日本語教師で海外転職狙うなら春の時期‐6月末までの募集案件多数

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日本語教師として海外転職を目指している方への情報提供です。

このブログをご覧頂いている方の中には、日本語教師を目指している方や海外で日本語教育に携わりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そのような方のために、情報を検索してみたところ、春先の時期は海外での日本語教師案件が意外にも多いことを知りました。

 

6月頃まで海外での日本語教師の案件が多い理由

なぜ、6月頃までの時期に海外での日本語教師の案件が多いのでしょうか?

一般的に、海外では、9月から学期が始まる国が多いわけです。

そして、9月から始まる翌学期の予定を立てるためには、6月末頃までには人員(日本語教師)を確保しておく必要があります。

そのため、この時期には海外の教育機関から、多くの日本語教師の応募案件が殺到するという流れになります。(もう締め切っている案件もありますが)

それでは、海外からの日本語教師募集案件で最も多いのはどの国だと思いますか?

具体的に、募集案件の統計を取ったわけではありませんが、中国とタイの大学などの高等教育機関からの募集が多くなっています。

 

海外の大学などの高等教育機関で日本語教師になる条件

応募条件についてですが、大学で日本語を教える関係上、学歴が必要になります。

多くの大学が求めている学歴などの条件は、以下の通りです。

  1. 修士以上の学位(日本語教育分野が望ましい)
  2. 学士の学位でも可(日本語教育分野必須)
  3. 日本語教育養成講座修了者
  4. 日本語教育能力試験合格者
  5. 日本語教育の経験(未経験でも可)

つまり、それなりの日本語教育の知識があることが大前提で、未経験でも可との募集案件もあります。

実際には、日本語教育に関して未経験の場合は、その他の事務処理能力や渉外調整能力が求められることでしょう。

そのため、英語や中国語・タイ語などの現地語が必然的に求められると思います。

 

中国やタイでの日本語教師の給料はいくら?

そして、これらの海外での日本語教師に対する待遇について、それぞれの経験などによっても異なるようです。

情報をもとにすると、中国の場合は5,000元程度、タイの場合は28,000バーツ程度のケースが多いようです。

これらの待遇には、住居費を含めている場合や住居を無料提供している場合、あるいは住居手当が給料に含まれている場合があります。

そのため、月給の金額だけではなく、契約内容よく確認する必要があります。

中国の大学の場合でも、タイでの大学での場合でも、現在の為替レートで計算すると約10万円程度の給料になります。

現地の物価などを考慮すれば、この程度でも生活するには十分な金額ということになるのでしょう。

待遇に関してもう一つ注意したいことは、基本的に大学での勤務の場合は、月給制となっています。

そのため、夏季休暇などの大学が休みになる期間を勘案して、1年間に給料が支払われる期間は10ヶ月あるいは11ヶ月(もちろん学校により12ヶ月の場合もあり)になる場合が多いです。

つまり、10ヶ月間の支払いで月給10万円の場合は、120万円ではなく、年収ベースでは100万円になります。

 

応募に際して注意したいこと契約形態

この時期の応募案件は、5月末や6月末で締め切られることが多く、応募期限前でも求人元の教育機関が求める人材が応募してきた場合は、採用が決定してしまい期限前に締め切られる場合が多いことにも注意しましょう。

そして、海外からの募集案件ということもあり、日本とは募集から採用のプロセスが異なり、不採用者には連絡しないことがほとんどです。

つまり、応募後に何も連絡がなければ、書類審査や面接で不合格ということになります。採用にあたり、任期は基本的に1年契約ですが、再度1年から2年間の更新による延長が可能となっているところが多いです。

海外で日本語教師をすることはそれ程簡単なことではないですが、人を育てるという夢のある仕事であるため、志の高い方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

この時期に募集している多くの案件は、今年9月から着任のお仕事が多いと思います。

 

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