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テレフォンアポインターの経験から分かった仕事内容と現場の実態

   

テレフォンアポインターのアルバイトの仕事をした経験から知ってしまった、仕事の特徴と業界の実態をレポートします。いろいろな仕事を経験した中でも、自分にとって最も適性がないと感じた仕事の一つでした。

テレフォンアポインターとは、電話を通して商品やサービスをお客様に紹介する業務をしている、テレマーケティング会社での営業職の一つでテレアポとも言われています。一般的には、電話番号リストを基に、電話での勧誘マニュアルに従って、次から次へと電話を掛けていく仕事になります。

私は約1年間程度、アルバイトとしてテレマ会社で働いたことがあります。その会社は、IT関連サービスを勧誘販売する会社でした。この仕事を通じて、分かったことは、テレアポの仕事は仕事内容から人により適性がハッキリするということでした。

私はあまり得意とする仕事ではありませんでしたが、人によって比較的楽しそうに、高い給料を稼いでいた人もいました。このお仕事に関心があり、どうしようか悩んでいる方の参考になるように、仕事内容と業界の実態について簡単にご紹介します。

 

テレアポの仕事の面接から採用決定までの流れ

テレアポの仕事は、日本語さえ出来れば誰でも出来る仕事で、特別なスキルや知識が必要なわけではありません。と言うのも、正社員として勤務する場合でも、派遣社員やアルバイトとして働く場合でも、現場で仕事を始める前には、必ず研修が設けられているからです。その研修では、会社内の講師スタッフがその会社が扱う商品やサービスの専門知識と実務的な電話対応についての会話をロールプレイで何度も学ぶことになります。

実際に、私が受けた研修では、3日間程度の期間で朝から夕方まで缶詰状態で研修を受けました。最後に、研修で習得した専門知識のペーパーテストと電話対応をロールプレイをして合否が決められるという流れでした。その研修を受講すれば、ほとんどの就業希望者は合格できますが、あまりにも物覚えが悪い人や社会人として不適格と思われるような方は不合格になる人もいました。

そして、研修が終了し最終的に合格できた人は、私が受講した時には、面接合格後の受講者25人程度の内、研修期間の途中で脱落して行った方と不合格になった方が3名ほどいましたので、9割くらいの方が、研修後に採用となりました。そして、研修直後に、テレアポの職場見学かと思っていたのですが、早速いきなり30分程度でしたが、現場でテレアポの仕事をするように指示されました。

実は、これが最終テストだったというわけです。つまり、実際にお客さんに電話を掛けてみて、今後その仕事が続けられるかを自ら判断する機会を設けてもらったことになります。最初は、テレアポ未経験者(私も含め)のほとんどの方が、かなり緊張していました。そして、働く意思がある方は、希望する勤務日を提出して、採用決定という流れだったと記憶しています。

 

テレアポの仕事内容と仕事の流れ

テレアポの仕事内容は、上述したように、全く知らない面識のないお客さんに、片っ端から電話をし続けることでした。テレアポ未経験者は、最初の内は、会社で用意されている電話対応マニュアルをひたすら一字一句間違えないように、電話越しに読み上げていくだけです。

電話を掛けても、半分以上は、留守か不在のため留守電に繋がるパターンです。そして、偶に電話が繋がったとしても、ほとんどの方は、無言で電話を切る(ガチャ切り)か、冷静に必要ない旨を一言言って断られるパターンのどちらかです。

そのため、電話対応マニュアルを最後まで読み上げることはほとんどないため、毎回、最初の5行くらいを読み終える程度で終わってしまいます。その結果、最初の5行くらいの会話のマニュアルは直ぐに覚えてしまうという有様です。一方、テレアポ実務経験者や何年も同じ業界でテレアポをしているベテラン社員はマニュアルなしで、仕事を進めることが出来ます。

そして、奇跡的にも最後までマニュアルを読み終えるまで行った場合は、最後にクロージングの会話をして、お客さんに商品やサービスの購入や契約の意思表示をしてもらいます。ここまで出来て、初めてテレアポの成果として見做されます。ただし、実際には、その後に、別部隊(営業担当クローザー)がバックオフィスに待機しており、再度確認の連絡を入れ、商品やサービスの案内をして、契約内容の確認をして、初めて成果の確定になります。

