しいです。
ヘチマは加熱して、じっくり炒めると、果肉が柔らかくなります。このように、柔らかくなると、食べた時に食感がトロトロになり、美味しく召し上がることが出来ます。
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