韭菜花炒鮮魷とは、台湾家庭料理の一つで、スルメイカとニラの炒め物のことです。台湾料理というと肉料理が多いというイメージが強いかもしれませんが、実は、台湾料理のルーツは中国大陸の福建省にあり、中華料理の八大料理の一つでもあります。
福建省は海に面しており、昔から漁業が盛んでしたので海産物が豊富でした。それに加えて、福建省の西側は地理的に山間部となっているため、山の幸も豊富でした。このような理由で、福建省に由来する料理は海の幸と山の幸が融合した豊富な食材で調理されてきました。そのような歴史があり、台湾料理も発展してきたのかもしれません。今回は、簡単に味付けして炒めるだけで調理できる、海の幸と山の幸を使った、スルメイカとニラの炒め物料理をご紹介します。
韭菜花炒鮮魷(ニラとスルメイカの炒め物)の材料
材料
スルメイカ:1杯
ニラ :1束
唐辛子 :1本
ニンニク :1片
調味料
酒 :大さじ1
塩 :小さじ1
鶏がらの素:大さじ1
韭菜花炒鮮魷(ニラとスルメイカの炒め物)の作り方
- ニラを5cm程度のざく切りにしておきます。
- スルメイカは味が浸み込みやすいように、斜め交互に切れ込みを入れて、一口大に切っておきます。
- 唐辛子は斜めに小口切りにして、ニンニクはみじん切りにしておきます。
- 熱した中華鍋にサラダ油を少し引き、唐辛子とニンニクを入れ、香りが立つまで炒めます。
- ニラとスルメイカを加えて、調味料(酒、塩、鶏がらスープの素)を加えて、強火で手早く炒めます。
料理のポイント
具材を炒める時は、強火で手早く炒めるとニラに火が通り、シャキシャキとした食感が残せます。
スルメイカの身が薄い場合は、斜め交互に切れ目を入れる必要はありませんが、実が厚い場合は切れ目を入れておくと、味が浸み込みやすくなり、尚且つ食べやすくなります。
台湾料理の本来の味付けは塩だけで味付けして、食材の本来の味を引き出し、素材の味を楽しむことが多いですが、味付けが薄いと感じる場合は、最後に胡椒で味を調えましょう。
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