台湾の信号機は「小緑人」が特徴-日本と同じ点と違う点は?

台湾の信号機は基本的には日本と同様ですが、少し特徴的で面白く、視覚的にも分かり易いです。今回は台湾の信号機について台湾現地からレポートします。

 

台湾の信号機と日本の信号機

日本の信号機は赤・青・黄色の三色ですね。色の順番は右から、どのような並びになっているか分かりますか。右から「青・黄・赤」の並びですね。それでは縦型の信号の場合の色の配列はどうでしょうか? 意外にも、上から「赤・黄・青」の順番になります。一番目立つ上に赤色のシグナルがあります。

話は逸れますが、日本では信号機の色は青色ではないのに緑色と言っているのはなぜでしょうか? 子供から理由を聞かれたら、どのように答えたらいいのでしょうか? 実際に色は緑色なのに「青」と言っているのは矛盾していますね。

調べてみると、これには諸説あり、コレと決まった理由があるわけではないようですが、下記のようなことが原因だとされています。

  • 言葉の慣習として緑色のものを「青」と表現する(青菜、青葉、青野菜など)
  • 科学的に赤と青が対極にある色とされている
  • 1930年に信号機が始めて設置された当初、新聞で「青」信号と掲載された

それでは、台湾の信号機は、どのようなものでしょうか?
信号機のことを台湾では中国語で「紅緑燈」(Hónglǜ dēng)と言うように、赤色と緑色と認識されています。台湾でも、日本と同様に、信号機の色は赤色・緑色・黄色の三色です。

ところが、台湾と日本の信号機では異なることを見つけてしまいました。信号機の色の並びの順番が違ったのですよ! 上記の通り、日本の場合は左から「」ですが…。

下の画像は台湾の街の様子と信号機

 

上の画像のように、台湾の場合は左から「」の順番になります。日本と台湾の信号機では色は同じですが、赤と青の並びが逆になっています。

 

台湾の信号機の特徴とは?

左折と右折のシグナルが表示される信号機が多い

上の画像ではシグナルランプが5つありますが、右から「赤・黄・青・左・右」の表示になっています。このように、台湾では、左折や右折の信号シグナルが多いのが特徴です。

信号のシグナルが変わるまでの秒数が表示される

台湾では、信号のシグナルが青→赤、あるいは赤→青に変わる残り時間の表示がされる信号機が多いのが特徴です。特に、歩行者信号の場合は、ほとんど全ての信号機に青→赤に変わるまでの秒数が表示されます。

歩行者信号では「小緑人」が歩く速度が変わる

 

台湾の信号の最大の特徴は「小緑人」です。歩行者信号で青の時には上の画像のように、緑色の人型のシグナルが歩くように表示されます。そして、上には残りの秒数が表示されます。そして、残りの秒数が少なくなると、小緑人の歩く速度が早くなり、小走りになります。

この小緑人の信号機は一目見て、誰でも感覚的にすぐに分かり、老若男女、外国人であっても視覚的に非常に分かりやすいのが特徴ですね。日本も、このような柔軟な発想で、信号表示を変えると、外国人にはやさしい社会になりそうです。

ちなみに、小緑人の信号機表示は台湾人が発明したそうです。台湾の学生に台湾で発明されたものを聞くと、ほぼ必ず提示されるくらい台湾では有名な話のようです。

 

台湾にはバレンタインにプロポーズする信号機がある!

2018年2月14日、各メディアに取り上げられましたが、台湾にはバレンタインデーにちなんで、上記の小緑人がプロポーズする歩行者用の信号機が話題になりました。

台湾の歩行者用信号に登場する人の形のシルエット、通称「小緑人」。14日のバレンタインデーを前に、小緑人が彼女にプロポーズをする姿が写し出される新バージョンの信号機が13日、南部・屏東県で正式に供用開始された。供用式に出席した潘孟安県長は、プロポーズの動きを表現した信号は世界で唯一だとし、多くの若者に屏東で家庭を築いてもらうきっかけにできればと話した。

参照元:中央通信社

 

その後の小緑人…なんと子供ができてパパになった!

2018年5月9日の報道で、上記の記事にあるようにプロポーズした小緑人の子供が出来てパパになった話題になっています。

アレッ! 2月にプロポーズして、5月に子供ができたということは…、プロポーズから子供ができるまでの期間は3ヶ月だけということ。

これは現代の台湾社会の風潮を映し出しているということなのでしょうか?

