台湾-日本発着便の受託手荷物|重量・サイズと超過料金は?

台湾と日本間の航空会社各社の受託手荷物のサイズ、制限重量、料金についてのレポートです。

基本的に、受託手荷物の料金は、JALやANAなどのフルサービスキャリアの場合は航空運賃に含まれていますが、LCCの場合は航空運賃とは別途料金の支払いが必要です。

各航空会社により受託手荷物の制限や料金の扱いが異なりましたので、一般的な情報を中心に簡単にまとめました。

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受託手荷物と機内持ち込み手荷物の違い

受託手荷物とは、「お預かり手荷物」とも呼ばれる通り、空港のチェックインカウンターで預ける大型旅行カバンなどの旅行客の手荷物のことです。

それに対して、機内持ち込み手荷物は、飛行機に搭乗する時に持ち込むことが許可された小型旅行カバンなどの手荷物のことです。

航空会社各社の機内持ち込み手荷物のサイズや重量の違いや注意点などは、下記の記事にまとめていますので、ご参照下さい。

機内持ち込み手荷物を確認!台湾旅行への航空会社各社まとめ

 

フルサービスキャリアとLCCの受託手荷物の扱いの違い

受託手荷物について注意しておくことは、サイズと重量です。フルサービスキャリアとLCCでは料金の扱いが異なります。

航空運賃に受託手荷物の料金が含まれているフルサービスキャリアの場合は問題ありませんが、LCCの場合は受託手荷物のサイズや重量により料金が決まり、各自必要に応じて手数料を支払うことになるため注意が必要です。

また、受託手荷物が有料のLCCの場合は、旅行当日前に申し込むのと当日空港のチェックインカウンターで申し込むのとでは料金が異なり、事前にインターネットで申し込んでおけば、料金は比較的安く済みます。

 

台湾-日本間発着便LCC航空会社各社の受託手荷物の料金一覧

航空会社最安重量最大総重量計量間隔一人当たりの制限
ジェットスター2,300円
/15kg
4,500円
/40kg
5kg毎重量制限あり
個数制限なし
ピーチ2,800円
/20kg
14,000円
/100kg
20kg
/個
100kg/5個まで
タイガーエア3,000円
/15kg
7,800円
/40kg
5kg毎重量制限あり
個数制限なし
バニラ0円
/20kg
16,000円
/100kg
1,000円
/5kg
重量制限あり
個数制限なし
※バニラエアの受託手荷物は20kg/人までは無料

上記の料金一覧の前提は下記の通りです。

  1. 最も安い運賃を利用し受託手荷物が有料の場合の料金
  2. インターネットで事前予約した場合の料金
  3. 2018年10月28日以降の料金

ジェットスターの受託手荷物の料金

ピーチ航空の受託手荷物の料金

タイガーエアの受託手荷物の料金

バニラエアの受託に手荷物の料金

 

各LCC航空会社の受託手荷物の重量による料金体系を知ろう

上表の通り、バニラエアは一人あたり20kgまでは無料で受託手荷物を預けることができます。それ以外のLCC航空会社の場合、受託手荷物は有料での利用となります。

LCCでの受託手荷物の料金は各航空会社により異なり、ジェットスターやタイガーエアは15kgからの利用、あるいはピーチ航空は1個あたり20kgの重量制限というように、各航空会社により受託手荷物の料金計算は重量により異なります。

LCCの受託手荷物はいずれの航空会社も重量により計算します。サイズに関しては、特殊な荷物でなければ、多くの旅行用スーツケースは超過することがないでしょうが、ダンボール箱などの場合は旅行前に計測しておけば安心でしょう。

その航空会社にも共通した受託荷物に関するルールは、1個あたりの受託手荷物は32kgを超過してはいけませんので注意しましょう。受託手荷物の1個の重量が32kgを超過する場合は、個数を2つに分けてパッキングしましょう。一般的には、LCCの場合は重量制限はありますが、個数制限はありません。

例えば、ジェットスター航空を利用して40kgの受託手荷物を予約した場合は、パッキングは下記のように個数制限がないため、合計40kg以内であれば問題ありません。

  • 合計重量40kg : 20kg/個 + 20kg/個
  • 合計重量40kg : 32kg/個 + 8kg/個
  • 合計重量40kg : 10kg/個 + 10kg/個 + 20kg/個

