台湾で日本語教師養成講座を受講して4週目になりました。
この時期になると、クラスメイトとも打ち解けてクラス内が賑やかに明るくなってきます。
一方で、受講生の中にも欠席者もチラホラ見受けられるようになって、1人はもうやめてしまったのか、2週連続で欠席しています。
この日本語教師養成班は、主に台湾人の中で日本語を専攻してきた方が、日本語教師として教壇に立つために設けられている講座です。
とはいっても、実際に台湾の高校で日本語科目を担当している現役の教師も何人かいます。
やはり、大学や大学院で日本語専攻だっただけあって、当然かもしれませんが、日本語でのコミュニケーションはみなさん問題ないようです。
そして、今回開催されている日本語教師養成講座の受講生の中で日本人は私一人だけです。
何かと、日本語や日本語の発音について台湾人の受講生や台湾人の先生から聞かれることが多いのですが、日本語についてもあまり学習したことがないので、答えられないです。
というより、日本語や日本語教育について理解していないため、今回このような講座を受講している訳なのです。
この講座を担当している教師は、5人の先生で構成されていて、彼らが毎週ローテーションを組んで、この講座のクラスが構成されています。
5人の先生の内、3人が日本人で、2人が台湾人の先生です。
当然ですが、日本人の先生はクラスでの講義は、ほとんど日本語で話しますが、台湾人の先生は中国語を主として、たまには日本語で講義を進めます。
まだまだ中国語学習が道半ばの私にとって、長時間の中国語での講義はかなり脳にストレスが掛かります。
一般的に、人間の集中力の持続時間は15分が限界だと聞いたことがあります。
このことを実証するかのように、台湾人の先生が講義中話されている間は、15分集中して講義を聞いて、15分脳を休めて、また15分集中して聞くの繰り返しをしていることを実感しました。
そのため、講義中の半分くらいは、配布された資料を見ながら、1人で先生が中国語で何を話しているのか推測する時間になっています。
そのため、講義が終わってから、この授業のポイントは何か、クラスメイトに質問して、自分の理解が間違っていないかを確認することになります。