昨年の新学期から台湾の大学で日本語教師として大学教員をしてきましたが、今回縁があり大学の本科目を担当することになる予定です。
昨年末頃には下記の記事でも少し触れましたが、年明け前でしたので鬼に笑われないように、この話は伏せていました。
先日、大学の教師用HPを見てみると自分の名前がその科目群の担当教員欄のところに掲載されていました。
とは言え、来月には大学の新学期は始まるのですが、未だに大学側からは今のところ何の通知もオファーも頂いていないので、この話はなかったことになるかもしれません。(笑)
昨年は人脈も奏功して、日本語を教えたことがないのに大学で日本語を教授することになり孤軍奮闘の半年間でした。
そして、今回突然、現在所属している大学のある知人の先生から、学科の本科目を教えてみないかというお誘いを頂きました。
実は、このお誘いには伏線がありました。
昨年の秋頃に、その先生から急用があり1週間だけ講義を休まなければいけないため、ある科目の代講を頼まれ、学科の本科目を2科目担当したことがありました。
そして、その後、その先生は先学期末をもって退職することになりました。
つまり、今考えるとその先生が担当していた科目の中の何科目かを私に引継ぐ為に代講を依頼してきたのだと思います。
そして、今学期から私が新たに担当することになる科目は、経営管理関連の科目と日本文化関連の科目など3科目です。
経営管理関連の科目は何とか自分の専門分野の一部になりえますが、日本文化関連の科目は自分の専門外の科目であるため、授業の準備が大変になりそうです。
ちなみに、私が先学期担当した日本語科目は、日本語を初めて学習する日本語学習入門者で「あいうえお」から教えなければいけない科目でした。
本来、このような初歩的な日本語科目は日本人が教えるのではなく台湾人の日本語教育専攻の先生が教える科目だと思います。
今回担当する学科本科目は、日本語学科で日本語も既に習得済みの学生に教えることになるため、心理的な負担は少しは軽くなりそうです。
今回のような展開は私にとって全く思いもよらない想定外の展開です。
まず、日本語教師の経験ゼロであるのに日本語教師として大学で教鞭をとることになり、その後今回のように大学の本科目を担当することになろうとは、1年前は考えにも及ばないことが起きています。
この後も何が起こるか分からないのが海外生活をしていることの醍醐味かもしれません。
そして更に思ってもいない展開が起きそうな状況ですが、こちらはまだ決定していないため、なんらかの展開があり次第こちらでレポートするつもりです。
未経験から日本語教師を目指す方へ ≫≫ 日本語教師になる方法