台湾での韓流ブームはまだ続いている!?台湾現地レポート

台湾での韓流ブームの現状について、台湾現地からレポートします。日本では2003年に『冬のソナタ』をはじめとして、韓流ブームが起き、その後、韓流ポップも全世界的に拡大したことも後押しし、韓流ブームが起きました。台湾でも、日本あるいは世界各国で起きたように、韓流ブームが起きました。そして、その後、現在、台湾での韓流ブームはどうなっているのか?

えっ!韓流って何? というくらい、日本に住んでいた時でさえ、韓流ブームからかけ離れた圏外で生活していたほど「韓流」に関しては疎い私が台湾の韓流事情をご紹介します。逆に言えば、韓流に寄り添った視点ではなく、あるいは嫌韓的な視点でもない、中立的な立場から台湾の中の韓国をお伝えできると思います。

台湾の中での韓国の存在をピックアップ

韓流ポップ&アイドル

私は韓流ポップやアイドルに関しては全く興味がありませんが、台湾で日常生活をしているだけにも関わらず、韓流を見聞きするシーンは多くあります。

例えば、テレビをつければ、韓国専門のチャンネルがあり放送されています。日本専門チャンネルはNHKを含めると常に3チャンネルほど放送されていますが、韓国専門チャンネル(と思われる)も2チャンネルあります。

また、インターネットメディアに目を向ければ、日本の芸能情報と同じように韓国の芸能情報も報道されることが多くあります。台湾では、台湾以外のアジアの中では日本と韓国のポップやアイドルが圧倒的に人気があるため、「日韓」娯楽などという括りで報道されることが多いです。

日本と同様に、台湾にも韓国の人気アイドルやアイドルグループがコンサートを開催したりしています。また、韓国のアイドルグループ・TWICEの周子瑜(ツゥイ)は、韓国で活躍する台湾(台南)出身だということで有名ですね。

韓流ドラマ

私の知る限りでは、台湾の中での韓流の中心的な存在となっているのが、韓国ドラマだと感じています。

特に人気があるジャンルは、ラブコメディーや韓国の時代劇のようなドラマが人気のようです。台湾では、これらの韓国ドラマをテレビで放映する場合は、中国語に吹き替えて放送されています。

余談ですが、2011年には、台湾では海外からのテレビ番組があまりにも多くなってしまったため、韓国を含めた海外からのコンテンツをテレビで放映する自国(台湾)番組との比率を制限するよう法令化されました。それくらい、日本や韓国のコンテンツの影響が強くなったということなのでしょう。

韓流ファッション

台湾では、韓国から直輸入した衣類を中心としたファッショングッズのショップも多く見かけます。台中のような地方都市でさえ、夜市や百貨店あるいは駅前などの人が集まるような場所では、「日本進口」(日本から輸入)に引けを取らないくらい「韓国進口」(韓国から輸入)という文字をよく目にします。

上述したように、韓流アイドルや韓流ドラマの影響を強く受け、韓流ブームに乗り、韓国から直輸入した(と思われる)衣服なども台湾では人気があります。韓流ファッションについても、あまり興味がないのですが、品質面では台湾製よりも信頼が出来るもののように感じます。

韓国料理レストラン

台湾では、外国料理を扱うレストランで、最も多いのは日本料理ですが、(今まで、あまり気にしなかっただけかもしれませんが)韓国料理のレストランも多いことに気が付きました。

特に多いのは、韓国の焼き肉料理のレストランです。台湾料理や中華料理は肉料理が多く、台湾人は肉料理が好きなため、韓流ブームでなくても、焼肉であれば台湾人には受け入れやすいという事情もありますが・・・。また、焼肉以外ではビビンバ専門店も見かけるようになりました。

韓国への海外旅行

一つの指標でしかありませんが、台湾人の旅行先別の渡航者数をチェックして見ましょう。2015年と2016年に台湾人が韓国を旅行した渡航者数の統計データは下記の通りでした。

  • 2015年の台湾人の韓国への渡航者数 : 500,100人
  • 2016年の台湾人の韓国への渡航者数 : 808,420人

この数字でも分かる通り、台湾人の海外への旅行者数は、毎年増加傾向ですが、特に韓国への渡航者数は激増したことが一目瞭然です。実際に、私の知人や大学の学生でも、韓国へ旅行をしたという人が多くいるのが現状です。

韓国語ブーム

上述のように、韓流ポップやアイドル、あるいは韓流ドラマのマスメディアの露出が多くなり、韓国への旅行者数も増加していけば、その国の言葉も注目されるのが必然でしょう。

台湾には、駅前留学のようなチェーン展開をしている「地球村」という民間語学学校があります。この学校では、近年の韓国ブームを背景に、英語と日本語に次ぎ、ハングル語の講座も増えているようです。

また、大学などの高等教育機関や民間語学学校を含めても、ハングル語の教員需要や学生募集の需要も増えているのが現状です。それと同時進行するように、韓国の大学などの教育機関への留学や大学間交流も増加傾向です。

韓国メーカーの自動車や家電

韓流ブームとは直接的には関係がないかもしれませんが、韓国メーカーの自動車や家電製品も、台湾社会でのプレゼンスを着実に拡大しています。

台湾人にとっては、日本メーカーの自動車や家電製品が、最も高品質で人気があることに変わりはありませんが、最近では韓国メーカーの商品も日本メーカーよりも価格が安く、品質もそこそこ良いというように評価を上げつつあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

日本では、冬ソナのヨン様ブームが巻き起き、少女時代やKaraなどの韓流ポップによりブームの頂点を作り、少しずつそのブームも冷静さを取り戻しつつありありますね。

台湾でも、同じように若者層が韓流ブームの先導するかのように台湾社会の至る所で「韓国」を見ることが出来ます。その一方で、ブームが冷める時には一気に下降するものです。

しかも、台湾人の国民的気質は、この手のブームには「熱しやすく冷めやすい」という側面が強いというのも事実です。そのため、台湾での一時的なブームは過ぎ去るのも非常に速いものです。

台湾での韓流ブームはいつまで続くのでしょうか?
その指標となり、最も影響力が強いのが、メディアであり、特にテレビ番組だと思われます。100以上あるテレビチャンネルから韓国専門のチャンネルが減少する時にブームは終焉に近づき、専門チャンネルが消える時、ブームが完全に終わった事になるのでしょう。

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