テレアポのアルバイトの場合は、勤務日や勤務時間は完全に自由で事前申告制で、1ヶ月に1回、自己申告で勤務日と勤務時間を申請していました。ただし、1週間に3日以上の勤務日数や一定以上の勤務時間が必須などの細かい規定はありました。仕事柄、夕方からの勤務や土日祝日の勤務が歓迎されていました。

勤務時間中は、1時間毎に10分程度の休憩があり、基本的に、その時間中は拘束されるため、勝手に席を立ってトイレに行ったり、おしゃべりをしたりすることは許されないため、半強制的にロボットのように営業電話をし続けることになります。私が勤務した会社は休憩時間(1時間毎の10分間)も給料から引かれることなく有給扱いでしたので、まだ良心的でした。

電話をしているように装って、サボることは出来るのか?
基本的に、電話での会話は全て録音されており、グループリーダーという方たちは、いつでもスタッフの会話を聞くことが出来るようになっています。そのため、電話をしないでサボっていると、すぐにバレてしまいます。また、基本的に、電話を切ると自動的に次の電話が自動発信される仕組みになっています。そのため、自動発信の機能を自分でOFFにしない限り、永遠と自動的に電話が発信されていきます。

 

テレアポの仕事の特徴とメリット・デメリット

テレアポの仕事も電話販売の営業になりますので、お客さんから感謝されることもあれば、電話勧誘が嫌いなお客さんからは厄介がられます。そんな中でも、テレアポの成果、つまり自分の契約数が多くなればなるほど、仕事は楽しくなります。

ちなみに、正社員の方の給料形態は、歩合制のようでしたので、営業成績の良い方は8桁の年収を稼いでる方もいるようでしたが、全く営業成績を残せない方は、自ら退職して行っているようでした。私が勤務していたテレマ会社は、「UP or OUT」感がかなり強い雰囲気の会社でした。

アルバイトの場合の給与体系は、最低賃金は1,000円で固定でしたが、月に何本契約を取ったかによる営業成績により、翌月の時給が上がったり下がったりする給与システムでした。ほとんどのアルバイトは、時給1,000円で働いていました。それでも、経験豊かで適性の高い方は時給2,500円以上で働いている方も数名はいました。

このアルバイトのメリットといえば、夏でも冬でもエアコンの効いた室内で、ずっと椅子に座って仕事が出来るため、肉体労働などの体力的に疲れる作業がないことかもしれません。また、待遇面では、テレアポによる契約本数次第では、アルバイトであっても月収50万円以上の高収入を稼ぐことも不可能ではないことです。

また、勤務条件については、比較的融通が利くため、夕方からの勤務が可能ですし、土日祝日などの時間がある日に兼業をすることも出来ます。(ただし、あまりにも営業成績が悪い場合は時間的自由も認めてもらえない場合もあり・・・暗に自主退職を促される場合も)

その反対に、テレアポの仕事のデメリットは、勤務中では時間に拘束されている感覚と電話の自動発信機能による勤労のロボット感が半端なかったことを覚えています。ひたすら雲を掴むかのように、人海戦術で購入してくれる顧客を探し求めて、電話をし続けなければならない圧迫感が強かったです。

そして、偶には電話で商品やサービスの案内をしているだけなのですが、電話勧誘に拒否感が強いお客さんはケンカ腰でクレーマーのように突っ掛って来る方もいました。この場合は、クレーム事故にならないように、一方的に謝って早々に電話を切るか、納得してもらうまで謝るか、いづれにしても謝るのみです。そのようなお客さんが多くなると、精神的負担も重くなります。

職場環境に関しては、出社後は基本的には、電話をしているだけですので、人間関係の煩わしさに悩まされることはありませんでした。と言うより、なぜか勤務中は一緒に働いているアルバイト同士の交流は出来るだけ控えるようにとのグループリーダーから指示があったりしました。

 

