台北⇔台中の長距離バスで快適な旅を!料金と時間と乗り心地はどう?

台湾の長距離バスを利用する方法と実際に利用してみた感想を台湾現地からレポートします。

台湾を旅行する際の各都市間の移動手段は、飛行機、高鐵(新幹線)、台鐵(台湾鉄道)、長距離バスくらいでしょう。その中で、最も料金が安い移動交通手段が長距離バスです。長距離バスの乗り心地はいかに?

台北から台中間の往復の移動の際に、あまり急いでいなかったため、高速バスを使ってみることにしました。今回、台湾の高速バスを10年ぶりくらいに利用しました。

高速バスの運転手は檳榔を噛みながら運転しているため、運転が荒くて危険だと言われたりしますが、その実状はいかに?

台湾最大手の長距離バス会社「国光客運」で台中から台北まで高速バスを利用しました。そして、復路の台北から台中までは和欣客運というのバス会社を利用してみました。

台中駅前から台北西站までの高速バスでの所要時間は金曜日の日中での移動で2時間50分でした。初めて国光客運の高速バスを利用しましたが、乗り心地は2列席を1人で独占して利用できたこともあり、他社の高速バスと同様に快適でした。

 

台中 → 台北の長距離バスの料金と時間と快適さ

バス会社停留所運賃/元所要時間
国光客運台中駅230~2902時間45分
朝馬200~2502時間程度

台北 ⇔ 台中の長距離バスの料金はいくら?

高速バスの料金は曜日や時間帯によって料金が変わり、下記のように、3つの料金設定(原價、促銷、優恵)になっています。

  • 台中~台北 230元 → 230元~290元(2018年)

(※2017年3月から長距離バスの運賃は各社ともに全面的に値上げされています。)

上記の運賃の違いは下の画像のように時間帯によって割引が決められています。チケットの価格は、黄色の曜日時間帯が最も安く、青の曜日時間帯がその次に安く、ピンクの曜日時間帯は最も高くなります。

国光客運の曜日と時間帯別の高速バスチケットの価格割引表を紹介します。
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台中駅の国光客運のバスターミナルはどこ?

台中駅前の国光客運のバスターミナルの紹介をします。

左側が国光客運台中駅バスターミナル、右側が台中火車站(台中駅)です。
(※2017年に国光客運の台中駅バスターミナルは移転しました。下記の追加情報をご参照ください。)
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駅の隣に国光客運の大きな看板が見えます。
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台中駅側からバスターミナルを見ると、このような絵になります。
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台中から桃園国際空港までの高速バスも、このバスターミナルから発車しています。

バスターミナル内のチケット売り場の様子です。

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バスターミナル内の台北行きの高速バス搭乗ゲートです。

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《追加情報》

台鐵台中駅の新設移転と同時に、台中駅前の大改修が始まっています。それに伴い、バス乗り場や一部の長距離・高速バスのバスターミナルも移転しています。そして、上記で紹介した國光客運の乗り場バスターミナルも移転しています。

移転場所は、台鐵台中駅から歩いて3分程度です。旧台鐵台中駅を出て、右側の方へ歩いていった場所です。(詳しくは下記の地図をご参照ください。)


上図の緑色の○の場所には7-11がありますので、駅から歩いていく場合は目印になります。

 

国光客運バスと車内の雰囲気を画像と伴に紹介します

今回、利用した国光客運のバスの外観です。
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今回、利用した高速バスの車内のシートの雰囲気です。
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2列+1列の3列シートとなっています。

1列シートの画像です。「保留位」と案内があり、予約席には、このように書かれた紙が置かれています。
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今回、私が利用した2列シートです。お隣は空席でしたので、気軽にバスの旅を楽しめました。
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全席に映画やテレビを見ることができるモニターが据え付けられています。
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足元はそれほど窮屈には感じませんでしたが、バス後方の最前列だったため別の席と比べると少し狭いようでした。
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国光客運のバスチケットは、以下のようなものです。
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バス料金は230元(約800円)で、乗車時にチケットの耳をちぎられます。目的地のバスターミナルに到着し下車する時には、乗車券は回収されますので、無くさないようにしておきましょう。

台湾のバスには必ず非常口が設置されています。
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台北西站バスターミナルに到着(台中から2時間半)

