台湾で食事をした時に勘定の支払いのタイミングが分からない人へ

台湾旅行中に食事をした時に、下記のような経験をしたことはないでしょうか?

  • 一人で小吃店に入り、メニュー表に記入して、勘定はいつ払ったらいいのだろう?
  • 一人でカフェに入り、コーヒーを注文して、勘定はいつ払ったらいいのだろう?
  • 台湾人の知人と少しオシャレなレストランで食事をして会計時にどうしたらいいのだろう?
  • 台湾人に接待されてレストランで宴会をして会計はどうしたらいいのだろう?

日本人にとって、何人かで食事をした時にはお金の支払いで素性を覗かれそうな感じで必要以上に神経を使う方も多いのではないでしょうか。

今回は台湾で食事をした時の勘定の支払いについて、下記のような様々な場面を紹介しながら、私の経験から台湾ではこのように対応している人が多いという実状を、台湾現地からレポートします。

  1. 小吃店
  2. 早餐店
  3. カフェ
  4. レストラン(会食)
  5. レストラン(宴会)

 

小吃店で一人飯した時にいつお金を払えばいいのか?

台湾の庶民食堂とも言うべき小吃店で食事をしようとした時に、どのタイミングでお金を払えばいいのか疑問に思う人もいることでしょう。(台湾の小吃店のジャンル分け|おススメのお店とメニューの選び方

台湾では多くの人が「外帯」(テイクアウト)をしますので、その場合、お弁当を受け取るタイミングでお金を払えばよいだけです。

それでは、店内で食事をする場合はどうでしょうか?
まず、メニュー表に注文したい食べ物にチェックをして店員に渡しますが…。

  1. メニュー表を渡した時に勘定を支払う
  2. 食事を済ませた後に勘定を支払う

上記の2択になると思いますが、どちらだと思いますか?
実は、どちらも正解と言えば、その通りです。

実際には、お店によってオーダー時に支払いをする仕組みのところもあれば、食事を済ませた後に支払いをする仕組みのところもあります。

そのため、台湾で長く暮らしていても、初めて利用するお店ではいつお金を支払えばよいのか分からないことも多いです。

先客がいれば、その人がいつお金を支払っているのか様子見をすれば、いいだけの話ですけどね。

オーダー時でも食後でもどちらでもOKなお店は更に問題が起こりやすく、先にお金を払っておくと、支払っていることを店員が忘れていることもあります。

そして、食後にお店を出る時に店員から勘定の支払いを間違って請求されることもあります。そのため、私は出来るだけ食後に勘定を済ませるようにしています。

お客は支払ったことを忘れる人は少ないですが、支払ってないことを忘れる人は多い、同時に店員は支払ってもらってないことを忘れる人は少ないですが、支払ってもらったことを忘れる人は多いですからね。

また、話は少し変わりますが、台湾には水餃子などのチェーン店がありますが、それぞれのお店で値段が異なったり、運営の仕方が異なることも多く、ある店では後払い方式であっても、ある店では先払い方式であったりします。

 

早餐店ではいつお金を払えばいいのか?

台湾では多くある朝食専門の早餐店では多くの場合はオーダー時に支払いを済ませるお店がほとんどです。とは言え、お客さんで混雑していないような早餐店では食後に支払いをするようなお店もあります。

関連記事:台湾の朝食専門ファストフード店「早餐店」

 

カフェではいつお金を払えばいいのか?

ファストフード店では、当然ですがオーダー時に勘定を支払いますが、少しオシャレなカフェでコーヒーを注文した時、いつお金を支払ったらよいのでしょうか?

これもカフェにより異なります。例えば、スタバのようなカフェであればオーダー時に支払いますが、家族経営のような落ち着いたカフェの場合は、食後に支払うことが多いでしょう。(日本と同じ感覚でOK)

 

レストランで友人や知人と食事をした時に勘定はどうすればよいのか?

日本人は友人や知人と食事をした時には割り勘をすることが多いでしょう。それに対して、台湾人は割り勘をする習慣があまりないと言われたりしますが、実際には台湾人同士でも割り勘をすることも多いです。

お金を持っていそうな裕福な台湾人同士であれば、割り勘など面倒臭いことはしないで、どちらかがお金を支払うことが多いです。

台湾人の学生に台湾では割り勘をする習慣がないのかどうか聞いてみたところ、通常は割り勘をするとのこと。

社会人などで、ある程度経済的にも年齢的にも属性が異なる人同士で食事をした場合は、経済的に裕福な方や年齢が高い方が奢るというのは日本と同じなのでしょう。

 

台湾人に接待されレストランで宴会に招待された時に会計はどうするのか?

台湾旅行中に友人や知人に宴会に招待されるようなことがあるかもしれませんね。

この場合、主賓は接待される側になりますので、ありがたくご厚意を受けることになります。

逆に、このような場合に招待されたほうが勘定を支払うというのは失礼に当たる場合もあるでしょう。

それでは、誰が宴会の費用を支払っているのか…、謎ですね。少人数の場合は、その宴会参加者の中で最も経済的に裕福でお金を持っている人、あるいはボス的な人が負担しているのでしょう。

台湾ではこのような場面で、特に台湾人のオジサンたちは誰が支払うのかレジカウンターの前で御代の明細書を奪い合っているコントのような光景を目にすることがあります(笑)。

いや、支払い後に手にする領収書の奪い合いなのか…?
台湾男性特有のメンツがぶつかり合う瞬間でもあります。
台湾人にとって大切な面子文化と日本の世間体文化

蛇足…、もちろん当然ですが、招待された同じ宴会でも結婚式などのように主賓が別の方の場合はお祝いを持って行くことになります。

コメント

  1.  Tomo より:

    実は、高雄で、Marsと言うカフェスタイルの洋食に行ったのですが、
    どこに座るの?と聞いたら、まってと、
    よく聞いて、わかったのですが、以下のスタイルでした  

    席は、空いている席に座る、
    水は、自分で入れる、
    注文は、カウンターで行い、お金もそのカウンターで払う、
    カウンターに行く前に、自分の席番号、料理にチェックを入れる

    なかなか、初めて行った方は、わかり難いと、思います

    料理は、最高に美味しいです

    • いいぞっ より:

      コメントありがとうございます。
      ご紹介頂いたカフェは小吃店スタイルのオーダー方式だったのですね。

      日本であれば、接客から支払いまでの流れが店の雰囲気で何となく分かることが多いですが…
      台湾も含めた外国では、どこに座るのか、セルフスタイルなのか、会計はいつするのか、などなど戸惑うことも多いものですね。

      話は逸れますが、小吃店や早餐店などではお客さんの出入りが激しいですので、下記のようなことがよく起こります。

      1)席が空いていたので注文表に席番号を記入する
      2)カウンターに注文表を持っていき支払いを済ませる
      3)席に戻ると別のお客が座っている

      すでに注文表には席番号を記入してしまっているので、申し訳ないですが~と言って退いてもらう。
      大体の場合は、こちらの言いたいことを察して退いてくれます。

      上着でもあれば、椅子に掛けておけば、席を間違って横取りされることはないのですが…。

  2. Tomo より:

    MARS は高雄で大好きなお店です。
    この画像を見て頂ければ、わかると思います。
    https: //rainieis.tw/mars-cube/

    あと、高雄のAPFELさんのブログですが、
    高雄の飲食店紹介では、ナンバーワンブログだと
    思っています。これもご参考にご紹介します。
    https: //ameblo.jp/takao6523/

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