台湾で油がダメなら【燙青菜】がおススメ!サッパリ茹で野菜の種類は?

台湾旅行や台湾の長期滞在で楽しみの一つは美味しい食べ物をたくさん食らうことが出来ることではないでしょうか。

特に、日本の和食とは異なる台湾料理や台湾グルメは種類が多いため、小吃や夜市では食べても食べても食べきれないものです。

ところが、暫らく油っこい台湾グルメばかり食べていると肥満の原因にもなりますし、何よりも台湾ではどの食べ物も油を使っているものばかりなので、特に胃が弱い方は体調を崩す原因にもなるかもしれません。

よほど油好きな人でなければ、2ヶ月~3ヶ月も台湾グルメばかり食べていれば、油っこい料理に飽きてしまい、日本のサッパリとした料理を食べたくなります。

そんな時に台湾の小吃店でも提供されていておススメしたいのが「燙青菜」です。今回は台湾小吃の定番の一つである燙青菜の種類と味などについて簡単にご紹介します。

 

燙青菜とはどんな食べ物?

燙青菜(Tàng qīngcài)は中国語が分からない人でも文字の雰囲気から何となく分かるかもしれませんね。燙青菜は熱湯で茹でて湯通しした野菜(=青菜)という意味です。

野菜とは言え、ほとんどの場合は、葉物野菜をラーメン屋さんが麺を茹でる時に使う「めんあげ」ザルに入れて、1分~2分ほど湯通ししただけのシンプルな料理です。

燙青菜の味付けはお店によって異なりますが、多くの場合は、豚足などを煮詰めた時などに出来る肉醤油ダレを使っています。

台湾では肉料理には八角を使うのが定番ですので、八角のニオイが嫌いな方やサッパリとした味付けの野菜を食べたい時は、店員に言えば、醤油ダレをかけないで提供してもらえます。

あるいは、お店によっては独自の肉醤油ダレを使わずに、台湾特有のドロッとした甘みのある醤油ダレの醤油膏をかけて提供しているお店もあります。

その他には、ただ茹でただけの野菜を盛って提供しているだけで、店内の調味料を自由に自分で調合して食べる場合もあります。

サッパリとした野菜を食べたい時には、肉醤油ダレなどをかけずに、自分で醤油やお酢で味付けして食べるのもいいでしょう。

日本人としてはサッパリ食べたい時には持参したポン酢を軽くかけたり、マヨネーズ好きの人はサラダ感覚で野菜を食らうのも良いでしょう。

台湾のローカル食堂での燙青菜の一皿の値段は30元程度ととてもリーズナブルですので、サイドメニューとして注文することが多くなります。

 

台湾で提供されている燙青菜の野菜の種類は?

燙青菜はお店によっても扱っている野菜が異なりますし、季節によって旬の野菜を扱っていたりして、特に決まっていないのが実情です。

そのため、一種類しか提供する野菜がない時には、特に指定する必要はありませんが、何種類か野菜がある場合は、店員からどの野菜にするか聞かれます。

そこで、台湾の小吃店で年間を通して、燙青菜の材料として使われている野菜の定番を5つほど紹介します。

 

空心菜の燙青菜

空心菜(Kōngxīncài)は日本でも偶に食されることがありますが、台湾では燙青菜としては最も人気があり定番中の定番です。茹で方にもよりますが、一般的にはサッと茹で上げた空心菜の燙青菜はシャキシャキしていて食感もよく美味しいです。

 

サツマイモの葉の燙青菜

サツマイモの葉は台湾では中国語で地瓜葉(Dìguā yè)と呼ばれています。サツマイモの葉は日本ではあまり野菜としては食べられていませんが、台湾では炒め物や燙青菜の食材としては欠かせないものです。甘みがあるかというと、そうでもないのですが栄養価が高そうですね。

 

レタスの燙青菜

台湾ではレタスは加熱して食べることの方が多く、台湾では加熱用レタスは中国語で「A菜(A cài)」あるいは「大陸妹(Dàlù mèi)」という呼び方をしています。

どちらもレタスですが、葉が巻いているかいないかで呼び方を変えているようです。このレタスは生で食べると少し苦味がありますが、加熱するとシャキシャキとした食感を楽しむことが出来ます。

 

キャベツの燙青菜

キャベツは台湾では中国語で高麗菜(Gāolí cài)と呼ばれています。キャベツの燙青菜は上記の緑色の葉物野菜が不足している時に提供されているイメージです。キャベツの温野菜といったところです。台湾のキャベツも茹でて食べると甘みを楽しむことが出来ます。

 

ほうれん草の燙青菜

ほうれん草は台湾では中国語で「菠菜(Bōcài)」と呼ばれています。日本でもほうれん草の御浸しや和え物は和食の定番ですが、台湾でも燙青菜として茹で野菜として食べらています。日本の御浸しよりも湯を絞っていないため、ちょっと水っぽいかな…。

 

燙青菜の定番は以上ですが、私が最も好きな燙青菜は日本ではあまり見かけない「龍鬚菜」(季節限定?)です。その他にも「日本では見かけない珍しい野菜が台湾では豊富」ですので台湾旅行の際には、台湾野菜のグルメを楽しんでみてください。

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