台湾の大学夜間部で日本語教師|2016年2学期の授業開始!

経験談

2016年2学期の授業が始まりましたので、今学期から初めて担当することになった大学夜間部の授業を中心にレポートします。

実は、今まで台湾の大学で日本語を教えてきた中では昼間部の授業だけしか担当していなかったのですが、今学期から夜間部の授業も担当することになりました。

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大学夜間部の学生の年齢層と興味関心

日本でも同様だと思いますが、台湾でもいくつかの大学には夜間部が設置されています。大学の夜間部は台湾では進修班などと呼ばれたりしており、授業は主に夕方から始まりますが、昼間部の授業を履修することもできるようになっているようです。

夜間部に通学する学生は、主に社会人の方が多いのですが、昼間部に入学できなかった学生が夜間部で学んでいるケースも多いようです。そのため、夜間部で単位を修得する中でチャンスがあれば昼間部に転入学することも出来るようです。

夜間部の学生は、社会人の方が多いため、平均すると年齢層は若干高くなります。当然、学生の中には年配の方もいます。年齢層のバラツキが大きいため、学生の興味関心もそれなりに大きく異なってくることになります。

 

大学夜間部の学生の日本語能力レベルのバラツキ

私が担当する夜間部の授業は日本語学科のため、日本語の能力がかなり高い学生も多くいます。彼らは、日中は社会人として働いているのですが、仕事をする中で日本語を使うこともあるため、問題なく日本語を運用する能力がある学生もいたりします。

その一方で、日本語学科に所属しており、日本語を2年あるいは3年間学んで来ていても、日本語コミュニケーション能力がかなり低い学生もいます。

つまり、昼間部の学生よりも夜間部の学生の方が学生の日本語能力レベルのバラツキが大きいようです。このような状況での授業の進め方は、少し難しく感じます。

 

授業で教える内容は変わらないがシナジー効果を期待したい

昼間部と夜間部の学生の属性は異なりますが、教える立場の視点からすると、授業内容は特に変えるつもりはありません。授業で使うテキストや授業の進め方など特に夜間部だからと言って配慮するつもりはありませんが、講義の中での討論になれば、社会人の学生が多い夜間部であれば、仕事の中で疑問に思っていることや発見したことなどの知識の共有化は進められるかなと思います。

若い学生の中では、社会人の学生や年配の学生は圧倒的な存在感があります。授業に積極的な学生も、やはり社会人の方の方が学習意欲が高く感じます。そんな授業の雰囲気の中で、社会人学生が若い学生さんへ学ぶことへの刺激を与えてくれることを期待したいと思います。

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