日本人にとっての海外移住とは？

この記事の目次

海外移住とは何でしょうか？

国内移住と引越しとは、どのように違うのか？

を考えてみると、決定的に違うことは、一般的に「移住」とは自分の意志によって住む場所を変えるというニュアンスがあるように思います。

そうであれば、海外移住とは、日本人にとって日本以外の外国で、自分の意志によって居住先を選択して生活をすることなのでしょう。

例えば、島国である日本と陸続きのヨーロッパでは外国への移住の概念が異なるのではないかと感じます。

ドイツ人であれば、今週末にイタリアにサッカーを見に行っき、来週末にはスペインに闘牛を見に行くことも考えられます。

つまり、ヨーロッパ人にとっての外国と日本人にとっての外国の概念が異なるのではないかと思います。

そうなると、必然的に外交移住や海外移住の概念もそれぞれの国によって異なるのではないでしょうか？

日本人にとっての海外とは、文字通り、海を越えた外側の国という意味合いが強いかと思います。

一般的には、海外に行くためには飛行機を使わなければ行くことができない外国という認識になります。

そう考えると、日本人にとっての海外移住は少しばかりハードルが高く感じるのも、日本人が考える「海外」ではないでしょうか？

実は、見方を変えると、国内移住も海外移住も暮らしたことがない場所で新たに生活を始めるという点では全く同じです。

そういう意味では、国内移住と海外移住の違いは、日本で暮らすのか外国で暮らすのかの違いだけなのです。

例えば、世界のどこに行っても存在する華僑の方たちにとっては、国内移住も海外移住もそのような実感すらないかもしれません。

それは、彼ら華僑は自分たちでチャイナタウンというコミュニティを作って、その中で日常生活の全てを完結できるまで成熟した社会を作っているからです。

そのため、彼らは外国にいながら中華文化の中で生活するという特別な環境で暮らしています。こうなると、もはや海外移住という概念は存在しなくなるかもしれません。

それでは、将来、日本人も同様に、今後、多くの方が海外移住へと目を向け人の流れが海外へと加速した場合は…。

海外で華僑ならぬ和僑が集まり、ジャパンタウンを形成することになったらどうなるか？

それに加えて、現在では世界のほとんどの国でインターネットを通してコミュニティを形成することも可能です。

インターネットを通して仕事を初めとした日常生活のあらゆることが可能になった時には、日本人にとっても海外移住の概念が変わってくるかもしれません。

こうなると、海外移住も国内移住も関係なく、どこで、どのように生きるか、ただそれだけのこととなるのでしょう。