台湾で自助餐を利用する方法とルール|値段と注意点【中国語は不要】

台湾で「自助餐」(じじょさん、ズージューツァン)と呼ばれている食堂を画像を交えながら詳しく紹介します。

  1. 自助餐とは、どんな食堂なのかな?
  2. 自助餐は、どのように利用すればいいのかな?
  3. 自助餐では、どのような料理が提供されているのかな?
  4. 自助餐の食事代は、いくらくらいの値段なのかな?
  5. 自助餐を利用する時に注意することはあるのかな?

上記のような疑問を持っている方へ向けて、台湾現地の事情を踏まえて、台湾の自助餐についての情報をシェアします。

初めて台湾を旅行する人には、是非トライしてほしい食堂です。自助餐は台湾庶民の胃袋を支えている重要なポジションで、台湾の伝統的料理や庶民料理が楽しめます。

 

自助餐とは、どのような形式の食堂なのか?

自助餐とは、台湾の庶民食堂を兼ねたお弁当店のような存在で、基本的にはセルフサービス形式で運営しています。

そのため、自分で食べたい料理を好きなだけ皿に乗せて、その料理を店員さんに見せて、お勘定は料理の種類や量により決まります。

基本的には、比較的規模の大きい自助餐はセルフサービス形式のお店が多いのですが、規模の小さい家族経営のような自助餐では、店員に自分が食べたい料理を告げて(または指差しで)、お皿に盛って貰うような形式の自助餐もあります。

また、自助餐は店内での飲食も出来ますが、お弁当としてテイクアウトをすることも出来ます。店内飲食の場合は皿に惣菜を乗せていき、テイクアウトの場合は、紙製のお弁当箱に惣菜を入れていきます。

 

自助餐の料理の値段はどのように決まるのか?

自助餐の勘定の方法には、2種類の方法があります。一般的には、会計係の店員に料理を盛った皿の見せて、店員が金額を計算して料金が決まります。

もう一つの支払い方法は、重量を測る秤の上に料理を盛った皿を乗せて、重量により料理の料金が決まります。

今まで私が経験した限りでは、ほとんどの自助餐では、店員が計算する方式でしたが、学生食堂のような自助餐では量り売り形式の食堂もありました。

それでは、店員が料理の値段を決める時には、何を基準にしているのでしょうか?

まず、セルフ形式ではなく店員が盛ってくれる形式の場合は、トングで一掴みの野菜が10元、その他の肉料理や魚料理は1個あるいは1匹の料理が20元あるいは30元程度と考えておけばOK。

一方、セルフ形式の場合は、肉料理や魚料理でハッキリと個数で計算できるものは、同じように1個当たりの値段が決められています。

そのため問題ありませんが、自分で盛った量に違いがあるような野菜などの場合は、店員さんの目分量と長年の計算基準で決まります。

そのため、毎日同じ料理を同じ量だけ食べていても、日によって、あるいは店員によっては、値段が多少異なる時があります…台湾らしい(笑)。

台湾人曰く、日々の、あるいは店員により値段のブレが少ないお店は、お客さんも多く繁盛しているようです。

 

自助餐を利用する時のルールとその他の注意点

  1. 店内飲食またはテイクアウト(お弁当)を決める
  2. 食べたい惣菜を皿か紙箱に盛る(セルフ形式の場合)
  3. 店員に値段を計算してもらう
  4. お金を支払う
  5. 食べ終わった後は店外のゴミ箱などへ捨てる

以上のような流れになりますが、自助餐では、お弁当の場合は、店員が小袋に詰めた白飯を、お弁当と一緒にビニール袋に入れてくれます。

セルフの場合は、自分で紙のお碗によそう場合もあれば、店員がよそってくれる場合もあります。

セルフ形式の自助餐の場合は、ご飯は食べ放題のお店が多いですが、セルフ形式ではない場合は、1杯10元の店が多く、2杯なら20元になります。

このような場合、台湾では紙製のお碗が小さいため、1杯では足らないので、私の場合は最初から大盛り(大碗)を注文します。

さらに、自助餐では無料のサービスが2つほどあります。一つ目は、薄くて美味しくないスープです(笑)。もう一つは、あまりにも甘すぎるお茶です(笑)。

その他、注意することは、お弁当のテイクアウト時は、箸やスプーンなどが付けられているか確認しましょう。

 

台湾の自助餐を画像で紹介します

自助餐では、いろいろな種類の野菜料理がたくさん並べられています。

 

また、自助餐では肉料理や魚料理も揚げ物や煮物として提供されています。

 

自助餐でのスープは無料で提供されています。御代わりも自由です。
(甘いお茶が提供されている店も多いです。)

 

レジ係付近には画像のような、辛い惣菜(めちゃくちゃ辛い!)が用意されていたりします。
こちらも、基本的には無料で提供されています。

 

ご飯は白飯かお粥を選ぶことができます。

 

自助餐では、基本的に食べ終わった場合は、自分で片付けます。

 

お店の外側にゴミ箱が用意されていますので、分別して処理します。

 

台湾旅行をされる方は是非、自助餐にトライしてみては?

自助餐での最大の難関は値段の聞き取り?

自助餐を利用する時には、店員が値段を告げるため、中国語が聞き取れないと困りますね。

ところが、実際には中国語を聞き取れなくても、ほとんどの場合は100元札だけあれば、お釣りが戻ってくると思います。

肉料理や魚料理をたくさんピックした場合などは100元以上になると思いますが…。

また、大きめの肉料理などを選ぶと、勘定時に肉を食べやすい大きさに切るかどうかを聞いてきます。「はい=要=ヤオ」または「いいえ=不要=プーヤオ」と答えれば大丈夫です。

野菜料理は安いが肉魚料理は少し高い

肉や魚の惣菜は値段が高めになりますが、野菜ばかり選んだ場合は値段は比較的安くなります。

私が自助餐を気に入っているのは、自分の好きな料理だけ好きなだけ食べられるためです。よく野菜不足になった時には、一つの皿には盛り切れないくらい全力で野菜を食べに行きます。

また、多くの自助餐ではご飯、スープ、お茶はお代わり自由なため、お腹が空いていて、ガッツリ食べたい時は本当に重宝します。

自助餐では、台湾の美味しい家庭料理が盛り沢山で、庶民料理が凝縮されています。自助餐で食事をする時は、だいたい50元~100元くらいの費用でお腹一杯になります。

お昼のピーク時は大混雑

このような庶民的なバイキングレストランでは、特にお昼のピーク時には、多くの人で混んでいるため、時間を少しずらして利用すると落ち着いて食事ができます。

台湾の庶民料理や伝統料理を堪能したい方は、台湾旅行中に自助餐をお勧めします。台湾へ旅行に来られて「自助餐」という看板を見つけたら、騙されたと思ってトライしてみてください!

 

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