<台湾のインターネット・Wifi事情

台湾のインターネット・Wifi事情

台湾に旅行をする場合、台湾でロングステイをする場合、台湾に移住をする場合、目的は違っても、台湾を訪問する場合に心配なことの一つは、インターネットやWifiなどのネット環境やモバイル環境ではないでしょうか?

  • 台湾のインターネット環境はどんな感じかな?
  • 台湾では無料公衆Wifiはどれくらい普及しているのかな?
  • 台湾のインターネット回線の利用料はいくら?

上記のような疑問を持っている方へ向けて、台湾のインターネットとWifiに関する事情を私の経験に基づいて、お答えしていきます。

この記事の目次

台湾のインターネット回線

光回線とADSL回線

台湾のインターネット回線には、日本と同様で、光回線とADSL回線があります。都市部では光回線がよく利用されています。

一方、郊外へ行くほどADSL回線が利用される傾向にあります。ウェブサイトの閲覧をするくらいであれば、光回線もADSL回線も体感的な回線スピードはあまり変わらないかもしれません。

インターネット回線の契約

賃貸物件を契約する場合は、個人契約となりますが、建物ごとにインターネット契約の手続きを済ませている場合も見られます。

マンションやアパートが建物ごとにインターネットが未契約の場合は自分で手続きを行うことになります。

台湾では最大手のISP(インターネットサービスプロバイダ)である中華電信が提供するHiNetが有名です。

HiNetの場合は市内電話とインターネットの契約を同時に申請することができるため、手続の面では手間が省けるというメリットがあります。

その他には、遠傳が提供しているSeednetや日本でもお馴染みのSo-netがあります。HinetとSo-netはネットからでも契約ができるようです。

台湾でインターネットを個人契約をする場合の料金はいくら?

契約する会社やネットスピードにより若干異なりますが、概ね月額200元から400元程度が相場の目安です。チラシの広告を参考に、もう少し具体的な例を挙げてみましょう。

  • A社 30M 271元/月
  • A社 70M 342元/月
  • B社 70M 370元/月

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台湾でのインターネットの回線スピードについては、以前、自宅で検証したことがありますので、下記記事を参考にしてみてください。

関連記事:台湾のインターネット回線のスピード

台湾のWifi事情

台湾では上記のようなISPと契約をしなくても、スマホが一台あれば、インターネットに接続することができます。

この場合は、どのような接続の仕方をしても無線接続になりますので、不安定な回線状況になる場合があります。

スマホを利用してインターネット接続するには、大きく以下の3つの方法があります。

  1. 台湾でスマホ(4G)を契約
  2. 無料公衆回線LAN(WiFi)を利用
  3. 日本で有料のモバイルルーターを契約

一般的に、台湾でのネット利用ではスマホの契約をするのが最も利便性が良いでしょう。ただし、日本と同様に、契約の縛りが2年契約となりますので、一年あるいは半年だけの利用の場合は別の方法を考えましょう。

台湾の無料Wifi

iTaiwanを使う

無料公衆回線LANを利用する方法について、台湾ではiTaiwan(愛台湾)という台湾全土で利用できる無料WiFiがあります。外国人を含めて事前登録をすることで、誰でも利用することができます。

事前登録の方法は、インターネット上から申請することができるほか、台湾に到着後、交通部観光局のサービスカウンターや台湾各地の観光サービスカウンターでパスポートを提示するだけでiTaiwanのIDを有効にしてもらうことができます。

iTaiwanが利用できるWiFiスポットは、主に公共機関(の構内と周囲)や公共の場となっており、例えば、以下のような場所で利用できます。

  • 各駅構内
  • 主要バスターミナル
  • 空港
  • 郵便局
  • 役所などの政府機関

ただし、公共の場で無差別の人に提供されているサービスですのでセキュリティーの面では保証されないのが難点です。このような無料WiFiスポットでは暗証番号などの入力などは控えた方がよいでしょう。

私は以前、駅構内でiTaiwanサービスを利用してネット接続をし、LINEを利用した時には、その後、いつも不正アクセスの連絡が届きました。(もちろん、パスワードブロックでログインはされませんでしたが…)

また、主要駅構内やバスターミナルでは、多くの人が無料WiFiを同時に使用するため、混雑しているラッシュアワー時には、iTaiwanでのインターネット接続ができないことが度々あります。

※台北では無料公衆WifiのTaipei Freeが利用できます。

コンビニの無料Wifiを使う

その他にも、台湾全土のセブンイレブンやファミリーマートの店舗でも事前登録をしておけば、無料WiFiを1日に90分間(30分間×3回)程度は利用することができます。

台湾はコンビニ天国とも言われ、少し歩けばコンビニに当たると言われるくらい、コンビニ密度が高い国です。そのため、コンビニでの無料Wifiはありがたいです。

また、コンビニにはイートインコーナーが設けられているため、利便性が非常に高いです。例えば、7-11の場合は日本からでも、台湾の7-11のウェブサイトから事前登録ができますので、台湾に出発する前に事前登録を済ませておけば安心でしょう。

.1.FreeWi-Fi

最近、台湾の街にある公衆電話には「.1.FreeWi-Fi」というステッカーが貼られているのを目にします。中国語では「點一點免費上網」と言われています。

これは何か調べてみると、俠諾科技、智慧時尚、中華電信が共同運営している新たな無料Wi-Fiサービスとのこと。

使い方は、スマホのWiFiモードをONにして、「.1.FreeWi-Fi」に接続するだけです。事前に登録する必要はありません。

ただし、利用するにははじめに画面に表示される智慧時尚の広告を見なければなりません。その後、30分間だけ無料でWiFiを利用できるという条件付きです。

上の画像とともに、公衆電話ボックスの上部に下記のような機器が設置されています。

ホテルやレストランのWifiを使う

ホテルでのWiFi事情ですが、ホテルの場合は有料で提供しているところと無料で提供しているところがあります。

有料で提供してるホテルではネット回線スピードも速いところが多いようです。一方、無料で提供しているホテルでのネット回線スピードはあまり期待しない方がよいでしょう。

レストランや喫茶店などでもWifiを無料で開放してくれている場合は多くがあります。その際は、パスワードが必要になりますので、「蜜碼」(パスワード)を店員に尋ねましょう。

台湾旅行時に便利な海外専用のモバイルルーター

最後に、海外専用のモバイルルーターをご紹介します。上記のiTaiwanやコンビニなどの無料WiFiは無料で利用できるだけあり、多くの人が利用しますので、いろんな落とし穴があります。

一つは、先述したようにセキュリティーが確保されていませんので、悪意のある人がいた場合は、自由自在にスマホの中を覗かれてしまうかもしれません。

更に大きな問題は、週末やラッシュアワー時には、多くの場合は、主要駅やバスターミナル、あるいは7-11でさえ、なかなか接続できないことが多くあります。多くの人が一斉に一ヶ所のWiFiスポットに接続するため繋がらなくなるのは当然です。

そのような時に威力を発揮するのが、セキュリティーの問題もなく、確実にネットに繋げたい時には、日本で海外専用のモバイルルーターを契約しておくのが最も確実です。

>>>海外でのインターネット/wifiはエクスモバイル

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