台湾の伝統的な夏の飲み物と言えば、酸梅湯と言う台湾人も多いです。日本人的には、梅酒ジュースといったところです。酸梅湯の主な材料である烏梅(うばい)とは、青梅を燻製にしたものですので、酸梅湯の香りは燻製のハムのような匂いがあります。
このように表現すると「ハムの匂いの甘酸っぱい飲み物」と思う方も入ると思いますが、実際に飲んでみた感想は、「ハムの匂いの甘酸っぱい飲み物」という表現そのものです(笑)。
さらに、洛神花、山楂子、陳皮、甘草と漢方系の材料をふんだんに使用しているため、少し薬のような風味がしたりします。それもそのはずで、これらの材料には薬効効果があるため健康に良い飲み物なのです。
ちなみに、その他の材料の詳細も下記に挙げておきます。
- 洛神花:ハイビスカスの花
- 山楂子:バラ科サンザシ属の落葉低木の果実
- 陳皮 :ミカンの成熟した果皮
- 甘草 :マメ科の多年草の乾燥した木片
酸梅湯(梅サワージュース)の材料
材料
- 烏梅 :20g
- 洛神花:20g
- 山楂子:50g
- 陳皮 :20g
- 甘草 :5g
- 黒砂糖:適量
- 水 :3,000cc
酸梅湯(梅サワージュース)の作り方
- 大鍋に水3,000ccと材料(烏梅、洛神花、山楂子、陳皮、甘草)を入れて、そのまま20分程度つけておきます。
- その後に沸騰させ、20分程度弱火で火にかけます。
- 適量の黒砂糖を加えて、そのまま火にかけながら軽く混ぜます。
料理のポイント
材料(烏梅、洛神花、山楂子、陳皮、甘草)は茶袋などに入れてまとめてもよいでしょう。
温かいまま飲んでも良いですが、熱を取ってから冷蔵庫で冷やしたほうが飲みやすいでしょう。
酸梅湯はクセのある燻製独特の香りがするため、茉莉花(ジャスミン)あるいは桂花(キンモクセイ)などの香りのあるものを加えて煮ても良いでしょう。
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