それにしても、台湾のこのような行政のあり方は、のほほんとしていて面白く、いいなと思います。

日本では中央官庁の規制が厳しくて、このような自由は発想や地方政府の行動は許されないだろうな。

コメント

  1. tomo より:

    桃園・高雄⇔沖縄

    台湾からの買い出しに最も適しているのがこの路線だと
    思います。調べると、沖縄でも以下の内容が便利です。
    1.アマゾンのプライムの商品は、沖縄でも送料無料。
      但し、アマゾンが発送する商品のみ。
      ユニクロ等も安く買える。
    2.空港から一駅、沖縄ビューホテル ゆいレールで
     一駅、110円、7000円ほど。
     近くに24時間スーパーが有り、スーパーユニオン赤嶺
     色々買って帰れば良い。
    3.安い航空券は、桃園を18:00以降出発、
      翌日 午前中に沖縄を出発。
    4.安い航空券を見るコツ。
      スカイスキャナーで月全体の料金を表示。
      往復 1泊2日で3800NT 込みこみの 
      チケットが1か月で数日ある。

    タイガーエアーのマカオも日帰りで安いですが、やはり
    沖縄の往復の方が日本の物が買え、便利です。
    大したものは要らない。調味料、カレー粉、歯磨き後
    歯間ブラシのような物です。

      

    • いいぞっ より:

      コメントと情報ありがとうございます。
      ビザラン&買出しの場合は台湾⇔沖縄は航空機の飛行時間も短時間で良さそうですね。
      ラーメンが食べたくなった時には福岡、味噌煮込みうどんが食べたくなった時には名古屋、お好み焼き&たこ焼きが食べたくなった時には大阪…。
      長く台湾に滞在していると、日本食が食べたくなるかもしれません(笑)。

      ビザランで直ぐに滞在国に戻る場合の一時帰国時の買い出しに関する下記記事を投稿しました。
      一時帰国した時の買い物はコンビニで受け取りかホテルへの配送が便利

  2.  Tomo より:

    アマゾンも、今は、1ヶ月だけ、プライム会員になって、
    欲しいものをホテルに届けておいてもらい、そのダンボールのまま、
    飛行機に積み、台湾に帰る、
    余計な超過料金は、極力避ける、、

    ホテルも夫婦二人で、シングルに6000円、寝袋持参、
    沖縄ビューホテルには二人で、シングルのプランあり、
    朝食込み

    子供は、3ヶ月に1回、定期定に会うのは、難しいですね
    子供は、自分の人生を歩いていきますから、邪魔をしないように
    しないと

    • いいぞっ より:

      コメントと貴重な情報、ありがとうございます。
      面白いトピックですね。後日、何らかの形で記事に出来たらと思います。

  3. tomo より:

    彼女のブログ、見ましたけど、凄いですね。
    何よりもアカデミックです。
    彼女が綺麗で、かわいいということよりも、
    この台湾への理解度が素晴らしいと思います。

    あい子の台湾チャンネルブログ

    https: //www.aikointaiwan.com/

    • いいぞっ より:

      コメントありがとうございます。
      ここ2日間くらい、体調が悪く(風邪だと思われますが)、現在、台湾や日本で拡散している「は」の付く伝染病に感染したのかと思いました。感染していた場合はブログ記事のネタにでもしようかと思います。

      あい子さんの動画は以前、何度か見たことがあります。勉強熱心な方ですね。
      既婚だというのが残念です(笑)。

  4. tomo より:

    大丈夫ですか?
    私は、会社で月末業務が忙しく、対応しましたが、
    5/2は高齢の父の面倒を見に東京から関西に帰ります。

    小さな金額ですが、いつも以下のことを矛盾に感じていました。
    台湾から日本に帰る際、スーツケースはガラガラ、
    それは日本から台湾に戻る際、いろいろ買い、荷物が増えるから。
    それでも、最低、15kgの荷物費用を払わないと、
    カラのスーツケースを持って帰れない。

    それなら、機内に二輪のキャスター付の荷物を載せるタイプを
    持ち込み、帰りは段ボールで機内預けすれば良いですね。

    台湾の中は宅急便で送るか、キャスター2輪にゴムバンドでくくりつけ、
    持って帰っても、構いません。
    段ボール箱は、一回限りなので、大丈夫ですよ。
    心配なら、ガムテープでスミを補強すれば良いと思います。

    お身体、早く良くなりますように。

  5.  Tomo より:

    参考記事、ありがとうございました、
    素晴らしいご紹介ですね、
    感謝、

    あと、アマゾンで、日々、次に日本に帰った時は、これを買おうと、
    メモして、それだけ、買うほうが節約になるように思います、 余計なものは、買わないほうが。

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