台湾では何かとお祝いなどの時や端午の節句の時には、粽子(ちまき)を食べます。ただし、ちまきと言っても日本の中秋の名月などで食べる笹の葉で包まれた甘くて白い米粉で作られたお餅ではありません。台湾の粽は、肉や椎茸や干しエビなどの材料を使ってもち米で作られる、「おこわ」そのものです。
笹の葉で包まれていない台湾式の「おこわ」は、油飯と言われています。椎茸が使われている油飯を「香菇油飯」と呼んでいます。今回は、椎茸と豚肉を中心とした具材にもち米で作る「椎茸の中華風おこわ」の作り方を簡単にご紹介します。
香茹油飯(椎茸の中華風おこわ)の材料
材料
もち米 :3合(450g)
豚肉 :200g
干し椎茸:10個
干しエビ:20g
生姜 :1片
エシャロット:30g
調味料
ごま油 :大さじ3
醤油 :大さじ2
酒 :大さじ3
砂糖 :小さじ1
塩 :少々
胡椒 :少々
香茹油飯(椎茸の中華風おこわ)の作り方
- 椎茸を水で戻しておきます。(戻し汁は、もち米を蒸す時に使います)
- もち米をよく洗い、炊飯器または鍋に椎茸の戻し汁を3合分加えて漬け置きしておきます。
- 水で戻した椎茸を薄切りにし、豚肉を細切りにし、生姜とエシャロットをみじん切りにしておきます。
- 鍋にごま油を引き、生姜とエシャロットを加え、香りが立つまで少し炒めます。
- 鍋に細切りの豚肉と干しエビを加え、火が通るまで軽く炒めます。
- 鍋にもち米と薄切り椎茸、および上記の炒めた具材を混ぜ合わせます。
- 調味料(醤油、酒、砂糖、塩、胡椒)を加えて、軽く混ぜ合わせて、炊き込みます。
料理のポイント
香菜があれば、炊き上がった油飯に添えると台湾料理らしくなります。
鍋で炊き込む場合は、火の強さを弱火で、焦げないようにゆっくり炊き込みます。
豚肉は脂身が多いばら肉を使うことがポイントです。
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