 

フルサービスキャリアの受託手荷物の扱いと超過料金を知ろう

航空会社手荷物個数重量制限3辺合計個数超過重量超過
JAL2個まで23kg203cm10,000円
/個
6,000円~
ANA2個まで23kg158cm10,000円
/個
6,000円~
中華航空個数制限なし30kg--15ドル/kg
エバー航空個数制限なし30kg--15ドル/kg
キャセイ個数制限なし20kg203cm-20ドル/kg

受託手荷物に関して、日系航空会社の日本航空(JAL)と全日空(ANA)は、ほぼ同じ扱いになっています。一人あたり23kg/個の手荷物を2個まで預けることができます。

それに対して、台湾系航空会社(中華航空とエバー航空)と香港系航空会社(キャセイパシフィック航空)は、個数制限はなく、重量制限を設けています。

やはり、日系航空会社の方が受託手荷物については、総重量を勘案するとサービスが優遇されていることが分かります。

台湾-日本間の旅行であれば、それ程多くの荷物になることはないと思いますが、注意すべきことは超過料金の計算です。

日系航空会社2社の場合は、個数超過の場合と重量超過の2つの制限があります。つまり、重量が軽くても、受託手荷物が3つ以上になってしまった場合は、超過料金が必要です。

逆に、受託手荷物は2個以内の場合でも、重量が23kg/個を超えてしまった場合は、超過料金が発生するということになります。

その点では、台湾系および香港系航空会社の場合は、シンプルに個数制限はなく、重量のみで計算されます。

各航空会社の規定により、20kgあるいは30kgを超過した場合は、1キロ当たり15米ドルあるいは20米ドルの超過料金が発生しますので注意しましょう。

いずれにしても、フルサービスキャリアを利用する場合は、受託手荷物が超過した場合は非常に高い費用が発生しますので、十分注意しましょう。

 

旅行用スーツケースはどうする?カバン選びのポイント

受託手荷物として預ける旅行用スーツケースはどのようなものが良いのでしょうか?

これから旅行カバンを購入する予定の方は、旅行日数に合ったサイズの旅行カバンを選ぶことをおすすめします。

ただし、旅行カバンは何度も使用するものですので、旅行日数にはあまりこだわらず、最も使用頻度が高そうなサイズを選ぶ方がよいかもしれません。

また、特にショッピング好きな方は、帰国時にはお土産などで荷物が想定以上に多くなることを考えて、少し大きめのスーツケースを選ぶこともポイントです。

下記に、旅行日数を基準にした場合のカバンのサイズの目安を載せておきますので参考にして下さい。

サイズ旅行日数容量ポイント
S2-4日30-40L短期旅行や出張用
国内旅行でも利用可
機内持込手荷物も可
M5-7日55-75L最も利用頻度が多い
1週間以内の旅行に最適
バックパックとの併用も
L7日以上80-105L1週間以上の旅行用
カップル2人での利用も
収納時には重量に注意

次に、旅行カバンの大きさ以外のポイントについて考えてみます。ポイントは以下の3点です。

  • 軽さ
  • 強さ
  • 価格

受託手荷物の重量制限を考慮すると、スーツケースは出来るだけ軽量のものがよいでしょう。重量が重いスーツケースを使用すると旅行をする度に、その重量分の手荷物料金を払っていることになりますので、旅行をすればするほどコスパが悪くなります。

また、空港での受託手荷物としての旅行カバンの扱いは、特に海外では粗雑に扱われますので、壊れるかもしれないことを考慮して、出来るだけ丈夫な素材のものを選びましょう。

特に、スーツケースのキャスター(車輪)は消耗品そのものですので、出来るだけ耐久性のあるしっかりしたものを選びましょう。また、雨などに濡れることを考えると、ハードケースの方がよいでしょう。

最後に価格ですが、「安物買いの銭失い」は避けましょう。かつて、私は4,000円程度の安いスーツケースを買い、3回目の使用で荷物の詰め込みすぎにより内側ポケットが破れ、キャスターのゴムも裂けてしまったという残念な記憶があります。

決して価格が高いスーツケースを選ぶ必要はありませんが、コスパの高いスーツケースを選びましょう。

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