テレマーケティング会社で働いて分かった闇の世界

ここからは若干グレーな話になりますが、テレマ業界の闇の部分について少しだけ紹介します。まず、初めにテレマ会社で働いている方たちのことですが、基本的に会社幹部から入社して間もないスタッフまで正社員の年齢層は比較的若い方たちばかりです。男女比では、正社員は圧倒的に男性の方が多かったです。それでも、アルバイトは老若男女様々で、主婦の方、定年退職した方、兼業の方など本当に様々な方たちがいました。

テレアポの正社員の勤務実態は、聞いたところによると、午前中8時に出社して、夜10時以降に退社するというものでした。つまり、会社での拘束時間は14時間くらいです。その内、お昼休みは1時間ですので、実働時間は12時間から13時間です。その間、ずっと電話を掛け続けなければならないようです。「電話が友達」くらいの気持ちがないと長期間は務まらない仕事のようでした。

ここからは、少しグレーな闇の部分ですが、テレマ会社は法務局に登録された株式会社で実名の会社名がありましたが、実際には、その会社名を名乗らずに別の会社名のようなネーミングを使って営業をしている場合もありました。「○○○代理店の~ですが・・・」あれっ!全く会社名を名乗ってないな!これは大丈夫なのか!?

テレマは電話を通して営業をしているわけですので、営業には若干の嘘に近いことを言わざるを得ないことは分かりますが、根本的にお客さんの立場に立っていないような嘘に近いことを言わなければならない時には、やはり少し罪悪感を感じました。逆に言えば、このような事に対して、お客様の立場に立ったアドバイスをしていると考える方は営業好きな人材なのでしょう。このような点で、私はあまり営業向きの人材でもなければ、まして電話のみを介した営業であるテレアポ業界には適していないのだろうと思い始め、約1年間のテレアポのアルバイトに終止符を打ちました。

 

テレフォンアポインターのお仕事を希望される方へのアドバイス

テレアポの仕事を通して、この業界について私が感じたことは、そのテレマ会社がどのような商品やサービスを扱っているのかということは非常に重要だと思いました。勤務する時点で、最も売れている商品やサービスを扱っているのであれば、多少、仕事に適性がなくても、会社の指示通りに電話を掛けていれば、そこそこ営業成績は残せると思います。そうなれば、正社員でもアルバイトでも高収入を得られるのではないでしょうか。そのため、今の時代に即した商品やサービスなのかどうかを判断することが重要ですね。

また、どのような顧客リストを基にして営業を掛けているのかについても、契約件数の成果を挙げる上で重要ですが、これは勤務する前には分からないことですし、入社後でも守秘義務があり教えてもらえないかもしれません。一度、私も勤務し始めた後に、正社員スタッフに聞いたのですが、最後まで顧客リストについては極秘情報のようで教えてもらえませんでした。ターゲットが絞られた、営業をする上で良質な顧客リストであれば、成果に反映される可能性も高くなります。

世の中には、様々なテレマーケティング会社が存在しますが、ブラック企業と称されるような会社で働くことになれば、その後トラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。そのため、応募や面接の際には、入社後の自分の権利を守るために勤務条件など詳細を必ず確認しておくべきです。

ところが、面接時には給料や勤務時間・残業あるいは休暇・休憩時間などの細かな労働条件などは、自ら聞きにくいものです。そのような理由で、テレアポのお仕事をする場合でも、アルバイトとして応募するよりも、派遣会社に登録して派遣スタッフとして働けば、派遣会社のエージェントやスタッフが聞きにくいことも代わりにしてくれます。また、働くための手続きなども全てしてくれるため、安心して働くことが出来ます。勤務後も何か問題があれば、派遣会社のコーディネーター・スタッフを通して話をすれば相談も気軽に出来ることでしょう。

また、私の実感としては、アルバイトとして働くよりも、派遣スタッフとして勤務する方がお給料の時給も少し高い印象です。それに、勤務期間が長くなれば、社会保障を受けることも有給休暇を受けることも可能です。もし、テレアポの仕事をするのであれば、下記のような実績のある信頼できる派遣会社を通して、働くことをおすすめします。
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