2015年9月から始まる大学の新学期が始まりました。
現在、台湾の某大学で日本語教師として、日本語などの科目を担当していますが、今学期も先学期と同じように4科目を担当することになりました。
台湾の大学で日本語を教える日本語教師の日常は、あまり需要のないテーマかもしれませんが、1ヵ月に一回程度、定期的に備忘録という意味合いも含めて記録しておこうと思います。
今学期担当する科目は4科目
今学期私が担当する科目は下記の4科目に決まりそうです。
- 日本語初級会話(大学1年生)2科目分
- ビジネス日本語会話(大学4年生)
- 日本文化関連科目(大学3年生)
先学期は、大学3年生と4年生の科目を担当していましたので、ほとんど日本語だけで授業を進めていました。そのため、授業の準備もプレッシャーもそれ程なく、ぬるま湯状態で半年間が過ぎました。
大学1年生の入門者クラスは難しい!?
ところが、今学期は大学1年生の必修科目を担当することになり、少しばかりプレッシャーがあります。
というのも、大学1年生は多くの学生が日本語を今までに学んだことがない学生ばかりですので、日本語を聞いても聞き取れない学生がほとんどです。
そのため、必然的に説明する時には中国語での講義となります。必要十分な解説ができないと、学生が不満を持ち不穏な空気に包まれます。
このときが最も疲れる一瞬です。事前に入念な準備さえ怠らなければ、何てことはないのですが・・・。
はじめの授業でゲームを一緒にする理由
そして、担当する科目の初めての授業は、やはり多少なりとも緊張するものです。
いや、何十年も教壇に立っている教師の方であれば、こなれたものでしょうが、新米日本語教師には、初めて受け持つ学生の反応はかなり気になります。
初めての授業でコケてしまったら、その後の授業の進め方や教室の雰囲気作りがしにくくなります。
そこで、私が初めての授業で採り入れている方法は、ズバリ!「ゲーム」をすることです。日本語学習にゲームをすると、ほとんど多くの学生は、積極的に参加してくれます。そして、授業は一気に盛り上がり、活気に溢れた雰囲気となり授業がし易くなります。
今回も、大学1年生の日本語を初めて学習するクラスでは、部分的にゲームをしながら、授業の雰囲気作りをしてみたところ、案の定、学生の気持ちをこちらサイドに持ってくることが出来ました。これで、今後の授業も少しは進めやすくなった気がします。(ホッ)
はじめの授業でチェックするポイント
ところが、初っ端からトラブル発生です。教室には全てPCとプロジェクターが設置してあるのですが、プロジェクターが上手く機能しないため、今回は事前に準備したPPTなどの資料が全く使用できませんでした。
事前に使い方なども確認しておくべきでした。教室内の設備の使い方などを事前にチェックすることは、必須だと思い知らされました。
私がはじめの授業で最も気に掛けていることは、困った学生がいるかいないかです。私にとっての困った学生とは、主には授業の進行を故意に妨げるような学生ですが、一クラスの学生の人数が多くなればなるほど、授業中の学生同士の雑談が多くなり、授業は進めにくくなります。
私が今学期担当するクラスの学生の人数は、最も多いクラスで仮登録時点でなんと50名ほどです。こんなに大人数の学生を相手に、授業を受け持ったことがないため、かなり苦戦しそうな予感がします。(笑)