台中駅前のバスターミナルを出て、2時間50分で到着した台北西站バスターミナルです。
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国光客運の台北西站バスターミナル内の金曜日の午後5時頃の様子です。
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チケット売り場の様子です。
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台北→台中間の各高速バス会社の料金・時間・設備のまとめ

最後に、私が今まで台北~台中間で利用したことがある高速バスのまとめをしておきます。

上記は國光客運のバスですが、台北と台中間の路線を結んでいるバスは國光客運以外にも、統聯客運、和欣客運、アロハ客運などがあります。

以下にリンクを張ってありますので、どのバスを利用しようか決められていない方は、それぞれのバスの特徴を確認することができますので、ご覧ください。

統聯客運

  • 乗車地点:台北バスターミナルから台中台鉄台中駅前まで
  • 乗車料金:260元
  • 乗車時間:2時間半
  • 乗車時刻:18:10~20:40
  • 座席  :普通(座席指定なし)
  • モニター:個別モニター無し(路線や各バスによって違う?)
  • 備考:台中駅までのルートがあるのがありがたい
統聯客運というバスでの運賃料金と乗車場所と乗り心地の快適さは?
台湾の長距離高速バスの中では最大手のバス会社の統聯客運の紹介と高速バスで台北から台中まで乗車した際の乗車料金と乗車時間および乗り心地や快適性について紹介します。

和欣客運

  • 乗車地点:台北バスターミナルから台中朝馬まで
  • 乗車料金:230元(平日は140元の場合もあり)
  • 乗車時間:2時間
  • 乗車時刻:17:40~19:40
  • 座席  :広く快適(座席指定あり)
  • モニター:個別モニターあり
  • 備考:台中のバスターミナルが朝馬だけというのが難点
和欣客運(ebus)に乗車してみた!乗る場所と料金と快適さを紹介
台湾の台南を拠点にしている和欣客運という長距離高速バスの紹介をします。実際に乗ってみた際の運賃料金、乗車時間、乗り心地や快適性について解説します。

阿羅哈客運

  • 乗車地点:台北バスターミナルから台中朝馬まで
  • 乗車料金:319元
  • 乗車時間:2時間半程度
  • 乗車時刻:18:11~20:40
  • 座席  :豪華、広く快適(座席指定あり)
  • モニター:個別モニターあり
  • 備考:台中のバスターミナルが朝馬だけというのが難点
【アロハバス】阿羅哈客運の高速バスでの旅の乗車料金と乗り心地は?
台湾の長距離バス会社では大手の阿羅哈客運(アロハバス)の運賃と乗車した際の快適さについて、台湾現地からレポートします。乗り心地は快適そうだが本当か?乗車チケットの値段が高いそうだが本当か?このような疑問が解決できました。

 

長距離バスを利用する時に注意したいこと

一つだけ台湾の高速バスを利用する際に問題があるとすれば、バスの停留所でしょう。台北から台中まで利用する場合の台中のバスの停留所は、「朝馬バスターミナル」という場所です。

実は、朝馬から逢甲夜市までは直ぐ近くですので、このあたりのホテルに泊まっている人には非常に交通の便が良いと思います。

一方、台中駅周辺など他のエリアのホテルに泊まっている人にとっては、バスで30分くらい離れた場所ですので、少しばかり不便だなと思います。

とはいっても、朝馬バスターミナルから歩いて2分くらいの場所に市バスのバス停(秋紅谷など)があるため、市バスを利用すれば、朝馬からどこへでも行けるため、それ程大きな問題ではないでしょう。

関連記事:台湾の高速バスの利用方法と注意点(チケット、場所、トイレ、飲食)

 

まとめ

2つの異なるバス会社を利用して感じたことは、国光客運は少しだけ運賃が安く、座席も普通の大きさと形状で、デラックス仕様という雰囲気はありません。

一方、和欣客運のバスは運賃が少しだけ高く、座席の作りも大きく、全てファーストクラス並みのデラックス座席でした。どちらを選択するかは人それぞれですが、私は少しだけ高い運賃を払っても、乗り心地がよく、非常に快適な和欣客運の方に乗りたいと思いました。

と言う訳で、台中 → 台北、あるいは台北 → 台中への移動の際、時間に余裕がある時は、料金が高い高鐵を利用せずに、料金の安い長距離バスで2時間睡眠付きの交通手段も、今後は積極的に利用してみようと思います。

 

関連記事:台中⇔桃園国際空港までの交通アクセス方法(新幹線やバス等)のまとめ

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